そりゃひどすぎる…というニュースがあったので、記録していました。
●いじめに加担どころか率先していいじめる教師
50代担任、児童をいじめ 体かく動作をまねてからかう:朝日新聞デジタル 伊沢健司、高橋尚之 2015年6月12日05時11分
福島県郡山市の市立小学校の高学年の男子児童が担任の50代男性教諭からいじめを受けていたことが11日、学校や保護者への取材でわかった。教諭はほかの児童がいる前で肌が弱い男子児童が体をかく動作をまねたり、からかうような言葉をかけたりしていた。学校側はいじめを認め、保護者に謝罪の文書を渡した。
学校によると、教諭は昨春から複数回にわたり、男子児童が体をかいたり、質問されて言葉に詰まったりする様子を授業中にまねていた。体をかかないときも「今日はしないのか」と声をかけたという。
これを見た同級生の女子児童がストレスを感じ、今年4月にカウンセリングを受け始めた。女子児童の親が5月22日に、男子児童への行為について学校に抗議すると、教諭はいじめにあたると認めた。
いじめに加担する先生、生徒らといっしょになって笑う先生のニュースというのは、残念ながら結構あります。ただ、男子児童の父親が「担任が率先して子どもに嫌がらせするなんておかしい」と話しているように、率先して行うというのは、さすがにあまり聞きませんね。
●基本的なところからおかしな教師
男子児童は肌が弱かったとありました。根本的にズレていると感じたのが、教諭が「(体のことを)知っていればやらなかった。昨年11月の面談で肌が弱いことを保護者から聞いたのでやめた」と話していることです。
これは、肌が弱くない児童であれば、"体をかく動作をまねたり、からかうような言葉をかけたり"することが、許されると思っているということです。
また、"今月1日、教諭は「先生は(男子児童を)いじめているか」とクラス全員に尋ね、何人かに答えさせ"たというのもよくわからないですね。いじめていたのはあなたでしょ?という…。
●わいせつ事件も多い教師
教師の話題と言うと、わいせつ事件もしょっちゅうあります。
中1・小6少女にしつこく「裸を送れ」教諭逮捕 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 2015年06月24日 15時47分
愛知県警は23日、群馬県伊勢崎市、同市立中学校教諭の男(26)を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造、公然陳列)の疑いで逮捕した。
発表によると、男は1月頃、18歳未満と知りながら、大阪府の当時中学1年の女子生徒と埼玉県の当時小学6年の女子児童に上半身裸の姿をスマートフォンで撮影させ、その画像と動画を無料通話アプリ「LINE(ライン)」で自分のスマートフォンに送信させた疑い。調べに対し、「女子児童からは19歳と聞いていた」と容疑を一部否認しているという。
男と女子生徒らはLINEの同じグループのメンバーで、女子生徒らは「『裸を送れ』としつこかったので仕方なく送った」と話しているという。
●教師の犯罪が多いのではなく、報道されやすいだけ?
警察官なんかもそうですが、これは公務員の不祥事が報道されやすいせいで多い印象があるという不幸な面もあります。
また、教師や警察官は本来生徒や市民の模範とならないといけないのにまるっきり逆というおもしろさのために、マスコミが報道しやすいというのもあるでしょう。教師の方々にとって気の毒な面もあります。
しかし、そうは言っても、学校の先生がいじめやわいせつ行為が許されるわけではないという点は変わりません。被害者や被害者の保護者だけでなく、そういう先生に教わる生徒や生徒の親からすれば「許されない」のは当然だと言えます。過去に不祥事を起こした先生に「是非うちの子どもを見てもらいたい」という親はいないでしょう。
報道されやすいというのは不幸なことではありますが、叩かれてるのもやむを得ないところがあります。
わいせつで処分の教師 2013年度は過去最高205人で免職117人 NEWSポストセブン / 2015年5月26日 16時0分
26年間にわたってフィリピンで買春を繰り返し、のべ1万2000人以上と性行為に及んだ横浜市立中学校の校長(64)が逮捕されたことは大きな波紋を呼んだ。「人数」こそ特殊だが、同じようなわいせつ教師は全国にうじゃうじゃいる。
新年度がスタートして間もない4月29日、東京都台東区の区立駒形中学校校長(59)が20代女性のアパートの部屋に侵入しようとして、住居侵入未遂の疑いで逮捕された。同校長は帰宅途中の女性の後をつけて部屋の扉を開け、女性の悲鳴を聞いた通行人に取り押さえられた。「女性と帰る方向が一緒で、興味があった」と容疑を認めた。
●体罰教師もなくならない
なお、教師を叩く話になると、教師=左翼という偏見を持った方が喜ぶ傾向があるのですが、日教組の加入率はかなり低下しているだけでなく、自民党を支持する教師団体があるなど、保守派的な性格の先生も多くいらっしゃいます。
そういうむしろ保守寄りな悪い行動の典型が、体罰でしょう。体罰関連のニュースも一向になくなりません。上記のニュースでもわいせつ行為とともに出ており、以下のようにわいせつ行為の処分者の19倍にあたる多さです。
文部科学省が今年1月にまとめた「公立学校教職員の人事行政状況調査」によると、2013年度に懲戒や訓告を受けた教師は9494人。特徴的なのは、体罰やわいせつ行為により処分を受けた教師の増加だ。
体罰による被処分者は3953人で、前年度(2253人)と比べて約1.8倍。「わいせつ行為等」により処分を受けた教師は過去最多の205人(前年度187人)で、初めて200人を超えた。
体罰は過去には社会的に許容されていたものが、数年前から「許されない」という方向にチェンジしています。ですので、処分件数が増えているというよりは、より厳しく見ていこうとした結果だと考えられます。
同様にわいせつ行為なども増えているのではなく、監視が強くなり見つかりやすくなっているという可能性があります。
これらは先ほど言ったように子供や保護者から見れば当然の話ですので、教師の方々は今後も厳しい目で見られることを覚悟する必要があります。
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