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日本で離婚増加、家族が終焉・崩壊という嘘 明治時代は1.5倍離婚


 離婚の話をまとめ中。<日本で離婚増加、家族が終焉・崩壊という嘘 明治時代は1.5倍離婚>、<土佐藩「7回離婚することは許さない」逆にそんなに離婚してたの?>、<スピード離婚が増えている…も嘘?今の若者と昔の若者を比較>などをまとめています。

2023/09/23追記:
●むしろ離婚が多かった日本が逆に離婚しない国に変わった理由 【NEW】
2023/05/11追記:
●スピード離婚が増えている…も嘘?今の若者と昔の若者を比較
2023/08/03追記:
●昔はとにかくすぐ離婚…そこを乗り切れば後は離婚しないイメージ

縁切り上等! 離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル




●日本で離婚増加、家族が終焉・崩壊という嘘 明治時代は1.5倍離婚

2023/01/24:家族 - Wikipediaを見ていたら、<家族に関するメディア報道>というところが目に入りました。この<家族に関するメディア報道>の項目では、まず「昔は良かった」論によるマスコミ報道について紹介しています。

<一部の家族が機能不全状態にあるという意識の広まりと共に、家庭でのドメスティックバイオレンス、児童虐待などの事件がマスメディアを賑わすことが日常化している。これらの問題はどの時代にもあり、件数的には現代ではむしろ減少しているが、報道は増加している。近年は家庭内の暴力を人権問題として社会問題ととらえる傾向がある。増加する高齢者人口と在宅での高齢者看護などと共に、家族をめぐる社会問題が報道されている>

 「新版 データで読む家族問題」(湯沢雍彦・宮本みち子 NHKブックス 2008年11月30日)によると、日本の離婚率は1960年から緩やかに上昇傾向に入り、2000年まで増加しています。ただし、世界的に見れば日本の離婚率は2006年時点でもかなり低位であり、日本の離婚率が海外より高いわけではないようです。

 また、湯沢雍彦著『明治の結婚 明治の離婚―家庭内ジェンダーの原点』などでは、<家族をめぐるメディア報道においては、現代の離婚件数が昔より増加しているかのような言論や、「家族の終焉」といった、歴史的に見て適切ではない言説がなされる場合がある>と指摘されていたみたいですね。

 というのも、戦後離婚率が増えているのは事実ではあるものの、より長いスパンで見ると離婚率は高くないため。「昔は良かった」と美化されがちな明治期の離婚は、なんと現代の1.5倍。明治時代こそ家族の終焉・崩壊を心配しなくてはいけない数字で、現在の家族は日本の歴史の中で見ると良くなっているようでした。

 なお、こうした話は「離婚率が高いのが悪いこと」という見方に沿ったもの。そもそも離婚率が高いと悪い、低いと良い…とは一概に言えず、中身によるでしょう。例えば、女性の地位が低いとされる中東の国では離婚が少ない…といったデータを見たことがあります。離婚率だけで幸せをはかるのは無理がありそうです。


●土佐藩「7回離婚することは許さない」逆にそんなに離婚してたの?

2023/02/24追記:離婚について検索すると、「3組に1組どころじゃない」離婚大国・日本が、世界一離婚しない国に変わった理由(2021/12/17)という独身研究家・荒川和久さんによるヤフー個人ニュースが目にとまりました。うちと同じで、明治初期の日本が離婚大国でその後離婚しない国に変わった…という話でした。

<日本の離婚が増えたのは近年になってからだと思っている人が多い。昔の夫婦は、「添い遂げるもの」と考えているかもしれない。それは大きな勘違いである。元々日本は離婚大国であった。
 明治以降の長期の離婚率の推移をみればわかる通り、江戸時代から明治の初期にかけては、特殊離婚率は4割近くで、(引用者注:35%程度である)現代よりも多い>

 これは「特殊離婚率」という数字で比較した場合。単純に人口と比較した「人口千対離婚率」でみると、1883年時点では3.38もあり、2019年実績である1.69のほぼ倍だそうです。この比較では今の2倍離婚していたということ。2019年での世界一高い離婚率はチリの3.22なので、明治時代の日本はそれ以上だとも言えます。

 江戸時代に関しては全国的なデータはありませんでしたが、明治になって突然離婚が増えたわけではなく、江戸時代も離婚が多かったようです。おもしろかったのが、土佐藩には「7回離婚することは許さない」という禁止令があったこと。逆に言えば、放っておくと7回離婚しかねないほど離婚が多かったんでしょうね。


●日本では3組に1組が離婚している…という説、そもそも本当?

2023/06/11追記:現代の日本では「3組に1組は離婚する」といわれています。これは、離婚数を婚姻数で割った「特殊離婚率」という指標が、1998年以来20年以上30%以上であることが根拠。ただし、特殊離婚率は1年間の離婚数と1年間の婚姻数だけを見た数字ですので、それ以上前に結婚した人の離婚が多数含まれています。

 このため、「3組に1組は離婚する」を真っ向から否定する論者もいるとのこと。では、どういった数字が正しいか?と言うと、1年だけでなく長期で「特殊離婚率」を見れば良いのでは?といったことを、「3組に1組どころじゃない」離婚大国・日本が、世界一離婚しない国に変わった理由(2021/12/17)で独身研究家・荒川和久さんが書いていました。

<1990年から2019年までの30年間の全年代を対象とした婚姻数累計は、2150万組、離婚数累計は693万組である。30年間の累計特殊離婚率は約32%となる。もちろん、この離婚数の中には、1990年以前に結婚した夫婦も含まれているが、30年間の累計においては誤差の範囲だ。つまり、この30年間で結婚した夫婦のうちの32%は離婚をしていることになる。まさしく「3組に1組は離婚」しているのだ。>


●むしろ離婚が多かった日本が逆に離婚しない国に変わった理由

2023/09/23追記:上記の記事のタイトルには、<離婚大国・日本が、世界一離婚しない国に変わった理由>と書かれていました。独身研究家・荒川和久さんはこの理由を「独身研究家・荒川和久さん」だと見ていました。離婚が多いというのがいわば「日本の伝統」だったわけですが、民法がこれを変えたといいます。

<(引用者注:1899年の明治民法は、)当時の武士の考え方を庶民に普及させるためのものであり、これにより結婚が「家制度」「家父長制度」に取り込まれることになった。もっとも大きな変更は、妻の財産権の剥奪である。
 明治民法以前の庶民の夫婦は、ほとんどの夫婦が共稼ぎ(銘々稼ぎと言う)で、夫婦別財でもあり、夫といえども妻の財産である着物などを勝手に売ることはできなかった。(中略)離婚が多かったのも、夫婦それぞれが経済的自立をしていたためでもある。>

 しかし、民法により財産権を奪われ、経済的自立と自由を奪われた妻に離婚は難しくなったのが、離婚の減った理由だという予想。そういえば、あるランキングで離婚が世界一少ないとされたエジプトでは、女性は離婚と同時に経済的な権利を手放す必要があるという話でした。こうした要因は大きいでしょうね。


●スピード離婚が増えている…も嘘?今の若者と昔の若者を比較

2023/05/11追記:もう少し離婚に関する話を…ということで検索。「最近スピード離婚が増えている」は本当なのか | 恋愛・結婚 | 東洋経済オンライン (天野 馨南子 : ニッセイ基礎研究所 人口動態シニアリサーチャー 著者フォロー 2020/06/04)という記事で出てきました。

 <「最近スピード離婚が増えている」は本当なのか>というタイトルからして、「最近スピード離婚が増えている」は嘘なんだろうな…と思ったら、やはりそういう話。むしろスピード離婚・短期離婚は激減しています。つまり、昔の団塊世代の若者(現在の高齢者)の方が速攻で離婚しまくっていた…という話でした。

<「離婚件数が増えた」と聞くと、「最近の若いカップルは我慢が……」といった中高年的決めぜりふをつい言いたくなる方もいるかもしれません。しかし、まずは実態を見てみましょう。
 なお、国の統計が離婚までの「婚姻期間」ではなく、「同居期間」で集計されているのは、離婚に際して長く裁判などが続くケースがあるためです。二人の関係性が夫婦として成立していたとみなされる期間で統計が取られている、ということになります。
 直近の2018年と、団塊世代が20歳を超えた1970年とを比べると、同居期間が短期間といえる「5年未満の短期離婚」は52%から31%と、実に20ポイントを超える激減であることがわかります。また、スピード離婚といえる「3年未満の離婚」も29%から20%へ、9ポイントという統計的に明らかに意味のある幅での減少率となっています>


●昔はとにかくすぐ離婚…そこを乗り切れば後は離婚しないイメージ

2023/08/03追記:うちでは、さらに書き換えてますが、天野 馨南子さんは前回のデータを大体以下のようにまとめていました。天野 馨南子さんは以前より結婚期間が長いカップルの離婚が増えたことについて、「長くいっしょにいたのだから我慢してくれるはず」といった価値観が通用しなくなっているといった分析もしています。

(1) 昔(現在の高齢者世代)の方が離婚が少ない一方で、2組に1組以上が短期離婚、3組に1組はスピード離婚だった。離婚とえいば「すぐ離婚」というイメージで、結婚期間が長くなると「離婚しない」というイメージであった。
(2) ここ20年ほどで見ると、離婚件数は婚姻件数の3分の1を超えるが、より同居期間が長めのカップルの離婚が増加した。

縁切り上等! 離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル




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