綱引きの話をまとめ。<日本の伝統?綱引きが五輪の人気競技だったのに廃止された理由>、<綱引きが盛んな日本 沖縄ではギネス認定の世界一の大綱引き>などをまとめています。
2023/04/17追記:
●綱引きが盛んな日本 沖縄ではギネス認定の世界一の大綱引き 【NEW】
2023/02/14追記:
●北海道厚真町発祥の綱引き『雪上3本引き』 戦略性高く奥が深い
●日本の伝統?綱引きが五輪の人気競技だったのに廃止された理由
2022/12/31:この前、
綱引き、消えた五輪種目 | ナショナル ジオグラフィック日本版サイト(2012.07.27)という記事を見つけてびっくり。ひょっとしたら以前聞いていて忘れていただけかもしれませんけど、日本の伝統のように思われていて、マイナー競技にも思える綱引きが五輪で行われていた…というのは驚きでした。
さらに本文を読んで驚いたのが、「廃止された数々のオリンピック種目の中で、綱引きは例外的に高い人気を誇っていた」「1900年のパリから1920年のアントワープまで、夏季オリンピックの花形の1つだった」との記述。それが廃止…となると、今なら日本潰しの陰謀論が出てきそうですが、以下のような理由だそうです。
<国際オリンピック委員会(IOC)が五輪種目には国際的な統括組織が必要と決定。組織を持たなかった綱引きはやむなく除外された。後に組織された国際綱引連盟(TWIF)は2002年にIOCに加盟し、競技種目として復帰を目指している>
記事では、「現在では校庭や広場などで実施させるのどかなイメージだが、20世紀初頭はかなり熱気のあるスポーツだった」として、1908年のロンドンオリンピックで行われたアメリカ対イギリス(リバプール市警察代表チーム)の試合で、敗れたアメリカが熱くなり、抗議していた様子を伝えていました。
アメリカチームは、イギリスチームの重いスパイク靴は反則だとして抗議。しかし警察官で構成されていたイギリス側は職務用の靴をそのまま履いていると主張し、結局アメリカの抗議は認められなかったとのこと。ここらへんは現在でもあるマラソンのシューズ仕様や水着仕様の論争と似ており、五輪復活となると議論になりそうです。
↓検索すると、
日本の伝統競技 柔道・剣道から綱引き・かるたまで (楽しい調べ学習シリーズ) 寒川 恒夫 (監修)がヒット。綱引きが日本の伝統だという理解をしているのは、私だけじゃなかったようです。


●綱引きが盛んな日本 沖縄ではギネス認定の世界一の大綱引き
2023/04/17追記:綱引きを取り上げたニュース記事について検索すると、全国各地の綱引きニュースが出てきます。日本独自の伝統なのかどうかは別として、日本は綱引きの盛んな国なのではないか?と思わせるものでした。また、中でも沖縄の話題が多い気がします。どうも沖縄の「大綱引き」というのが有名みたいですね。
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大綱引きなどの伝統行事を紹介 琉銀本部支店でロビー展 - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト(2021年3月17日)
<沖縄県本部町の琉球銀行本部支店(新垣暁支店長)で3日から31日まで、地域の伝統行事を紹介するロビー展を開催している。
展示の内容は、同町渡久地区の大綱引きや旗頭、綱編みの様子、東の弁慶と西の牛若丸の対決写真などの写真、1957年から最近までの豊年祭の様子も見られる。約3メートルの綱の模型も展示した。
渡久地の大綱引きは7年ごとに開催され、東が勝つと豊作で西が勝つと大漁になると伝えられている。旗頭は東の旗に「楽豊年」、西の旗に「喜無限」の旗字が躍る>
沖縄の大綱引きでは「ギネス」という文字も検索結果で見えたので、改めて「ギネス」というキーワードを入れて検索。
ギネス認定の40トン、東が勝利 恒例の那覇大綱挽に27万人 - 琉球新報デジタル|沖縄のニュース速報・情報サイト(2017年10月8日)という記事が出てきました。
<世界最大級の大綱を引き合う第47回那覇大綱挽が8日、那覇市の国道58号久茂地交差点で行われた。>
<長さ200メートル、重さ40トンの大綱を、約1万5千人が「ハーイヤ」と声を上げながら引き合った。>
<大綱挽は琉球王朝時代の15世紀に始まったとされる伝統行事。1935年を最後に一度は途絶えたが、71年に復活した。97年には米わらで作った綱では大きさが世界一としてギネスブックに認定された。>
●北海道厚真町発祥の綱引き『雪上3本引き』 戦略性高く奥が深い
2023/02/14追記:綱引きで検索していて、<一見すると「綱引き・玉入れ」だけど…ちょっと違う!北海道発祥スポーツの正体>(北海道Likers / 2023年1月31日 20時0分)という記事を発見。で、読んでみてびっくりしたのが、この変わった綱引きが北海道胆振東部にある厚真町のものだったことです。
というのも、私は胆振東部が「地元」という人間。なのに、全く聞いたことがありませんでした。私はもともと地元の話題に弱く、本州に住んでいる時期も長かったとは言え、全く聞いたことがなかったというのにはびっくり。この綱引きの大会もあるそうですが、どれくらい有名な行事なんでしょうね…。
<まずは雪の上で楽しむこちらのスポーツからご紹介します。その名も『雪上3本引き』。
雪の上で行う綱引きというだけでも北海道らしくユニークですが、普通の綱引きと違って3本の綱を引きます。もともとは厚真町の夏の町民運動会で行われていた競技でしたが、「冬場の足元が滑るところでやったら面白いのでは」と始まったそう>
<3本の綱があり、そのうち2本を取ったチームが勝ちとなります。1試合3セット制で、2勝すると勝ち抜けに。綱引きはスタート時から綱の横にいますが、この競技では少し離れた場所で待機し、スタートの合図で一気に綱に向かって走っていきます。1チーム8人(うち女性1人)で、どの綱に何人ついてもOK!>
https://news.infoseek.co.jp/article/hokkaidolikers_64726/
これ、ルールを読んで感心しました。誰がどの綱を引いても良いため、戦略性が一気に増します。力だけの勝負にはならないんですね。事務局の大友さんは、「どの綱を捨てどの綱を取るかの作戦や、移動する際の指示、チームワークも重要。狙う綱を間違えると、強いチームが負けたり、大逆転が起きたりする」としていました。
綱引きの話からは離れますが、記事のもう一つの話題「玉入れ」も運動会ではおなじみの競技。こちらは『全日本玉入れ』という大会があり、発祥地は上川エリアにある和寒(わっさむ)町。平成7年に『全日本玉入れ協会 AJTA(All Japan Tamaire Association、アジャタ)』を設立し、今では全国各地に協会や支部が発足しているそうです。
<4〜6人の選手が合計100個のボール(アジャタボール99個+アンカーボール1個)をバスケットに入れるまでの時間を競います。
スタート時は直径6mのアジャタサークルで後ろ向きになり、スタートの合図とともにカゴのほうに向いてアジャタボールを投げていくというルールです。
道具を使わなければどのように投げてもOK。最後にアンカーボールという大きいボールを入れ、そのボールが入った時点で終了となります。いかに効率よくカゴのなかにボールを入れるかが勝負の分かれ目に!
車いすで行う『Wheelchair AJATA』もあり、障がい者スポーツとして今後の発展が期待されています>
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日本の伝統競技 柔道・剣道から綱引き・かるたまで (楽しい調べ学習シリーズ) 寒川 恒夫 (監修)

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