山口組総本部家宅捜索のニュース見ていて、何気なくクリックした話。どうせ大げさに書いているんだろうと思ったものの、何かマジでやばそうな感じです。
●AGFブレンディのセクハラCMが世界的炎上
動画は見ずに書き始めました。後で探して上に貼ったので、皆さんは先に見ることができますが、以下はとりあえず記事を読んで「これはマズそうだ」と感じて書き始めまたものです。
最初はまず経緯から。宣伝の対象は、AGF(味の素ゼネラルフーズ)の「ブレンディ」。"このCMは元々WEB用として制作され、2014年11月からすでに公開されていた"そうです。それがなぜ今になって炎上したか?について、アサ芸プラスは以下のように説明していました。
「公開当時はまったく騒がれていなかったようですが、ある外国人がこの動画を見つけ、問題提訴のためか英訳して動画サイトに公開したのです。すると動画は瞬く間に拡散され、海外の記者たちから女性差別を助長するとの声が殺到。結果、その声は日本にも届き、1年遅れで炎上するという珍しいパターンとなっています。すでに日本だけでなく動画は世界に伝わっていますから、今後ますます問題が大きくなる可能性があるでしょう」(テレビ誌記者)
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「今まで見たCMで一番不快」悪趣味すぎるブレンディCMが世界的大炎上! アサ芸プラス10月2日(金)17時59分より)
ただ、J-CASTは、上記の間に、"9月に開催された広告祭「スパイクスアジア2015」でブロンズ賞を受賞したことで、再び日の目をみることとなった"ためと指摘していました。
(
「濃い牛乳を出し続けるんだよ」 女子高生を胸が大きい「乳牛」に見立てたAGFのCM動画に賛否 J-CASTニュース10月2日(金)18時31分より)
セクハラ動画に賞を上げちゃったとなると、この広告祭も問題になってくるかもしれませんね。
●巨乳女子高生に「濃い牛乳を出し続けるんだよ」
ただし、問題は本当にセクハラ動画なのか?という話。アサ芸プラスは以下のような内容だとしていました。
「CMの内容は牛を高校生に擬人化し、卒業を描くというものです。その中で生徒には卒業後の進路が言い渡されるのですが、不良は闘牛場へ送られ、ある男子生徒は食肉加工場と告げられ号泣。そして主人公らしき女子高生は、あからさまに大きな胸を強調した映像が流れ、最後は校長から『濃い牛乳を出し続けるんだよ』という言葉とともにブレンディ行きを言い渡されるという内容です」(テレビ誌記者)
女性に「濃い牛乳を出し続けるんだよ」の時点で言い訳効かないと思うのですが、「胸を強調した映像」もあるということで完全にアウトな気がしますね。
J-CASTの場合は「見るからに巨乳」など、ここに関する部分をさらに詳しく説明してくれています。
同ライターはどうやら、主人公の「胸」に関するシーンに不快感を抱いたようだ。主人公のウシ子は見るからに巨乳であり、回想シーンでは、胸を強調したようなシーンもみられた。
白いTシャツを着たウシ子が、「胸を張って」という母の言葉を思い出しながら、大きなおっぱいを上下に揺らしてランニングする姿がスローモーションで映し出されていた。
●セクハラ動画を称賛してしまう人も
ここまで書いて動画を探して見ましたが、ヤバイですわ、これ。J-CASTの方で指摘していた「胸を張って」も、たいへん重要でしたね。明らかに狙ってやっています。悪趣味すぎですわ。
ただ、J-CASTのタイトルが「AGFのCM動画に賛否」となっていたのが気になりました。「賛」? これに賛同しちゃう人いるんですか?
一方、こうした批判に対しては、
「ユニークで良くない?」
「むちゃくちゃ面白いじゃないですか」
「表現に対する寛容さが少ない人が相変わらず多いね」
「え...ブレンディのCM何がダメ...なの!?」
といった声も多く出ており、賛否双方で盛り上がりをみせている。
●セクハラだけでなく、別の差別表現の指摘
差別表現を「表現に対する寛容さ」と言っちゃう人がいるのが頭痛いですが、別の観点からの批判も出ていますので、そちらも紹介。
こちらは一応、本当に肉を食べることの批判表現、あるいは動物の命の大切さを訴えるものとしてはアリかな?と感じました。ただ、問題なのは、これ、ブレンディのコマーシャルだってことですよね。
全くそういう社会性のあるテーマではなく、ブレンディがいかに素晴らしい商品かと(「面白い」というツイートもあったように、たぶん製作者としては「面白おかしく」)宣伝しているだけなんですが、その過程であちこちを攻撃して不快にしているという最悪な広告になっています。逆効果です。
●AGFは微妙なコメントでお茶を濁す
AGFは、「見る方によってそれぞれお考えがあると思いますが、反省するところも多いです」という微妙なコメントをしています。「悪くないとは言わないが問題だったとも言い切らない」という感じで、批判を受け入れつつも、会社の体面を保つような言い方をしてきました。
最近ちょくちょくある妥当性のないイチャモンみたいな批判ならこれでいいんですが、今回のケースは素直に謝罪した方が良いじゃないですかね? 露骨過ぎて、「受け取り方の問題」では、済まないケースだと思います。
投稿直前に関連投稿を探していたら、
ルミネのセクハラCM炎上 製作者らがダメだと気づけなかった理由が出てきました。これは男社会であるがために問題に気づかず見過ごされたという例だと思いますが、AGFもオヤジ同士で下品なジョークを言い合うような内輪のノリを、そのままコマーシャルにしてしまった印象を受けます。
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