1. 相手の意見の歪めた説明を相手が提示したものとして引用する。 2. これに対する自らの反論を示し、論破されたものと扱う。 3. 相手の意見に同調する不完全な擁護意見を持ち出し、充分な主張・再反論がされたようにみせかける。 4. 批判されて当然である(本来無関係でも一見関係のありそうな)問題や考え方を創造し、さも相手側の意見はこれを象徴するものとして強く非難する。 |
A氏「私は子どもが道路で遊ぶのは危険だと思う。」 B氏「そうは思わない。なぜなら子どもが外で遊ぶのは良いことだからだ。A氏は子どもを一日中家に閉じ込めておけというが、果たしてそれは正しい子育てなのだろうか。」 |
ヒゲなどの体毛を剃るとだんだん濃くなっていくという説を否定するために、「ヒゲ剃りによって毛の量自体が増える」という説を自作して、そんなことはありえないと批判する。 ヒゲを剃ると濃くなるは嘘?を元に |
{主張} 一九八〇年のシカゴ会議において、「何百万という化石がダーウィニズムを否定する」と述べ、「ダーウィンの進化論が学会で公式に否定された」のです(『エントロピーの法則(II)』)。 (宇佐神正海「崩壊する進化論」より) {解説} 引用された「エントロピーの法則(II)」(ジェレミー・リフキン)もトンデモ本だが、シカゴ会議は「断続平衡説」(進化速度が一定ではなく、数千年から数万年程度で急速に進化が起こり、そのあと長い停滞期があるという説)という新しい進化論の説が提唱されるなどの論争があっただけで、進化論を否定したわけではない。 ダーウィンの進化論は学会で公式に否定された?を元に |
{主張} 進化に反対している科学者がいる。 {解説} 進化のメカニズムについて説明する一つである自然選択説に批判的な科学者はいるが、それは進化そのものを否定しているわけでない。 進化論と創造論 ~科学と疑似科学の違い~を元に |
{主張} 進化の証拠は化石だけしかない。 {解説} 化石は進化を支持する強力な証拠だが、種分化がおこりつつあること、種の地理的分布、生物の構造に見られる不完全性、種間を比較することによってわかる特定のグループが共通の祖先を持つこと、DNAの配列を調べて種の類縁関係を推定することなどの証拠がある。 進化論と創造論 ~科学と疑似科学の違い~を元に |
{主張} 化石の年齢は炭素14法で昔は計算されていた。しかし、炭素14法は比較的短い期間が限度であるから無意味である。 また、大気中のカーボン14の量は太陽からの宇宙線の線量によっても増減する。だから、カーボン14測定法が大気や海水などのエコロジーシステム中のC14の量が常に一定だったという前提が正確性の保持のために必要なものの、そういう保証は全く無い。 {解説} 炭素14法は主に考古学的な年代測定に使用されるものであって、そもそも(化石標本を用いる)古生物学の多くの分野では利用されない。 また、炭素14の生成量が増減するのは事実だが、炭素14の量が常に一定であるという前提は、正確性の保持のために必要なわけではない。炭素14の生成量が増減に関しては、年輪、湖底の堆積物、サンゴ礁を利用して誤差を減らす。 誤解に基づく放射性炭素による年代測定批判を元に |
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