【速報】梶田隆章氏にノーベル物理学賞 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース 2015年10月6日 19:02
【ストックホルム共同】スウェーデンの王立科学アカデミーは6日、2015年のノーベル物理学賞を、素粒子ニュートリノに質量があることを見つけた梶田隆章・東京大宇宙線研究所長(56)ら2人に授与すると発表した。(共同通信)
ノーベル賞:物理学賞に梶田氏 ニュートリノ質量を実証 毎日新聞 2015年10月06日 18時54分(最終更新 10月06日 19時07分)
授賞理由は「ニュートリノ振動の発見」。素粒子のニュートリノに質量があることを実証した功績が評価された。
スーパーカミオカンデ - Wikipedia
スーパーカミオカンデ(Super-Kamiokande、Super-Kと略されることもある)は、東京大学宇宙線研究所によって岐阜県飛騨市神岡町(旧吉城郡)神岡鉱山内に建設されたニュートリノ検出装置。
概要
小柴昌俊東京大学名誉教授のノーベル賞受賞研究の元となったカミオカンデと同じ原理で、大きく高性能化されている。(中略)
主な目的は、次の通り。(引用者注:以下、説明は省略で項目名のみ)
ニュートリノの性質の研究
ニュートリノ宇宙物理学
大統一理論の実験的検証
ノーベル物理学賞に梶田隆章さん NHKニュース 10月6日 18時54分
岐阜県飛騨市神岡町の地下深くに設けられた観測施設「スーパーカミオカンデ」で、大気中から飛来した「ニュートリノ」の様子を詳しく観測することに成功しました。その結果、「ニュートリノ」に質量、つまり「重さ」があることを世界で初めて突き止め、平成10年に開かれた国際学会で発表しました。この研究成果は、「ニュートリノ」には質量がないと考えられてきたそれまでの素粒子物理学の定説を覆すもので、世界の研究者を驚かせました。
ニュートリノはほかの物質とほとんど反応せず、地球をも通り抜ける。三つの型があるが、標準理論ではいずれも質量がないとみなされており、もし質量があれば、長距離を飛ぶ間に違う型に変身する「振動」という現象が起こるはずだと理論的に予想されていた。
梶田さんは、岐阜県・神岡鉱山の地下にあるスーパーカミオカンデで、宇宙線が地球の大気にぶつかって発生する大気ニュートリノを観測。地球の裏側でできて地球を貫通してきたミュー型の大気ニュートリノの数が、神岡上空でできたものの半分であることを突き止め、1998年に発表した。
大気ニュートリノはどこでもまんべんなく発生するので、「振動」がなければ同じ数だけ観測されるはず。このデータは、地球の裏側から来る間にミュー型から他の型へ変身している決定的な証拠になり、ニュートリノに質量があることが確実になった。その後、「振動」を世界中で精密に調べる実験が行われ、素粒子物理学の大きな流れをつくった。
梶田さんは埼玉県東松山市の出身で56歳。昭和56年に埼玉大学理学部を卒業した後、東京大学大学院でのちにノーベル賞を受賞した小柴昌俊さんの教えを受けました。平成11年に東京大学宇宙線研究所の教授になり、平成20年からは所長を務めています。
この間、梶田さんは、小柴さんらとともに、物質のもとになる最も基本的な粒子である「素粒子」のひとつ「ニュートリノ」の研究を続けました。
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