("小林牧場物語 手づくりペッパーカマンブルー 感想"は、
チーズとペッパーの相性抜群!新札幌乳業・小林牧場物語の感想 手づくりブルーチーズ・ペッパーカマンブルーにまとめました。こちらは別の話で再利用しています)
コメダ珈琲店の戦略に関する話をいろいろと。小見出しは、以下のような感じです。
新商品を期間限定で次々と投入しているコメダ珈琲店
期間限定メニューにフランチャイズ店猛反発?
保守的な高齢の常連客に見放される危険性
目指せ47都道府県制覇!海外も出店増加へ
●新商品を期間限定で次々と投入しているコメダ珈琲店
コメダ、常連客失いかねない「危険な改革」にFC店が猛反発…全世代客取り込む攻撃経営 Business Journal / 2017年6月11日 6時0分(文=高井尚之/経済ジャーナリスト・経営コンサルタント)によると、コメダ珈琲店は、"これまでは「定番メニューをいつもと変わらず提供し続ける」が店の方針だったが、ここ数年で手法を変えている"としていました。"近年、新たなスイーツメニューを次々に投入している"のです。
これについて、コメダの広報担当・清水大樹さんは、「新商品はほとんどが期間限定商品のため、『スイーツメニューを増やしている』という感覚はあまりありません」と釘を刺した上で、以下のような説明をしていました。
「もともとコメダは定番商品を大切にしてきました。でも1968年に創業してから、まもなく50周年を迎え、時代とともに消費者の嗜好も変わっています。そこで伝統を大切にしながら、近年は時代を見据えた新たな提案を『期間限定商品』というかたちでも行っているのです」
●期間限定メニューにフランチャイズ店猛反発?
すき家復活、松屋も順調で吉野家一人負け 牛丼以外のメニューがないせいか?などで書いているように、期間限定商品をどんどん出すというのは、最近の飲食店チェーンの成功法則として固まってきています。コメダ珈琲店もそういった流れに載ったものであり、悪いやり方ではないと思います。
ただ、"コメダ、常連客失いかねない「危険な改革」にFC店が猛反発"というタイトルでわかるように、記事ではこれに批判的なところもありました。
コメダの総店舗数のうち約98%がFC店(フランチャイズ店)。そして、当初は「変わらずに、いつも同じ味の商品を提供し続けるのがコメダのやり方だ」「季節限定の商品はコメダにはなじまない」というFC店オーナーの反対意見も多かったとのこと。
とはいえ、「期間限定商品も、いまとなっては季節の風物詩になりつつあります」(清水氏)ということで、現在の反対がどれくらいあるのかは記事では書かれていませんでした。また、「選べるモーニングも検討に検討を重ねて、店の負担をできるだけ増やさないメニューにした」という工夫もしているようです。
●保守的な高齢の常連客に見放される危険性
もう一つタイトルになっている「常連客失いかねない」というのは、"コメダを支持する常連客(特に年配のお客)にそっぽを向かれる危険性"についてでした。
強みである「昔ながらの喫茶店」のイメージが壊れ、常連客が「自分の好む店ではなくなった」と離れてしまいかねないというもの。"年齢を重ねれば注文も保守的になる"とも記事では書いていました。
ただ、タイトルと違って、記事ではコメダ珈琲はむしろうまいことやっているという感じでした。
まず、"若者を対象とした店以外の飲食店は、中高年客を大切にすることが経営安定的にも望ましい"一方で、"「常連のたまり場と化した店が、お客も店主も高齢化して、やがて役割を終える」ことも避けたい"ところだと言います。
そして、コメダ珈琲店の新商品は、新商品ではあるものの、どこか昔ながらのものを感じさせている商品であり、"いい線をいっていると思う"とむしろ評価されている感じです。
●目指せ47都道府県制覇!海外も出店増加へ
なお、コメダ珈琲店は現在絶好調。"2017年2月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が前の期比9%増の45億円となり、過去最高を更新"しています。
理由としては、出店を増やしているというのがあります。"16年8月に北海道、11月に鹿児島県に初進出するなど全国展開を加速"。"17年2月期末の総店舗数は747店と、前年と比べて64店増えた"そうです。
(
「コメダ珈琲店」最高益更新 17年2月期、出店効果 :日本経済新聞 2017/4/12 16:41より)
また、"今後2年以内に47都道府県すべてに出店したい意向"だと言います。現在、コメダ珈琲店がないのは、青森、秋田、沖縄の3県でここへの出店を目指しています。さらに、"現在、中国・上海に1店だけの海外では、台湾に来年2月末までに出店する考え"も示しています。
(
コメダ珈琲店「2年以内に全国出店」 現在の空白は3県:朝日新聞デジタル 2017年4月13日08時42分より)
飲食店チェーンで問題が大きくなるのは1000店からと言われており、"甘味喫茶「おかげ庵(あん)」を含め国内746店"のコメダ珈琲店はまだまだ余裕がありそうです。ただ、危うさというと、こういった拡大路線にもあるかもしれません。
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