プロ野球巨人は5日、東京都内で会見し、所属する福田聡志投手(32)が、野球賭博に関与した疑いがあると発表した。発表によると、福田投手は巨人を含むプロ野球や、高校野球、大リーグの試合で賭博を行っていた。同僚の笠原将生投手(24)から紹介された人の誘いで始めたといい、両選手は謹慎処分を受けた。
巨人 福田投手が野球賭博に関与と発表 NHKニュース 10月5日 16時49分
プロ野球の試合には、所属する巨人の試合も3試合から4試合、含まれていたということです。
また、巨人によりますと、福田投手が賭博を行った試合で八百長などの不正が行われた形跡は、今のところないということです。
「黒い霧事件」は永久追放6人 46年前、球界揺るがせた野球賭博騒動 ― スポニチ Sponichi Annex 野球
1969年に球界を揺るがした野球賭博騒動の「黒い霧事件」では、6人が永久追放処分を受けるなど、関与が疑われた選手10人以上が処分を受けた。
同年、暴力団関係者の依頼を受け八百長行為を行ったとして、西鉄の永易将之投手ら6人に永久追放処分が下されたもの。野球の敗退行為だけでなくオートレース八百長に参加、勧誘した選手など他球団にまで処分は広がり、騒動も球界内にとどまらず国会でも議題となるほどだった。[ 2015年10月5日 17:21 ]
「黒い霧事件」とは何か 野球くじに球界から懸念が出る背景は The Huffington Post | 執筆者: HuffPost Newsroom 投稿日: 2015年04月15日 19時25分 JST 更新: 2015年04月15日 19時25分 JST
黒い霧事件は、暴力団にそそのかされた西鉄ライオンズ投手ら6人の野球選手が、八百長行為に関与し永久追放(現在の野球協約では永久失格)になった事件。(中略)
事件のきっかけは、西鉄のカール・ボレス外野手が「チームにわざとエラーする選手がいる」と漏らした一言だった。この言葉を元に調査を行った読売新聞・報知新聞が1969年10月、西鉄投手の永易将之(ながやす・まさゆき)さんが八百長を行っていたとスクープ。その後、各社により大体的に報じられ、西鉄は監督やオーナーが辞任した。
永易さんは八百長を否定するも、その後、八百長をした疑いのある西鉄の6人の選手を列挙。このとき名前が上がった選手の中に、西鉄エースの池永正明さんがいた(68)。池永さんは西鉄に入団した1965年から20勝をあげ、パ・リーグ新人王となっており、1967年にはパ・リーグ最多勝のタイトルも獲得していた。
池永さんは同僚から現金100万円を預かったことは認めたが、八百長行為に関しては一貫して否定した。しかし、現金を受け取ったことを報告しなかったことで、野球協約にある「敗退行為」(故意に負けようとプレーすること)にあたるとされ、2005年4月に解除されるまで、失格処分となった。
不祥事は他球団にも広がり、中日、東映の投手、近鉄の球団職員が永久失格になり、その他、期限付き出場停止などの選手も含め、複数球団で20人が処分を受けた。西鉄は選手の放出で人気と実力を失い、3年連続で最下位に低迷。1972年シーズン終了後に身売りが発表され、「太平洋クラブライオンズ」となった。
日刊ゲンダイ|“黒い霧事件”知る評論家 元検察官の熊崎コミッショナーに懸念 2015年10月6日
「こんなことが起きれば、野球くじなんて絶対に実現できませんよ」
こう語るのは、プロ野球経営評論家の坂井保之氏だ。(中略)
「巨人や球界は、福田という一選手の問題としてとどめようとしているのかもしれませんが、野球賭博というのは、胴元が仲介人を使い、大勢の人に賭けさせて儲けるもの。胴元は損せず、必ず儲かることになっている。そのために選手に八百長を持ちかけ、試合をコントロールしていたのが<黒い霧事件>です。今回の事件の真相はわかりませんが、賭博は組織的に行われていたはずです。熊崎コミッショナーは元検察官、元東京地検特捜部長なのですから、あらゆる人脈を使ってでも徹底的に事実を究明するべきです。もし事実を少しでも隠蔽するようなことがあれば、マスコミに好き放題書かれるでしょうし、ファンの信用をますます失うことになる。今のコミッショナーはこういう大きな事件に対して適切に対応できるのか。その点が懸念されます」
黒い霧事件を知る得津高宏氏 笠原への球団の教育に疑問 2015年10月06日 16時00分
「自分のところには来なかったが、榎本喜八さん(安打製造機の異名を取ったオリオンズの主砲)が目の前に新聞紙でくるんだ札束を積まれ『こちらが指定した試合では打たないでほしい』と頼まれたことがあった。エノさんはきっぱり断ったんだけど、当時は噂話も含め、そういう話がたくさんあった」(得津氏)
(中略)
「野球賭博に手を出した選手はもちろんダメなんですが、私は球団の教育がどうなっているのか、と言いたい。暴力団員と付き合うな、賭け事はダメだ、などと講習会などで心構えを教えるのは当然ですが、ちょいちょいとやって、それでもう大丈夫だと思っているのだとしたら大間違いです。何度も何度も言わないと分からないやつもいる。選手をしっかりと教育できなかった球団の責任は大きいと思います」
巨人「黒い霧」否定 八百長、暴力団関与認められず - 野球 : 日刊スポーツ [2015年10月6日7時58分 紙面から]
賭けの相手(A氏)は当球団所属の笠原の知り合いで、福田に紹介したのも笠原でした。このため、笠原についても野球協約に抵触する可能性を否定できず、本日、コミッショナーに報告させていただきました。福田、笠原両名につきましては、球団は本日付で謹慎処分とした。今後、コミッショナーの裁決を待ち、厳正に対処する方針です。
(この後、久保社長と森田法務部長に質疑応答)
-A氏は暴力団関係者という認識でいいか
森田 今のところそういうような情報はありません。
(中略)
-賭けが暴力団やフロント企業につながっているのか
森田 福田の認識では、あくまでもAさんとの間でやっていたばくちだとのことです。
巨人・福田「野球賭博」は“暴力団ルール”だった 2015年10月07日 06時05分
巨人はこの日の会見で詳細を明らかにしたが、不透明な部分も数多く残された。その一つが「A氏は暴力団関係者ではないのか?」というもの。巨人の森田清司法務部長は「いろいろとその辺の方向について調べてはいるが、今のところそういう情報はない」とコメントしたが、歯切れは悪い。
なぜならA氏の野球賭博のやり方が、“暴力団ルール”そのものだったからだ。野球賭博について、事情に詳しい関係者は「昔から暴力団関係者を中心に行われていたルールと同じ。暴力団関係者がやる野球賭博は、このルール一つしかない。恐らく広域指定暴力団の中に元締がいて、そこで付けられたハンデが末端にどんどん流れていっている」と指摘した。
A氏が暴力団関係者とは断言できないが「元をたどると暴力団から流れているのは間違いない」と言う。
試合ごとに付けられるハンデとはどういうものなのか? 今季で言えば、たとえば優勝したソフトバンクの本拠地で最下位の楽天戦があったとすると、誰もがソフトバンクの勝利を予想する。そういう場合は「ソフトバンクに1・0」などというハンデになることが多い。これはソフトバンクが勝っても「1点差なら引き分け扱い」となる。
さらに予告先発でソフトバンクがエース級で楽天が二線級、となると、ハンデはもっと大きくなり、「1・5~3・5という数字が並ぶ」という。ちなみに「ソフトバンクに1・5」のハンデは「ソフトバンクが2点差で勝ったらソフトバンクだが、1点差なら楽天の“0・5勝ち”になる」とか。「つまり賭けたカネの半分が入ってくる仕組み」(同)
さらに実力差が大きい高校野球になると、ハンデはもっと大きくなる。1回戦だと10・0前後のハンデが付くこともあるという。
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