最初の投稿は上司に限定した話で、"こちらが好意を示せば、相手もこちらに好意を寄せてくれる"、"苦手な上司はこき使ってやると良い"などといったアドバイスがありました。
また、上司に限らない苦手な人との付き合い方として、"どうしても嫌いなら無理に好きにならなくて良い"、"どうしても嫌いなら無理せずに「壁」を作ろう"といった話についてもやっています。
2015/8/16:
●嫌なやつでも馬鹿でも権力者!上司を敵に回すのは得策ではない
●むしろ絶対にしちゃダメ!間違いを指摘しても相手は変わらない
●こちらが好意を示せば、相手もこちらに好意を寄せてくれる
●苦手な上司は「こき使ってやる」と考えると精神的に楽になる
2017/06/06:
●上司に限らない…嫌いな人は良いところを探してみよう
●カウンセラー「どうしても嫌いなら無理に好きにならなくて良い」
●嫌なやつでも馬鹿でも権力者!上司を敵に回すのは得策ではない
2015/8/16:
部下を叱るのもパワハラ?上司という立場に甘えた日本の管理職らといった話を以前やっています。このような状況は変わってほしいとは思うものの、すぐに日本の職場が変わるということはあり得ません。
ですから、たとえ上司が嫌なやつだろうと、馬鹿だろうと、とりあえず、味方につけておくことが必要そうです。
「直属の上司が最悪!」。そんな上司も、あなたの味方にするシンプルな方法!|社内政治の教科書|ダイヤモンド・オンライン(2015年4月27日 高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長] )でもそういう話がありました。
アクションを起こすときには、必ず直属の上司を通して動くのがサラリーマンの原則。上司を味方につけておかなければ、うまく物事を進めることはできないとしています。その上、上司はあなたの人事評価をする、もっとも身近な「権力者」。万一、上司を「敵」に回せば、悪いことになると考えられます。
●むしろ絶対にしちゃダメ!間違いを指摘しても相手は変わらない
高城幸司さんはまずプロに徹して、好き嫌いをなくすことをアドバイスしています。
・嫌い」という感情が相手に伝わってしまえば、上司は簡単に「敵」になる。
・顧客同様上司に対しても、「好き嫌い」という感情を捨てる。
また、いくら上司が愚かであったとしても、絶対にやってはいけないこととしては、欠点の指摘です。
・当たり前のことですが、誰でも自分の欠点を指摘されるのは嫌なもの。
・「私に悪いところがあったら、正直に言ってくれ」も真に受けない。表面は取り繕っても、内心ではムッとしている。
高城幸司さんは「そもそも、人を変えようとすることが間違いです」と言っていました。これは過去の交渉の話などでも出てきました。相手を論破しても納得させることは難しいのです。
(
説得のコツは相手に反対・否定しないこと、間違いを指摘しないことなど)
なお、これらは上司が部下の悪いところを叱ることも間違っているという話にもなり得ます。基本的に「叱る」はあまり有効な指導法ではないことが研究によってわかっています。
●こちらが好意を示せば、相手もこちらに好意を寄せてくれる
さらに「いかに良好な人間関係をつくるかを考えるべき」としていました。これも過去の交渉の話で出てきました。相手に好かれることが何よりの「交渉上手」なのです。とはいえ、高城さんはなかなか難しいことを要求していますね。
・上司の悪いところを良いところだと捉える。
・悪いところを注意されたら、「ご指摘ありがとうございました」と感謝する。
・本人がいない場所で何度も褒めることで、上司への嫌悪感は薄らぐ。
「こちらが好意を示せば、相手もこちらに好意を寄せてくれる」というのを心理学で「ラポール」というそうです。それには相手に好意を伝える必要があります。
●苦手な上司は「こき使ってやる」と考えると精神的に楽になる
上司を積極的に利用するというのは、精神的にも良いと思います。「利用している」と思えるだけで、気分的に楽ですからね。
どんなにダメな上司にも使うべき「強み」があるとして、高城さんは何にもできないけど社外にだけ好評な上司の例を挙げていました。"自分たちの都合もかまわず、社外で“いい顔”をして無理なスケジュールで仕事を受けてくる"という、よくいるタイプの困った人です。
この上司をどうやって利用するか?と言うと、社内ではもちろん使えないので、この社外でのウケの良さを活かします。
・上司の人脈を紹介してもらう。
・難攻不落のクライアントとの面談に、あえて同席してもらう。
"自分から顔をそむける部下よりも、自分に頼ってきて、しかも成果を上げている部下に好感をもつに決まって"います。これはわかるのですが、なるほどと思ったのが、"周りに嫌われている上司であればあるほど、この作戦は有効"という指摘。嫌われ上司であればあるほど、嫌わずに慕ってくれる(ように見える)部下はたいへん貴重です。効果は抜群ですね。
ブログ内検索しても出てこないのですが、相手に好かれるには相手に頼みごとをしろ、というアドバイスも過去にあったと思います。頼られると気分が良くなるからでしょうね。他に、上司を出世させるのが自分を出世させる最大の近道という話も、以前ありました。
上司をこき使ってやる…くらいの心持ちを持つだけでだいぶ楽になれると思いますし、実際、上司を利用した方があなたのビジネス的にもプラスなのです。
●上司に限らない…嫌いな人は良いところを探してみよう
2017/06/06:
嫌いな人とも我慢せず付き合える2つの方法 |AERA dot. (アエラドット)(更新 2017/6/ 6 07:00) という記事がありました。
産業カウンセラーで職場のメンタルヘルスの専門家である見波利幸さんは、"真面目で誠実な人ほど、「仕事に私情を挟むべきでない」と思い込んで苦手な人とも我慢して関わろうとし、次第に会社に行くのが辛くなる傾向がある"としていました。前半では「プロに徹して好き嫌いをなくす」という話が出ており、それを否定する記事かな?と思いました。
ただ、読んでみると、意外に似たような話もあります。それは、苦手な相手の良いところを探そうというもの。職場の上司や同僚、部下が成し遂げた成果、あるいは長所を書き出してもらう、といったことをするんだそうです。例えば、ある人はこの作業において、苦手意識しかなかった上司への嫌悪感が中和されてきた…といいます。
誰かの長所を実際に文字にしようとすると、今までの言動を詳細に思い出し、あらゆる視点から分析することになるので、見落としていたことに気付く場合があると、説明されていました。
●カウンセラー「どうしても嫌いなら無理に好きにならなくて良い」
ただ、この後、「プロに徹して好き嫌いをなくす」を否定する話もちゃんとありました。相手をどうしても好きになれないのであれば、まず、「付き合いを断つ」という手が最善手だというのです。
職場の場合はそうは行かないのですが、そうであっても無理に好きになるということは勧めていません。相手との間に「壁」をつくるとしていました。とはいえ、この壁の作り方はかなり難しそうです。
例としては、パワハラ上司にひどい言葉を投げつけられたら、「その言葉、かなり胸に刺さりました」「今、すごく驚きました」などと、相手の言葉をどれだけ自分が「重く」受け止めているかを伝える、といったものが挙げられていました。一方で、ここで否定的な言い方をしてはいけないのだそうです。
どういうのが駄目な例かは書かれていないものの、良い例を見ると相手を攻撃するのではなく、自分が虐げられている弱者であることをアピールする感じですかね。これで何となくイメージできるのではないかと思います。
【本文中でリンクした投稿】
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