【今は魔の3回生】自民党の魔の2回生という言葉、作ったのは産経新聞だった

2019/02/20：
●今は魔の3回生 自民党の魔の2回生という言葉、作ったのは産経新聞だった
●女性問題田畑毅・未公開株武藤貴也・育休不倫宮崎謙介など
●女性を暴行して被害届を出された？田畑毅議員
2019/02/22：
●田畑毅議員の件は準強制性交等罪容疑と盗撮容疑だった
2016/2/9：
●育休取得で有名だった宮崎謙介議員
●宮崎謙介議員にまさかの不倫疑惑、相手は女性タレント
●妻の出産のわずか5日前に起きた密会
●以前の離婚も「女性問題が原因」だった宮崎謙介議員
●育休宣言気に食わず？産経新聞もなぜか擁護なしで攻撃態勢
2016/2/9：
●自民党好きの産経新聞も武藤貴也議員批判に回る
●自民党離党に繋がる未公開株詐欺疑惑報じた「週刊文春」らを会見で排除
●武藤貴也議員、今度は未成年買春疑惑　ゲイ向けサイトで出会い、議員宿舎でも関係
●同性間の売買春は違法じゃない！というのは問題がある


●今は魔の3回生 自民党の魔の2回生という言葉、作ったのは産経新聞だった

2019/02/20：なるべく政治の話はやらないように心がけているものの、過去に書いて読まれない投稿がたくさんあり、まとめてつつ再投稿していこうかと。とりあえず、最初は未公開株問題の武藤貴也さんと育休不倫の宮崎謙介さん。

　ただ、新しいものもと思って性質が近い最近のネタで思いついたのが、女性問題の田畑毅さんを入れることに。すると、この3人がすべて安倍チルドレンで同期だと気づきました。当初「魔の2回生」と言われており、現在は「魔の3回生」(魔の3期生)となっている世代です。

　魔の2回生 - Wikipediaによると、意外なことにこの「魔の2回生」という言葉を生み出したのは産経新聞。産経新聞編集局整理部記者の森山志乃芙さんが、2017年4月20日の産経新聞朝刊において初めて使ったそうです。


●女性問題田畑毅・未公開株武藤貴也・育休不倫宮崎謙介など

　現時点でも問題を報じられた安倍チルドレンの多さがすでにすごくなっています。ある意味豪華ですね。

＜魔の2回生時代＞
・未公開株取引での金銭トラブルを報道された武藤貴也
・不倫を報じられた宮崎謙介
・秘書への暴言や暴行を報道された豊田真由子
・女性問題を報道された中川俊直
・中川郁子
・門博文
・務台俊介
・橋本英教
・大西英男
・党内からの批判があった金子恵美
・文化芸術懇話会が問題となった際、出席者の多くが2回生であった

＜魔の3回生時代＞
・池田佳隆
・加藤寛治
・国場幸之助
・穴見陽一
・工藤彰三
・菅家一郎
・田畑毅
・杉田水脈　(Wikipediaの不祥事報道のところにはなかったものの、第47回は落選したが第48回で返り咲いた議員一覧に名前があったので追加)

　この後は個別の話。政治家ネタを集めようというので書き始めましたので、安倍チルドレン以外の話も今後含めていくかもしれません。


●女性を暴行して被害届を出された？田畑毅議員

　まとめるにあたって新ネタとして見事選ばれたのは、田畑毅議員です。ただ、いきなり離党して詳細な報道もないので内容はあまりわからず。私が前読んだ記事では、地元秘書も聞かされておらず困っている状態でした。

　とりあえず、多くの場合は、ほとんど「女性問題」「女性とトラブル」とだけしか報じられていません。多少詳しいものですと、TBSは暴行被害を受けた女性が警察に被害届を提出したと伝えているそうです。

　また、田畑議員の選挙区がある地元局の中京テレビは「男女関係のトラブルから相手側が愛知県警に相談し、警察が事実関係の確認をすすめて」いると報じているとのことでした。
(“安倍チル魔の3回生”田畑毅議員の離党の原因は深刻な女性トラブル！ 暴行し警察沙汰の報道｜LITERA／リテラ(2019.02.16 08:25)より)


●田畑毅議員の件は準強制性交等罪容疑と盗撮容疑だった

2019/02/22：田畑毅議員の件で続報あったので追記。「準強制性交等罪」で田畑毅議員を告訴した女性とは交際していたのですけど、どうも普段から彼女には無断で写真や動画を撮っていたようです。盗撮ですね。通常このような盗撮や強姦などは全然付き合っていない女性を相手にするので、かなり変わったケース。普通の盗撮でもそうですけど、病気かもしれません。
(自民党「田畑代議士」離党騒動の真相　被害女性が “盗撮被害”と“告訴”を独占告白 | デイリー新潮　週刊新潮 2019年2月28日号掲載より)

　読売新聞系のスポーツ報知によると、週刊新潮は田畑議員と見られる男性と女性とのやり取りの音声も入手。音声では女性が「動画撮ったよね」と問いただすと「撮ったけどもう削除します」と答えていた他、「消すよ、全部消す」と慌てふためく様子もあり、盗撮は確実そうな様子。

　さらに別の場面でも、女性から「盗撮の件はどう思いますか？」と問われ「盗撮の件は、完全に自分が見たかっただけです」と答えてるところ。また、女性が「なんで記憶もなく普通に寝ている時に盗撮するんですか？」と問い詰めたところでも、「だって寝ちゃうんだもん」としており、やはり盗撮したことは問題なく認めていました。
(自民党田畑議員、盗撮疑惑の音声がテレビで放送「自分が見たかっただけ…だって寝ちゃうんだもん」2/21(木) 9:34配信 より)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190221-00000069-sph-soci


●育休取得で有名だった宮崎謙介議員

2016/2/9：宮崎謙介議員の育休の件は知っていたのですが、判断に迷って特にコメントしていませんでした。社会に問題提起する意図は理解できるものの、パフォーマンス的なところもあるという感じで、賛成とも反対ともはっきりと言い難い感じ。

　私は会社で残業しないように…と上司がさっさと帰るのと似た印象でした。確かに上司がいると帰りづらく、上が率先して…というのはわかるものの、それで残業問題そのものを解決するわけではなく、部下が帰れる環境を作らないと大きな意味がない気がするんですよね…。

　そういった育休のニュースをまず最初に一つだけ。

育休どうする？金子恵美議員が男児出産、夫・宮崎謙介議員が報告　2016/02/05 22:03　スポニチ

　自民党の金子恵美衆院議員（３７）＝新潟４区＝が５日午前、都内の病院で第１子となる男児を出産した。夫で自民党の宮崎謙介衆院議員（３４）＝京都３区＝が同日、自身の公式ブログで報告した。(中略)

　宮崎氏は昨年１２月、第１子誕生後に「育休」を取得する予定であることを公表。育児のため男性議員が一定期間、国会を欠席した例はなく、男性の育児参加を促す社会と、国会議員の仕事の特殊性から、議論を呼んでいた。

●宮崎謙介議員にまさかの不倫疑惑、相手は女性タレント

　で、その宮崎謙介議員に不倫疑惑が出るというえらいことに。こちらが今日の本題です。

“育休議員”宮崎氏に不倫疑惑　妻の出産入院中、自宅に女性連れ込み ― スポニチ Sponichi Annex 芸能　[ 2016年2月9日 06:00 ]

　「育休議員」として注目を浴びている自民党の宮崎謙介衆院議員（３５）が、妻で自民党の金子恵美衆院議員（３７）が第１子出産のため都内の病院に入院している最中に、京都の自宅に若い女性を連れ込んだ不倫疑惑が浮上した。(中略)

　この“ゲス不倫疑惑”の一部始終を、１０日発売の「週刊文春」が報じるとの情報がある。

　記事では、"本人がどのような説明をするか注目される"としていましたが、とりあえずコメント拒否とのこと。というか、相手は芸能人か！

不倫疑惑の宮崎謙介議員　取材答えず走って逃げる - 社会 : 日刊スポーツ　[2016年2月9日15時10分]

　同誌(引用者注：「週刊文春」)によると、宮崎氏は先月３０日、地元京都市の自宅に、女性タレントを招き入れ、一夜をともにしたという。(中略)

　宮崎氏は９日午後、衆院本会議に出席。この問題の事実関係を問う報道陣の取材には一切答えなかった。特に、本会議終了後は、議場を出ると、走って逃げ、報道陣を振り切った。「宮崎さん、逃げるんですか」の問いかけも、完全無視した。

●妻の出産のわずか5日前に起きた密会

　これ以外に、"「育休」の自民・宮崎謙介衆院議員、不倫疑惑報道に「申し訳ない」"という、不倫を認めているかのような見出しの記事があり気になったのですが、なぜか速攻で削除されています。

　政治家が得意なのは、「事実ではないがお騒がせして申し訳ない」という謝り方ですから、実際には認めていなかった可能性があります。とりあえず、消されちゃったのでさっぱりわかりませんね。

　ただ、一晩女性といっしょにいることの説明は、正直難しいですよ。無理ゲーです。また、先ほどの記事によると、以下のようなエグい内容でもあります。輪をかけてまずいですね。

　宮崎氏の妻で、同僚の金子恵美衆院議員（３７）は今月５日に、第１子となる男児を出産したばかり。文春の報道内容は、その５日前の「不倫密会」となる。

　へその緒がついた長男の写真も掲載し、「これから２人で大切に育てていきたい」とも記し、早くも、イクメンぶりをアピールしていた。

●以前の離婚も「女性問題が原因」だった宮崎謙介議員

　過去のことをとやかく言っちゃ悪いですが、「前科」もあるとのこと。

宮崎議員、加藤紘一氏長女と３年で離婚　その時も「女性問題が原因」 ― スポニチ Sponichi Annex 芸能　[ 2016年2月9日 05:58 ]

　宮崎議員は、加藤紘一元自民党幹事長の長女の加藤鮎子衆院議員（３６）と０６年に結婚後、わずか３年で離婚している。その時も「女性問題が原因で鮎子さんから別れた」（関係者）という。

　育休休暇を取る理由を「産後１カ月は妻を助けるため」と説明していただけに、二階派関係者は「疑惑が事実だとしたら大変なことだ。彼のスタンドプレーに振り回された結果がこれか…」とあきれ返っている。

●育休宣言気に食わず？産経新聞もなぜか擁護なしで攻撃態勢

　興味深かったのが、自民党べったりの産経新聞が初っ端から攻撃モードだということです。育休宣言が気に食わなかったんでしょうか？

「育休宣言」の宮崎衆院議員に不倫疑惑　週刊文春が報道へ、党内で批判強まる　記者団の取材に“逃走”　2016年2月9日 15時23分　産経新聞

　育児休業取得を宣言し、国会議員の育休の制度化を推進していた宮崎氏の不倫疑惑に、党内で批判が強まっている。(中略)

　宮崎氏は、文春報道について自民党執行部に報告済みだというが、ある幹部は「育休を訴えておきながら、これ（不倫疑惑）では自民党どころか国会議員全体のイメージダウンにもなりかねない」と憤った。

　というか、自民党のイメージダウンではなく、国会議員全体のイメージダウンとさり気なく攻撃対象を分散するコメントを載せていました。ここらへんはさすが産経新聞！という感じで、変に感心しました。


●自民党好きの産経新聞も武藤貴也議員批判に回る

2016/2/9：自民党からは離党したものの、議員辞職は否定した武藤貴也議員。自民党議員じゃなくなったのでもう良いと思ったのか、産経新聞も「あんな資金集め、議員の自覚なし」「辞めるべきだ」　武藤衆院議員の地元・滋賀県、厳しい声相次ぐ　2015年8月26日 20時52分という批判的な記事を書いていました。

「あんな資金集めに手を出すこと自体、議員としての自覚に欠ける」(民主党県連代表の林久美子参院議員)
「会見の内容は全然納得できない。辞めるべきだ」(甲賀市の会社員、冨永良治さん（７３）)
「疑惑についてきちんと説明できていない。当選すればよいという思い上がりが、今回の問題を起こしたのではないか」(同市のパート従業員、城戸まりこさん（６８）)

　ただし、しっかり「辞めるほどの問題じゃない。若い行動力で世の中を良くしてほしい」(近江八幡市の会社員、中尾洋さん（４０）)というフォローも載せています。

　また、"武藤氏が支部長を務めていた自民党県第４選挙区支部幹事長の小寺裕雄県議"の言葉は、「まずは地元で説明するのが筋だ」のみの紹介。えっ、問題はそこなの？とズッコけました。感覚がずれています。


●自民党離党に繋がる未公開株詐欺疑惑報じた「週刊文春」らを会見で排除

　武藤貴也議員はSEALDsに対して「戦争に行きたくないのは、自分中心で極端に利己的」と批判したため、むしろ武藤貴也議員こそ利己的と何度も非難されています。実際、武藤議員は利己的な行動だらけですしね。

　その利己的な行動の一つ、自民党離党に繋がった武藤貴也議員、未公開株詐欺か？4100万円集めて借金返済に使用の件で、釈明会見をしましたが、これがまた大荒れです。

武藤貴也議員「釈明会見」で怒号――金銭トラブル報じた「週刊文春記者」を閉め出し|弁護士ドットコムニュース　2015年08月26日 14時02分

会見に出席できたのは、自民党の記者クラブと武藤議員の地元である滋賀県の県政記者クラブに所属している記者だけ。どちらのクラブにも所属していない雑誌記者やカメラマン、ネットニュースの記者たちは会見から閉め出され、「なぜ入れないんだ」と抗議した。(中略)

会見が始まる直前、武藤議員が5人の警備員に伴われて会場前にやってくると、「武藤さん、どうして雑誌は入れないんだ！」「あんたこそ利己的だ！」と、会場から締め出された約20人のカメラマンや雑誌記者たちからの怒号が飛び交った。(中略)

週刊文春の男性記者は「週刊文春の記事について説明する会見なのに、週刊文春の記者を入れないのは筋が通らない。せっかくこういう機会をつくったなら、我々も入れてほしい」と話していた。

●武藤貴也議員、今度は未成年買春疑惑　ゲイ向けサイトで出会い、議員宿舎でも関係

　その排除された週刊文春が二の矢を浴びせてきました。内容的に下品な方向に行くかな？と紹介をためらったものの、普通に犯罪的であり、重要だと思い直す内容の記事。

武藤貴也議員の“未成年買春”を相手男性が告白 | スクープ速報 - 週刊文春WEB　2015.08.26 16:00

 取材に応じた相手男性(引用者注：19歳)によれば、ゲイ向けの出会い系サイトで知り合い、昨年11月、武藤議員と1回2万円で性交渉を行った。会ったのは約20回に及び、議員宿舎でも関係を持ったという。

 武藤議員は、「週刊文春」の取材に事実関係を否定し、相手男性との面識も否定した。しかし取材翌日、相手男性に武藤氏から、取材に応じないよう要求する電話が入り、LINEも送られた。

●同性間の売買春は違法じゃない！というのは問題がある

　当初これは当然犯罪だろうと思いました。ところが、"売買春が法律で禁止されているのは異性間のみであり、同性間は違法とならない"とのこと。

　何と馬鹿げた話でしょう。保守派の人は同性愛者を差別したがりますけど、本来同様に扱うべきものであり、それは悪いものに対しても同じです。同性間での売買春も同じように危惧しなくてはいけませんでした。

　ということで、違法じゃないそうなんですが、これまた「武藤氏の利己的な振る舞い」と批判されていました。前述のように、本人は否定しており、確定ではありません。しかし、次から次へと本当いくらでも疑惑が出てくる人ですね。


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