2020/03/11:
●コカコーラがペプシ従業員との結婚で、婚約破棄か辞職を迫った結果…
●都市伝説ではなくマジ? AP通信の情報をアメリカ大手新聞紙が掲載
2021/02/19:
●コカコーラはペプシ飲むと解雇?アメリカで不当解雇だとして訴訟に
●マイクロソフトでも解雇!日本では自動車メーカーで差別する措置
●コカコーラがペプシ従業員との結婚で、婚約破棄か辞職を迫った結果…
2020/03/11:確か
コーラ (飲料) - Wikipediaからだったと思うのですけど、以前メモっていた話。要出典つきになっていて怪しく、デマ・都市伝説の類ではないかとは思います。ただ、与太話としてならおもしろいと思える話でした。
<米国におけるコカ・コーラとペプシコーラの両社は、市場のシェアー争いでしのぎを削っている。そのような最中、1985年マサチューセッツ州のコカ・コーラで働いていたアマンダ・ブレイクはペプシの従業員デブィット・クローニンと恋仲になり婚約した。ところがこれが会社の知るところとなり、両社の従業員間の結婚等は厳禁であったため「婚約破棄か男女どちらかが職を辞せ」との命令を受けた。この命令を彼女が拒否したところ、即解雇(利害の抵触)となり、2人はコカ・コーラを相手に訴訟を起こした。裁判の結果はコカ・コーラの敗訴となり、70万ドルの和解金を支払うこととなった[要出典]>
●都市伝説ではなくマジ? AP通信の情報をアメリカ大手新聞紙が掲載
とりあえず、今の
コーラ (飲料) - Wikipediaには記述が見えず。履歴を見てみると、やはり過去のこのページにはありました。また、以下のような記述もあります。ライバル会社への利益供与を防ぐため…といった意味でしょうか。
<なお、使用者によって雇用されている在職時の制限は無論のこと、社を退く際にも競業避止義務を従業員に求めてライバル企業への利益移転防止に努める企業は珍しくない。競業避止義務については商法、会社法、労働法で取り扱われる。また、上記の裁判はメーカーである企業の経営、コーポレート・ガバナンスをめぐって争われた問題であり、飲料、商品としてのコーラの品質内容とは関係がない>
そもそも本当にそのような訴訟があったかすら怪しいと思ったのですけど、Wikipediaのノートを見ると、1987年にAP電(AP通信)をネタ元にThe New York Timesが報じていたとのことで、もともとは通信社情報だった模様。一応、ちゃんとしたソースはあった感じ。とはいえ、本当なんですかね?とやはり疑ってしまいますが…。
また、Wikipediaから削除された理由は、コーラのページではなく、コカ・コーラのページで書くべきという理由で、信頼性の問題ではなかったようです。一方で、コカ・コーラの方のWikipediaを見てみたものの、この記述は移動されておらず。そして、Wikipedia内で検索してもそれらしき記述はなし。削除されたたけで、生き残らなかった感じでした。
●コカコーラはペプシ飲むと解雇?アメリカで不当解雇だとして訴訟に
2021/02/19:「ペプシ従業員との結婚も婚約破棄を要求」というのは誤報ではないかとなおも疑って検索してみると、「ペプシ飲むと解雇」という、当初のニュースとはやや異なる話が出てきました。やはり本当かいな?という話ではありますが、こちらの方がよく聞く話ですね。この記事では、以下のように書いていました。
<米コカ・コーラ社の従業員が業務中にペプシコーラを飲んだことで解雇された、というニュースがネット上で話題となっている。
CNNの報道によると、2003年にコカ・コーラ社の配達ドライバースタッフの男性が、カリフォルニア州のスーパーに配達を終えた後、休憩するためにペプシコーラを買い、バックルームに向かった。これを誰かが目撃し、コカ・コーラ社に通報したのだという>
勤務中ですのでそこらへんは問題にできる可能性をまだ感じます。とはいえ、法的にどうなの?と思うところ。競合他社の製品を飲んだというだけで解雇されるのは米国でも異例だそうで、男性と労働組合は不当解雇だとして訴訟を起こしているとされていました。ただ、古い記事なのに続報がないため、やはり事実なのか?と疑いたくなる話です。
●マイクロソフトでも解雇!日本では自動車メーカーで差別する措置
ところで、この話があったのは、
コカ・コーラ配達ドライバーがペプシ飲んで解雇! 意外に多い「競合製品は使用禁止」の企業 | キャリコネニュース(2015.7.21)という記事。別の例も載っていました。コカ・コーラ同様にもともと評判が悪いマイクロソフトの例です。
<米ウォールストリートジャーナルの2010年の記事によると、マイクロソフト社でも従業員のiPhone使用の是非について幹部が議論したことがあったという。確かに競合他社の製品を使うことは、外部から見たら「自社製品に自信がない、負けを認めている」と捉えられかねない。やはり企業としてはセンシティブになるポイントのようだ>
ネットで、大手自動車メーカーの下請け工場では、他社の自動車で通勤すると工場から離れた駐車場に停めさせられるという話や、大手飲料メーカーの工場では他社の飲み物は持ち込み禁止で、のどが渇いたら社内で自社製品を購入するよう上司に言われた、という話も出ていたみたいですね。
あり得ない、あり得ないと思っていましたが、駐車場の話は私も聞いたことがあります。「ある工場に行くときは~社製の車じゃないと工場内に入れない」といった話を先輩が言っていました。ただ、今考えてみると、本当かどうかは不明。私が実際にその工場の人に言われたわけでもありません。
ネットの反応でおもしろかったのが、むしろ逆方向の方向性でも問題があるという指摘。自社が扱っている製品を使ったり食べたりしていると「商品をくすねたと思われかねない」ため、小売店の中には、従業員が自分の店で買い物することを禁止するところもあるという話です。そういう考え方もあるのか!
そういえば、ちょうど今回出てきたiPhoneに関わる
中国製造業の魅力は人件費以外にある 熟練労働力やサプライチェーンなどという最近の投稿。ここで、インドの工場で暴動が起きたときに、どさくさに紛れて従業員たちがiPhoneを盗みまくった…という話をやっているんですよ。今回出ていたのは小売店のケースでしたが、ものづくりの現場でも十分に起き得る問題かもしれません。
【本文中でリンクした投稿】
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中国製造業の魅力は人件費以外にある 熟練労働力やサプライチェーンなど【関連投稿】
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