ノーベル賞、「ヒッグス粒子」2氏が大本命 :日本経済新聞 2013/10/6 7:00(科学技術部次長 青木慎一)
トムソン・ロイターが昨年、候補に追加した理化学研究所の竹市雅俊神戸研究所長についても関係者の期待は高い。竹市所長は細胞を接着する物質「カドヘリン」を発見した。がんではカドヘリンの機能がおかしくなって細胞同士の接着が緩み、転移が起こりやすくなるとされる。薬剤などでカドヘリンの機能を回復できれば、がんの進行を抑えられるかもしれない。
2賞のどちらも受賞せずに生理学・医学賞に輝いた研究者はいるが、3人いれば誰かは受賞している。大隅、水島、竹市の3氏はまだラスカー賞とガードナー賞を受賞していない。似たテーマとセットで共同受賞する可能性はあるが、もう少し時間がかかるとみるのが妥当だろう。両賞を受賞している日本人研究者はいるが、すでに似た研究テーマで別の研究者が生理学・医学賞を受賞しており、状況は厳しそうだ。
学歴
1962年3月 - 名古屋市立向陽高等学校卒業
1966年3月 - 名古屋大学理学部生物学科卒業
1968年3月 - 名古屋大学大学院理学研究科修士課程修了、理学修士
1969年12月 - 名古屋大学大学院理学研究科博士課程中途退学
1973年3月 - 京都大学理学博士[2]
職歴
1970年1月 - 京都大学理学部生物物理学科助手
1978年5月 - 京都大学理学部生物物理学科助教授
1986年7月 - 京都大学理学部生物学科教授(原形質物性学講座)
1995年4月 - 京都大学大学院理学研究科教授(改組、高次情報形成学講座 高次体制発生分野)
1999年4月 - 京都大学大学院生命科学研究科教授(総合生命科学専攻 多細胞体構築学講座 細胞認識学分野)
2002年3月 - 京都大学退職
2002年4月 - 特殊法人理化学研究所神戸研究所発生・再生科学総合研究センター長 兼 センター長戦略プログラム長、高次構造形成研究グループ グループディレクター[5]
2014年8月 - 兼 発生・再生科学総合研究センター器官発生研究グループグループディレクター 兼 幹細胞研究支援・開発室ヒト幹細胞研究支援ユニットユニットリーダー
2014年11月 - 独立行政法人理化学研究所多細胞システム形成研究センター特別顧問[1]、および器官創成プログラム高次構造形成研究チームチームリーダー 兼 幹細胞臓器再生研究プログラム器官発生研究チームチームリーダー[6]
学術賞歴
1985年7月 - 朝日学術奨励金
1989年5月 - 塚原仲晃賞
1992年5月 - 中日文化賞[14]
1993年10月 - 大阪科学賞
1994年1月 - 朝日賞[15]
1995年2月 - 高松宮妃癌研究基金学術賞
1996年3月 - 上原賞[16]
1996年6月 - 日本学士院賞
2001年9月 - 慶應医学賞
2001年 - 国際発生生物学会ロス・ハリソン賞
2005年4月 - 日本国際賞[17]
2005年 - 神戸市産業功労者
2012年 - トムソン・ロイター引用栄誉賞『細胞接着分子カドヘリンの発見』[8]
2014年 - 一般社団法人日本内分泌学会マイスター賞[18]
叙勲歴
2004年10月 - 文化功労者
2004年 - フランス 教育・学術功労勲章[8]
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