ゼロサムゲームの話をまとめ。<ゼロサムゲームとは? 株式投資・FX・競馬・パチンコを例に説明>、<ゼロサムゲーム以外は良い…わけではない 実は宝くじもひどい>などをまとめています。
↓「ゼロサムゲーム」で検索すると出たんですが、今回の話とは関係なさげです。
●ゼロサムゲームとは? 株式投資・FX・競馬・パチンコを例に説明
2015/10/9:よく使われる「ゼロサムゲーム」という言葉。わかっているつもりでわかっていない気もしたので、一度まとめておこうと思いました。この「ゼロサムゲーム」という言葉が一般的な呼称だと思うのですが、Wikipediaでは「ゼロ和ゲーム」という聞きなれない名称を採用しており、まずこれに驚いちゃいました。
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ゼロ和 - Wikipedia<ゼロ和(ぜろわ、ゼロ和ゲーム、ゼロ和的状況、ゼロサムゲーム、zero-sum)とは、複数の人が相互に影響しあう状況の中で、全員の利得の総和が常にゼロになること、またはその状況を言う>
今回の場合、Wikipediaより
はてなキーワードの説明の方がわかり良いかもしれません。ゲーム理論の用語とした上で、以下のように説明されていました。
<簡単に言えば、参加者の得点と失点の総和(サム)が零(ゼロ)になるゲーム。
例えばプレイヤーが二人の場合、プレイヤーAが+10点ならば、プレイヤーBは-10点になる。他、将棋のような純粋な対戦ゲームもこれに含まれる>
私がもともと気になったのは、投資がゼロサムゲームか?という話。でも、投資と言ってもいろいろとありますので、まずは慌てずに投資の代表例である株式投資から言ってみましょう。Wikipediaは"株式は、基本的に非ゼロ和である"としていました。要するにゼロサムゲームではないということ。これは他サイトでもほとんど同じ説明で間違いなさげです。
<上昇局面では価値が創出され、下降局面では価値が減少する。一つの銘柄で見ると、株価が上昇した場合、株価の値上がり幅×発行株式数分の価値が生まれている。市場全体で見ても同じことで、全体の株価が上がれば時価総額が増え、その増えた分だけ価値が生まれている。つまり、上昇トレンドでは、時価総額が増えた分だけみんなが得をし、下降トレンドでは時価総額が減った分だけみんなが損をする。ちなみに、一定期間時価総額は上下したがその始めと終わりで時価総額が変わっていない場合、その間の取引はゼロ和であったと言える>
●FX・競馬・パチンコはゼロサムゲームより悪いマイナスサムゲーム?
では、投稿執筆当時流行していたFX(外国為替証拠金取引)はどうか?と言うと、こちらの場合、株式投資と違ってゼロサムゲームだそうです。これも各所で同じような説明がありました。たとえば、
金融・経済用語辞典では、以下のような説明をしていました。
<例えば米ドルの価値と日本円の価値はそれぞれの相対的な価値で計算される。米ドルと日本円においてそれぞれが上昇する、円高・ドル高ということはありえない(相対評価のため)。円高になればドル安を意味し、円安になればドル高を意味する。
こうした外国為替相場においては、市場全体での取引される金額が増加した場合でも市場全体の価値が上昇することはありえない。そのため外国為替取引市場はゼロ和(ゼロサムゲーム)市場であるといえる>
ただし、上記は"仲介業者(胴元)による手数料を考慮していない"ので、厳密に言うと手数料分減ります。ですので、細かい話をしていしまうと、"マイナスサムゲーム(得点と失点の総和がマイナス)となることもある"とのことでした。ゼロサムゲームより悪い状態であることが確定していると言えるかもしれません。
ここで「仲介業者(胴元)」という説明が出てきました。胴元と言うと、競馬などの賭け事でお馴染みの言葉です。じゃあ、これもゼロサムゲーム的なもの?と言うと、その通りです。Wikipediaでは、"主催者側の取り分を除けば敗者から集めた資金を勝者で分け合う仕掛けになっているため、ここ(引用者注:ゼロサムゲーム)に該当すると言える"としていました。
これも当然"主催者側の取り分を除けば"ですので、厳密にはゼロサムゲームではなく、マイナスサムゲームになります。やはりFXと同じですね。ただ、FXは競馬などと比べて胴元の取り分が極めて少ないことを指摘している人がいました。ゼロサムゲームの時点でマイナスの人続出ですので、だからと言って全員が儲かるわけじゃないんですが、ギャンブルとしては比較的マシだということです。
●ゼロサムゲーム以外は良い…わけではない 実は宝くじもひどい
競馬やパチンコなどの主催者側の取り分の話をすると、宝くじのことを思い出します。宝くじは詐欺じゃないの?というほど還元率が低く、競馬やパチンコとは比較にならないほどひどいんですよ。上記までの考え方で言えば、この宝くじは当然マイナスサムゲームだろうと思いました。検索すると、やはり競馬とともにマイナスサムゲームで登場している解説がありました。
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マイナスサム・ゲームとは - 新語時事用語辞典 Weblio辞書<マイナスサムゲームには、宝くじや競馬などが挙げられる。例えば、日本の宝くじの場合には、収益金の53.5%が公共事業や宝くじの印刷費、販売費などに使われ、残りの46.5%が当選金に充てられる。つまり、投資額1000円に対する期待値は、投資額を下回る465円であるため、宝くじはマイナスサムゲームといえる
既にマイナスサムゲームなんて話も出てきているように、非ゼロサムゲームが必ずしも良いものだと言えるか?と考えると、そうでもないでしょう。Wikipediaでは、"ゼロ和ゲームでは、一方が勝者となれば他方が敗者となるのに対し、非ゼロ和ゲームでは全員が敗者となる場合もある"という非情なことを書いていました。
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