機内食がまずいのには理由があり、地上とは異なる空の上の湿度・気圧によって、味覚・嗅覚の機能が落ちておいしくなくなるとされていました。ただし、気圧が低いはずの山の上で食べる食事に関してはむしろおいしいといった声も出ています。我々の味覚は、実はかなりいい加減なので、そこらへんの影響もあるかもしれません。
2015/10/12:
●機内食がまずいのには理由がある!味覚・嗅覚と湿度・気圧の関係
●原因は人間の味と匂いの感じ方のせい…意外にいい加減な人間の味覚
●気圧が下がるのに矛盾…山に登って頂上で食べるご飯はおいしい?
●機内食がまずいのには理由がある!味覚・嗅覚と湿度・気圧の関係
2015/10/12:何かツイッターでまずい機内食をアップするのが、流行ったみたいですね。
で、ちょうど過去のブックマークを整理していたら、
機内食がおいしくない理由とは 原因はクオリティではなく空気? 最良の選択は和食? | バイオの杜 2015年9月8日バイオコラムトピックス(via lifehacker photo by Hirotomo Oi)という記事が出てきました。
きちんとした科学的根拠があるのかはわかりませんけど、舌で感じる「味覚」と鼻で感じる「嗅覚」には、適切な湿度と気圧があるらしいとのこと。湿度と気圧が低い環境では、特に塩味と甘味を感じにくくなると説明。さらに嗅覚の機能が落ちるため、料理本来のおいしさが味わえないとされています。
湿度と気圧については、まず、湿度の方から説明がありました。機内の温度はおおむね24度にエアコンで調整されている一方、湿度は長時間のフライトになると20%を下回るとのこと。なぜ下がるのか書かれていませんが、湿度は下がってしまうようです。
また、機内の気圧は地上よりも2割低い0.8気圧に調整。なぜ地上と同じ1気圧にしないかというと、上空1万メートルだと大気圧が0.2気圧まで下がり、機内と機外との差をあまりにも大きいと飛行機の胴体の強度がもたないからだと説明されていました。
●原因は人間の味と匂いの感じ方のせい…意外にいい加減な人間の味覚
上記の説明の中で出てきた匂いがたいへん大切という話は、
騙されていた!かき氷のシロップは全部同じ味、色と匂いで錯覚してるだけでも出てきました。最初の写真のような機内食は問題外ですけど、嗅覚が弱くなることで味が落ちると感じてしまうのは仕方がないようです。
そういや、私もたまに飛行機の中でお弁当買っていて食べますが、当たり!と感じることがありません。機内環境の影響が出ているのかもしれません。
ただ、サービスで出る飲み物はいつもおいしくって、楽しみにしています。全日空に乗るときはコンソメスープ、エア・ドゥに乗るときもスープ系(オニオンスープなど、そのときによって違う)を、必ず飲みます。こっちは影響を感じませんでした。味が濃いせいですかね?
●気圧が下がるのに矛盾…山に登って頂上で食べるご飯はおいしい?
ところで、気圧が下がるとおいしくないのだとすると、登山したときに山頂で食べる食事もおいしくないのでは?と思いました。ただ、これはむしろイメージとしては、おいしい食事な感じがします。
で、検索すると、やっぱり「私が東京の山で食べたものを紹介します!山で食べるごはんは本当に美味しいです」(
東京登山 山ごはん 山めし)といった感想が見つかりました。これは「外で食べると楽しい」みたいな、ピクニック的なおいしさですよね。
登山の場合はおいしいとなると、気圧による説明と矛盾してしまう気がします。このことは、やはり人間の味の感じ方が実は信用できない…という話にも繋がると考えられるかもしれません。
かき氷では見た目で騙されているという話があったのですけど、最初の機内食は見た目からしてまずそうでした。ということで、機内食も味以上に外見で頑張っておいしい気分にさせる…といった方向性が良いと思われます。
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