ABC WEBNEWS|【京都】炭酸ガスと水で効率的に石油を合成と発表 9/18 19:07
合成に成功したのは、今中忠行・京都大学名誉教授の研究グループです。今中教授によりますと、水と石油を混ぜ合せた物質に炭酸ガスを含ませる手法により、水分が減少し、石油の分量が増えたということです。今回、開発された手法により、炭酸ガスと水と石油から化学合成でき、低コストでエネルギーを生み出せるようになります。合成油は精製する必要がなく、硫黄や窒素成分を含まないので燃焼時に地球温暖化ガスも出ないということです。
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http://webnews.asahi.co.jp/abc_2_005_20150918008.html
関西のニュース | 関西テレビ放送 KTV
【今中忠行・京都大学名誉教授】
「これだけ本当に、油が大量に合成できるという例は、報告は世界にひとつもありません」
(中略)研究チームの説明によるとまず、水の中にナノバブルと呼ばれる、非常に細かい泡状の酸素を送り込み、そこに紫外線を当てます。すると、一酸化炭素と水素が発生し化学反応が起こりやすい状態になります。
この状態でさらに石油を加えると、水と石油の間に特殊な「白い層」が発生します。
最後に炭酸ガス、つまり二酸化炭素を加えると、白い層の中で一酸化炭素と水素が化学反応を起こし、炭化水素、つまり石油ができるというのです。
今中名誉教授によると、この方法なら電気代3円で100円相当の石油を作ることができます。
さらに石油を作るのに二酸化炭素を使うため、地球温暖化の防止にも役立つということで、一石二鳥の技術となります。(中略)
今中名誉教授は、早ければ来年にも実用化したいと話していて、もし実現すれば将来の石油危機やエネルギー問題を解決できるかもしれません。
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http://www.ktv.jp/news/sphone/20150918_sp.html
受賞など
昭和62年 日本醗酵工学会斉藤賞 受賞
平成 5,6,8,10,11年 日本生物工学会論文賞 受賞
平成13年 日本生物工学会生物工学賞 受賞
平成13年 有馬啓記念バイオインダストリー協会賞 受賞
平成15年 アメリカ微生物学アカデミー fellow
平成17年 日本化学会賞 受賞
平成17年 日本学術会議 会員
平成20年 環境バイオテクノロジー学会賞 受賞
平成21年 日本化学会 fellow
平成22年 紫綬褒章 受賞
立命館大学 生命科学部 生物工学科 環境バイオテクノロジー研究室 (今中研)
オレオモナス・サガラネンシス - Wikipedia 最終更新 2015年8月23日 (日) 00:11
オレオモナス・サガラネンシス(Oleomonas sagaranensis)は、グラム陰性嫌気性の石油生成・分解細菌で、静岡県の相良油田から発見された。
1993年、京都大学大学院の今中忠行(現在:立命館大学生命科学部)らは、相良油田から採取・単離した菌株「HD-1株」が通常状態では石油を分解する能力を持ちながら、石油も酸素もない環境におかれると細胞内に逆に原油を作り出すことを発見、新属新種であるとして2002年に命名・報告した[2]。今中らは本種がメタンハイドレートに関係しているとも指摘した。
本種は、様々な直鎖状炭化水素や芳香族化合物を効率よく分解するとともに、水素をエネルギー源、二酸化炭素を炭素源として培養した場合に菌体内に炭化水素を蓄積する特性を有することがわかっており、未知の代謝系が存在すると考えられている[3]。
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