武藤貴也議員の話をまとめ。基本は書いた順番ですが、<自民党内からも武藤貴也に「議員辞職ものだ」 新宗教霊友会とも関係か?>という3番目に書いた話を先頭にしました。その他、<日本国憲法が諸悪の根源と批判>といった話や<未公開株詐欺か?4100万円集めて借金返済に使用>といった話をやっています。
2021/03/05追記:
●武藤貴也氏、現役の衆院議員時代にひき逃げを起こし逃走か? 【NEW】
★2015/8/7 自民党内からも武藤貴也に「議員辞職ものだ」 新宗教霊友会とも関係か?
★2015/8/2 武藤貴也議員、基本的人権は「生存権」であっても制限が「常識」と戦前を羨む 日本国憲法が諸悪の根源と批判
★2015/8/6 武藤貴也議員の経歴 麻生派で安倍首相支持の文化芸術懇話会に参加
★2015/8/19 武藤貴也議員、未公開株詐欺か?4100万円集めて借金返済に使用
●武藤貴也氏、現役の衆院議員時代にひき逃げを起こし逃走か?
2021/03/05:今頃、自民党にいた武藤貴也元議員の新ネタが出てきました。
武藤貴也元衆院議員 ひき逃げ容疑で書類送検へ 起訴求める意見付き 毎日新聞 2021/3/1 15:19(などの記事が出ています。まだ容疑段階ですが、あんな人なので政治家を辞めた後も悪いことをやっていたとしても当然だよね…と思ったら、驚いたことに現職の議員さんだったときのひき逃げ事件の疑いでした。本当、すごい人ですね…。
<国会議員在任中の2016年にワゴン車で人身事故を起こして逃走したとして、警視庁野方署は1日、武藤貴也元衆院議員(41)=東京都世田谷区代田=を道路交通法違反(ひき逃げ)と自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで東京地検に書類送検する方針を固めた。起訴を求める「厳重処分」の意見を付ける>
<武藤元議員は現職だった16年7月16日午前0時ごろ、中野区丸山の都道でワゴン車を運転中、前方の路肩に停車中の車から降りてきた60代の男性と接触し、右腕に全治3週間のけがをさせ、そのまま逃走した疑いが持たれている。任意の調べに「黙秘します」と話したという。現場周辺の防犯カメラの映像などから関与が浮上した>
★2015/8/7 自民党内からも武藤貴也に「議員辞職ものだ」 新宗教霊友会とも関係か?
●自民党内からも武藤貴也議員に「議員辞職ものだ」
2015/8/7:終息すると思っていた武藤貴也議員の件が意外に長引いていると感じたのは、自民党内からも批判が出ていたためです。しかも、軽い批判ではありません。「議員辞職もの」という最大に近い非難です。
「議員辞職ものだ」 武藤氏発言問題、自民内からも批判:朝日新聞デジタル 2015年8月6日01時28分
自民党の武藤貴也衆院議員(滋賀4区)が、安全保障関連法案の反対デモをしている学生団体「SEALDs(シールズ)」について、自分中心で利己的とツイッターで批判した問題が、国会の安保関連法案審議で新たな火種になっている。野党は批判を強め、政府は火消しに追われた。止まらぬ自民議員の放言に、党内からも批判の声があがる。(中略)
自民のベテラン議員は「戦争に行く覚悟が無いのは戦後教育がダメだから、とも読める悪質な発言。法案が戦争法案だと認めるようなもので、議員辞職ものだ」と批判。公明幹部も「おごりたかぶりだ。いったい自民党はどうしてしまったんだ」と憤る。
●武藤貴也議員の発言は安全保障関連法案=戦争法案と肯定?
記事で他に気になったのは、"民主の藤末健三氏は「政府は『集団的自衛権の行使は戦争ではない』と言うのに、武藤氏は、自衛隊の活動を戦争前提に発言している」と攻め立てた"というもの。
最初意味がわからないと思ったのですが、たぶん学生が戦争反対と非難していることに対して、"「だって戦争に行きたくないじゃん」という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義"と批判したことを言っているのでしょう。
武藤議員は「法案が通っても戦争に行くことはないのに、扇動や間違った情報で若い人がだまされている」ともおっしゃっていました。そうであるなら、そもそもあなた方は戦争に行きません、安全保障関連法案は戦争をする法案でもありません、と説明すべきでした。
ところが、戦争に行きたくないというのは利己的だ!とやってしまったため、この部分では戦争することを肯定する形にしてしまいました。
●新宗教団体・霊友会とも関係か?
私が気にしていたのは、前回の
武藤貴也議員の経歴 麻生派で安倍首相支持の文化芸術懇話会に参加でも書いた新興宗教団体の話。ブログだとこういう記述があります。
「日本再生の会」|武藤貴也オフィシャルブログ「私には、守りたい日本がある。」Powered by Ameba 2011-12-12 00:30:11
今日東近江市で「日本再生の会」と題した集会を行いました。
私が、ある保守系の団体に要請し、ゲストをお招きしながら私の思いを聞いて頂くための集いを企画して頂いたものです。(中略)
ゲストは、近畿・滋賀県神社庁氏子総代会会長の木村益雄氏、前衆議院議員の川上しか氏、霊友会第八支部支部長のご子息増永友嗣氏です。
この書き方だと武藤貴也議員が開催して、ゲストに霊友会の人を招いたという形ですね。
また、他の方のブログでこういう話があります。
米原市議 北村きよたかの活動記録:IIC合同セミナー 2009年07月20日
IIC滋賀県2・4区合同セミナーが東近江市で開催されたので参加してきました。(中略)
下の写真は、滋賀県第4選挙区から立候補を表明している武藤貴也候補です。(引用者注:IICの旗の前で公演する武藤貴也議員の姿)
IICというのは以下のような霊友会の政治組織。宗教政治家の代表格である安倍首相の名前も出ています(関連:
宗教政治家安倍晋三 神道政治連盟、ワールドメイト、生長の家など)。最初のもので"ある保守系の団体に要請"となぜか武藤議員はボカしていましたが、これもIICじゃないですかね?
インナートリップ・イデオローグ・リサーチセンター - Wikipedia
インナートリップ・イデオローグ・リサーチセンター(IIC)は、霊友会の政治組織。
霊友会が宗教活動以外に行なっている教団としての社会活動団体の一つ。他にはインナートリップ青少年センターや財団法人インナートリップ国際交流協会などがある。セミナーや講演活動を行う。
2006年12月に、東京虎ノ門にあるホテル「虎ノ門パストラル」で創立30周年記念祝賀会が行われ、安倍晋三総理大臣も出席した。ほかに「マンスリーIIC」という冊子を発行している。
ちなみに検索すると、日付や場所は異なりますが、同じ日本再生の会というのが霊友会第八支部青年会館で開かれているのもわかりました。
■日本再生の会のご案内(大阪) : 脳天氣なプチナショ 2012 6月 17 21:53:28
◎沖縄を中心に、暗躍する左翼活動家の真相について。
◎GHQがつくりあげた、共産党と日教組について。
◎マスコミを支配する左翼活動家と、騙される国民について。
●日時 6月22日(金) 19時~21時
●会場 霊友会第八支部青年会館
大阪市阿倍野区晴明通8-15 06-6652-6410
●主催 日本再生の会(青年部、ヤングミセスの会、男子部 プロジェクト)
ネット保守が好きな右派の政治家って、大体こういう宗教系保守派とも関連があるイメージです。
★2015/8/2 武藤貴也議員、基本的人権は「生存権」であっても制限が「常識」と戦前を羨む 日本国憲法が諸悪の根源と批判
●SEALDsという学生集団は極端に利己的、これは戦後教育のせいだろう
2015/8/2:自民党の武藤貴也衆議院議員の憲法に関する話が話題になっていました。ただ、2012年の古いものであり、なぜ今?と不思議でした。調べてみると、どうも以下のツイッター発言で過去の教育に関する投稿が発掘されたようです。
武藤貴也 - Wikipedia 最終更新 2015年8月1日 (土) 19:38
2015年7月31日、安保法制に反対する学生団体SEALDsの国会前抗議について自身のTwitter上で「SEALDsという学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしてるが、彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ」と投稿し、議論を呼んだ[15]。
●いじめが蔓延するのは、「日本国憲法」によって「日本精神」を失ったため
さて、メインは2012年に教育に関して考察した武藤貴也議員のブログを。
日本国憲法によって破壊された日本人的価値観。|武藤貴也オフィシャルブログ「私には、守りたい日本がある。」Powered by Ameba 2012-07-23 00:30:50
最近考えることがある。日本社会の様々な問題の根本原因は何なのかということを。
そして、いつもその原因は「日本精神」・「日本人的価値観」を失ったことにあるのではないかと思うのである。(中略)
今マスコミで毎日のように取り上げられている大津の「いじめ」問題も、根本的な原因は「日本精神」を失ってしまったことに由来するような気がする。(中略)
私は、先に述べたように、根本的な「精神的荒廃」についての議論をしなければ何度も陰湿な「いじめ」が繰り返されるように思うのである。
ではどうやって「日本精神」を取り戻すのか。
そもそも「日本精神」が失われてしまった原因は、戦後もたらされた「欧米の思想」にあると私は考えている。そしてその「欧米の思想」の教科書ともいうべきものが「日本国憲法」であると私は思う。
●武藤貴也議員、基本的人権は「生存権」であっても制限が「常識」と戦前を羨む 日本国憲法が諸悪の根源と批判
ここらへんは根拠も説得力もなし。その時点で政治家としてダメだろうと思うかもしれませんが、そこまで目を引くものでもないかな?と思います。
ところが、この後にもっとすごい話があります。日本国憲法の「基本的人権の尊重」を攻撃し始めました。(以下、改行を加えています)
「基本的人権の尊重」について。私はこれが日本精神を破壊した「主犯」だと考えているが、この「基本的人権」は、戦前は制限されて当たり前だと考えられていた。全ての国民は、国家があり、地域があり、家族があり、その中で生きている。国家が滅ぼされてしまったら、当然その国の国民も滅びてしまう。従って、国家や地域を守るためには基本的人権は、例え「生存権」であっても制限されるものだというのがいわば「常識」であった。もちろんその根底には「滅私奉公」という「日本精神」があったことは言うまでも無い。だからこそ第二次世界大戦時に国を守る為に日本国民は命を捧げたのである。
しかし、戦後憲法によってもたらされたこの「基本的人権の尊重」という思想によって「滅私奉公」の概念は破壊されてしまった。「基本的人権の尊重」という言葉に表された思想の根底には、国家がどうなろうと社会がどうなろうと自分の「基本的人権」は守られるべきだという、身勝手な「個人主義」が存在している。従って、国民は国家や社会に奉仕することをしなくなり、その身勝手な個人主義に基づく投票行動が政治を衆愚政治に向かわせ、政治は大衆迎合するようになっていった。それは言うまでも無く「国民の生活が第一」を高らかに叫ぶ今の政治に如実に表れている。
●アメリカの陰謀により「抹消」されようとしていた「日本精神」
上記は「日本の伝統」というカテゴリに入っていました。同じカテゴリの別投稿を見てみると、やはり陰謀によって日本的精神が失われたと主張していました。
抹消したはずだった「日本精神」。|武藤貴也オフィシャルブログ「私には、守りたい日本がある。」Powered by Ameba 2012-08-13 19:20:21
東日本大震災の後、あるアメリカ人ジャーナリストが「日本人は変わっていなかった」と報じた。アメリカは、「日本精神」なるものを、戦後の対日政策で完全に「抹消」したはずだった。
あと、滅私奉公との関係でいわゆる「神風特攻隊」も美化。
「精神力」が本当の強さを発揮することをアメリカは日本を見て理解した。度重なる戦場で、日本人は自分の命を犠牲にしてまでアメリカの軍艦に体当たりしていった。片道の燃料しか積まず敵国の戦艦に突っ込む「特攻」である。
アメリカ海軍のキーファ大佐は日本の神風特攻隊を見て次のように述べた。「特攻機以外の爆撃から逃れるよう操艦するのはさして困難ではないが、舵を取りながら接近してくる爆弾より逃れるよう操舵することは不可能である。」
●アメリカによる新たな陰謀、それがTPPだ
さらに驚きの事実が! 武藤貴也議員によれば、TPPはアメリカによる日本精神を破壊する新たな陰謀なんだそうです。
ある保守系ジャーナリストが言っていた、「アメリカはもう一度、日本精神を破壊しようとしてくる」と。「TPPはその一環だ」と。私たちは今度こそアメリカのそういう戦略から日本を守るべきだ。
で、今自民党がそのTPPを一生懸命やっているんですけど、これはどうしたことでしょう? 武藤理論によると、自民党って売国政党ということになりそうです。
★2015/8/6 武藤貴也議員の経歴 麻生派で安倍首相支持の文化芸術懇話会に参加
●武藤貴也議員の経歴 麻生派(為公会)所属など
2015/8/6:たいへん個性的な方だったのでいくらでも書けそうだなと思ったのですが、あまり注目されていない感じだったので続編は書かず。ただ、微妙に細く長く話題になっているので試しにもう一つ。今回は先にやっとけば良かった経歴的なところを。オフィシャルサイトのプロフィールは経歴っぽいものではなく、電波な文章垂れ流しな感じ。
プロフィール
約70年前、大東亜戦争で尊い命を捧げ、現在靖国神社に眠っている250万柱の英霊は何を護ろうとしたのか。言うまでも無い日本の国家主権であり、国家の尊厳と誇りである。しかし、今の国民はそのことを完全に忘れている。国のリーダーは靖国神社に感謝の頭を垂れない。
もう一度原点に立ち戻って考えたい。「日本が進んできた道」と「これから進まなければならない道」を。「国家主権、そして日本の誇りと尊厳をとりもどす」、それが私の政治理念であり、政治哲学である。
ブログの方が良かったです。
武藤貴也のプロフィール|Ameba (アメーバ)
プロフィール
ニックネーム 武藤貴也
性別 男性
誕生日 1979年5月25日
血液型 O型
出身地 北海道
お住まいの地域 滋賀県
職業 その他
職業詳細 政治家
未既婚 未婚
出没地 近江八幡市・東近江市・甲賀市・湖南市・日野町・竜王町・永田町
出身校 京都大学大学院
ホームページのURL http://mutou-takaya.com/
自己紹介
昭和54年5月25日、北海道釧路市生まれ。血液型O型。東京外国語大学卒業、京都大学大学院修了(専門は外交・安全保障・国際法)。平成21年「全国公募」で自民党滋賀県第四選挙区支部長に選ばれ、平成24年第46回衆議院議員総選挙で初当選。外務委員会、安全保障委員会、憲法調査会、政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会所属。自民党外交部会副部会長、国防部会副部会長、組織運動本部団体総局安全保障関係団体委員会副委員長、青年局次長。麻生派(為公会)。近江八幡市在住。
●安倍首相支持の勉強会「文化芸術懇話会」に参加
Wikipediaでは、以下のようなところ。マスコミへの圧力発言で問題となった「文化芸術懇話会」の参加者でもありました。
武藤貴也 - Wikipedia 最終更新 2015年8月6日 (木) 03:39
北海道白糠郡音別町生まれ(現・釧路市。2005年10月に合併)[1]。北海道釧路江南高等学校を卒業[要出典]、東京外国語大学を卒業(国際法)、数年の社会人生活後社会人入試で京都大学公共政策教育部に入学、修了(公共政策)[1][2]。2007年、大学院在学中に滋賀県議会の少数会派の政策スタッフになった[1][3]。
2009年の第45回衆議院議員総選挙で滋賀4区の自民党公認候補だった岩永裕貴が父・岩永峯一の政治資金問題の影響により立候補を辞退した[1]。自民党が行った全国公募で武藤が選ばれ、滋賀4区から自民党公認で出馬した[1]が、民主党の奥村展三に敗れた。
2012年の第46回衆議院議員総選挙に再び出馬し、日本維新の会から出馬した岩永裕貴と前回敗れた奥村を破り、初当選した。
2014年の第47回衆議院議員総選挙では、岩永を比例復活も許さずに破り、再選。自由民主党所属議員による「文化芸術懇話会」の結成に参画しており、2015年6月25日の会合にも出席していた[4]。
意外だったのが、嘉田由紀子知事を支持する会派の政策スタッフだったこと。嘉田由紀子さんは後に小沢一郎さんと日本未来の党を作っていますが、そもそも小沢一郎さんとは合わないタイプの人。もちろん自民党とも全然違っています。(2015/08/07 7時訂正:むしろ自民党と小沢さんの方が近いって書いちゃいましたが、これは取り消し。申し訳ありません。小沢さんはだいぶ変わりましたよね。失言でした)
自民党からの立候補
2009年4月27日、嘉田由紀子知事を支持する会派の政策スタッフであったが自民党から立候補することになったことについて、「自民と意見の合わなかったところもあるが、合ったところもある。合わなかったことについては、調整役になって、よりよい政策にすれば嘉田県政のためになる」と発言[1]。
●宗教系の保守派の団体に所属
「文化芸術懇話会」もあれですが、右翼団体とも言われる宗教系の保守派の団体「神道政治連盟」に所属。また、ブログでは保守派の新興宗教団体数カ所と接触している様子が見られました。(関連:
自民党内からも武藤貴也に「議員辞職ものだ」 新宗教霊友会とも関係か?)
所属団体・議員連盟
国際観光産業振興議員連盟
神道政治連盟国会議員懇談会
TPP交渉における国益を守り抜く会
滋賀県ドッジボール協会(会長)
文化芸術懇話会
●武藤貴也議員はかわいそうな弱者なのか?
ここらへんの関係で、二世議員ではなく地盤・看板・鞄がないせいで、本当はやりたくもない支持母体の主張を丸呑みしているのでは?という分析があり、たいへん共感を得ていました。また、若手はヤジもやらされてかわいそうだといった話もありました。
ただ、私にはあんまりピンと来ませんでした。だって、それ、完全に自己中心的な考え方じゃないです?
もともと武藤貴也議員は、"自身のTwitter上で「SEALDsという学生集団が自由と民主主義のために行動すると言って、国会前でマイクを持ち演説をしてるが、彼ら彼女らの主張は『だって戦争に行きたくないじゃん』という自分中心、極端な利己的考えに基づく。利己的個人主義がここまで蔓延したのは戦後教育のせいだろうと思うが、非常に残念だ」と投稿し、炎上"しました。
自分の主張を曲げて支持者におもねっているからと言って、同情できません。それは完全に議員に当選したいという、自分の欲のために動いているだけです。
また、ヤジの件は特に引っかかりました。首相自らヤジを飛ばしているくらいですし、彼らにとってヤジは別に辛いものでも、下っ端がやるものでもないのでしょう。
他党のヤジは「けしからん」といいながら自分がヤジ飛ばす そして結局陳謝する安倍首相の「品格」 : J-CASTニュース 2015/5/29 18:10
2015年5月28日の衆院特別委員会で、安倍晋三首相がまたしてもヤジを飛ばし、陳謝に追い込まれた。首相は2月の衆院予算委員会でも「日教組どうすんだ?」などとヤジを言って謝罪したばかりだ。
前日、自身へのヤジに「議論の妨害はやめていただきたい」と言っていただけに、野党は「政治家、総理大臣として以前に人としていかがなものか」と反発を強めている。
本心からの発言だろうが、支持者に媚びへつらって言いたくないことを言っているのだろうが、どちらにせよ武藤議員の責任であり、同情の余地はありません。
★2015/8/19 武藤貴也議員、未公開株詐欺か?4100万円集めて借金返済に使用
●不祥事続きの自民党でも特にすごい武藤貴也議員、未公開株詐欺か?
2015/8/19:呆れるような議員の不祥事が続きましたが、その中でも自民党の武藤貴也議員は特に話題が豊富。
武藤貴也議員、基本的人権は「生存権」であっても制限が「常識」と戦前を羨む 日本国憲法が諸悪の根源と批判や
自民党内からも武藤貴也に「議員辞職ものだ」 新宗教霊友会とも関係か?などの話を書いています。
その武藤議員の新ネタ。大手メディアは「詐欺」という言い方を控えているようですが、これ、詐欺事件のおそれがあると思われます。詐欺ならもちろん犯罪ですね。
自民・武藤議員に金銭トラブルか 未公開株めぐり週刊誌報道 - 47NEWS(よんななニュース)(2015/08/18 21:48 【共同通信】)では、以下のように書いていました。
<自民党の武藤貴也衆院議員(36)=滋賀4区=が、知人に未公開株の購入を持ちかけ、出資金の返還をめぐりトラブルになっていると19日発売の「週刊文春」が報じることが18日、分かった>
●4000万円集めるも実際には購入せず詐欺の疑い 借金返済に使用
共同通信が週刊文春のサイトの情報をまとめたところによると、"武藤議員は昨年、知人に「国会議員枠で買える」と、ソフトウエア会社の未公開株の購入を持ちかけた"とのこと。この時点で問題を感じるわけですが、決定的にまずいのは、"話に乗った23人が計約4千万円を武藤議員の政策秘書の口座に振り込んだが、実際には株は購入され"ていなかったということです。
また、"出資金の一部は戻っていない"とも言います。ただ、出資金が全額戻っていたとしても、実際には購入しないのにお金を集めているわけですから、詐欺性があります。週刊文春の元記事も探しました。
学生デモ批判 武藤議員が“議員枠未公開株”で4100万円集金していた | スクープ速報 - 週刊文春WEB(2015.08.18 16:00)という記事みたいですね。
武藤議員の学生時代からの知人は、「昨年10月末、値上がり確実なソフトウェア会社の新規公開株を国会議員枠で買えるとLINEで持ちかけてきました。ただ資金がないので、私に資金を集めてくれと。上がった利益の半分を武藤さんに渡すという約束でした」と言っていたそうです。
詐欺だとした場合、目的だったと思われるのが、"出資者が返金を求めたが、約800万円を秘書が別の借金返済にあてていた"という話。使ってしまっていたために、"いまだに約700万円が返済されていない"ようです。
●新規公開株の国会議員枠とは?仕事をさぼって資金集めのやりとりか?
そもそも新規公開株の国会議員枠ってあるんですかね? どこも触れていませんけど、ここから嘘じゃないです? 仮にそんなものがあるのだとすれば、非常に不適切な国会議員優遇措置です。
この出資のやりとりはLINEで行われており、記事ではキャプチャ画面がありました。やろうと思えばこれの捏造は可能そうですが、とりあえず、信じるとすると「この案件はクローズ」という文言が見えます。どうやら口止めしていたようです。
仮に「新規公開株の国会議員枠」自体が嘘ならそれはもちろんクローズするしかないでしょう。まあ、借金返済に使っていたのですから、「新規公開株の国会議員枠」が存在したとしても購入する気があったかどうかは極めて怪しいのですが…。
それから、このLINEをやっていた時間が"自らが委員の衆院外務委員会中だった"という呆れた話もあります。これについての返答もまた開いた口が塞がらない内容のもの。「それは……まずいですね。いやでもLINEって時差があるじゃないですか。止まっていて、電波が繋がったらパッと送るとか」と言っていたそうです。
●貸したお金が返ってこないためと言い訳…資産公開法違反の疑いも
武藤議員は"知人とそのビジネスパートナーの事業資金に累計1億円を貸し付けて"いて、"それが返済されないことが原因だとして"いたそうです。ただ、貸したお金が返ってこないからと言って、詐欺をして良い理由になるわけではありません。小学生みたいな返答でこれまた呆れます。
しかも、このお金の貸し付けは、資産等報告書に記載していないという問題があります。このせいで、呆れるだけでなく、資産公開法違反の疑いもあるとのこと。これ自体は訂正すれば済むような話だろうと思いますが、いったいいくつ問題を起こしているのやら?という感じで、次から次へとおかしな話が出てきます。
武藤貴也議員は、"安保関連法案反対のデモを行う学生集団を<「だって戦争に行きたくないじゃん」という自分中心、極端な利己的考えに基づく>と批判し"ていましたので、"武藤氏の「利己的」な振る舞いに批判が集まりそうだ"と文春は皮肉で締めていました。
何で自民党はこんな人を選んだのか?と思いますが、他の自民党の議員さんも似たりよったりな感じでひどいですからね。自民党なら大体こんなものかもしれません。
●その後離党も…プライベートな問題ではないし、離党で終わる話でもない
2015/8/19:上記で書いた未公開株式の件のせいか、武藤貴也議員が自民党を離党したそうです。
自民の武藤衆院議員が離党 未公開株トラブル報道:朝日新聞デジタル 2015年8月19日17時07分
「週刊文春」8月27日号で未公開株の購入をめぐってトラブルになっていると報じられた自民党の武藤貴也衆院議員が19日、同党に離党届を出し、受理された。棚橋泰文幹事長代理が党本部で記者団に対し、明らかにした。武藤氏は「プライベートな問題で党に迷惑をかけているのが心苦しい。これ以上、迷惑をかけられない」と説明しているという。
一連の問題発言は政治家としての発言でした。また、今回の未公開株の方も「国会議員枠で買える」と持ち掛けていますので、やはり政治家であることを利用しています。どれもプライベートのものではありません。相変わらずアホなことをおっしゃっていますね。
あと、未公開株の件は犯罪の可能性があります。離党して終わりというものでもありません。ただ、そうは言っても、とりあえず離党で一区切りとなるでしょう。山場は越えてしまったのかな?と思います。ということで、武藤議員の件で気になった記事は、今日のうちに処理してしまうことにしました。
●いい加減すぎない?自民党とは全然違う考え方で脱ダム路線だった
武藤貴也議員の経歴 麻生派で安倍首相支持の文化芸術懇話会に参加で書いたように、武藤議員は自民党とは水と油である嘉田由紀子前滋賀県知事のもとで働いていたことがあります。その嘉田前知事の話が載っている記事がありました。
日刊ゲンダイ|SEALDs中傷ツイッターの武藤貴也議員に“社会人失格”の過去 2015年8月9日
自民党の武藤貴也衆院議員(36、滋賀4区)のとんでもない過去が次々に暴かれている。なんと、国会議員になる前は反原発、脱ダム路線の嘉田由紀子前県知事のところにいて、脱ダム運動のペーパーを作ったりしていたというのである。
「2007年秋から(嘉田知事支持の県議会与党系会派の)『対話の会』が事務員として雇ったらしいです。雇った経過は知りません。武藤氏が代表質問などを書いていて、完全にダム反対論者でした」(嘉田前知事)
●民主党に断られて自民党で立候補という経緯
前述のように嘉田前知事のところにいたのは知っていたものの、この記事で初めて知って驚いたのが、民主党で出ようとしていたという話です。
武藤貴也議員、未公開株詐欺か?4100万円集めて借金返済に使用で、"何で自民党はこんな人を選んだのか?と思います"と書きましたが、民主党がダメだと思った人材を自民党が拾ったようです。自民党より民主党の方が見る目がありました。
当初は京都の民主党に「国会議員候補者にしてくれ」と頼み込み、それがかなわぬと、2009年に自民党の滋賀県第4区の公募に手を挙げた。なんでも自民党の滋賀県議会の大ボス2人が武藤に目をつけ、「応募しないか」と呼びかけたという。
「(略)節度がなくて、何をやりたいのか分からない。1回だけじかに『それでいいの』と聞くと、『自民党と嘉田知事を調整する役をやります』と生意気なことを言っていた」(引用者注:嘉田由紀子前滋賀県知事)
●1時間遅れるのはマシ…遅刻魔で評判悪かった武藤貴也議員
嘉田由紀子前滋賀県知事の一方的な話であり、事実かどうかは他の人からも証言を得るべきだと思いますが、たいへん評判が悪かったようです。
「みんなが呆れたといえば、遅刻の常習でした。1時間遅れるのは普通。下手をすると、2時間遅れる。遅れてきても、詫びもしない。1期目で当選してから知事と国会議員の意見交換会が年2回あるのですけれども、その時も1時間も遅れてきて『すみません』もなかった。石破幹事長(当時)に地元の国会議員が会いに行った時も遅れて、この話は有名になっています。朝、起きられないようです。とにかく子供っぽいというか、社会人としての基礎が出来ていません」
日刊ゲンダイは武藤貴也議員が核保有論者でもあることも強調していました。
武藤貴也議員の経歴 麻生派で安倍首相支持の文化芸術懇話会に参加で書いているように安倍晋三首相に近い人ですので、あり得る話だなと思います。
何で自民党はこんな人を選んだのか?とは思うものの、問題発言をする議員さんは他にもいっぱいいらっしゃいます。類は友を呼ぶといった感じで、的確な選出だったかもしれません。例えば、うちでは、
中川雅治,熊田裕通がいじめ自慢 橋本聖子,義家弘介も問題視せずといった話をやっています。
ただ、前述のようにもともと武藤議員は嘉田由紀子前滋賀県知事のところにいて、さらに民主党へ行こうとして断られていたというのですから、本来は全然考え方が違っていたはずです。というか、中身が無いから変な過激思想にも染まっちゃうのかもしれませんね…。
あと、2021年3月5日に見直しのために読んでいて、安倍首相のことも思い出しました。中身が無いから悪にも染まるというのと似た話は、
成蹊大学恩師らの安倍首相評 宇野重昭・佐藤竺・加藤節名誉教授らの中の「中身が無いのが安倍首相の強さ」で書いていたんですよね。
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