2018/10/27:
●アップル、簡単な修理で法外な修理費用を要求
●ちょっとした不具合でも新品を買うほどの請求に…
●部品を全て取り替えるから13万円の修理、他ならタダから2万円程度
●強欲アップル、修理方法記載サイトには法的措置
●アップルは、iPhone旧機種の稼働速度もわざと低下させていた
●アップル、簡単な修理で法外な修理費用を要求
2018/10/27:後で別の問題についても紹介しますが、まず、すでに起きている問題としては、修理費用の高額化です。Apple製品の不具合でApple Storeなどの窓口に修理を依頼すると、原因はちょっとしたハードウェアの不良と思われるにもかかわらず、「主要部品の交換が必要」として驚くほどに高額な修理代金を請求されることがあるとのことでした。
例えば、IT系メディアのMotherboardで編集長を務めるジェイソン・コーブラーさんが、MacBookのスクリーンを壊してしまった際にApple Storeへ修理を依頼したところ、700ドル(約7万7000円)もの修理代金を請求されました。そこで仕方なく自分で修理したところ、たったの50ドル(約5500円)で修理できてしまいました。
人件費がかかりますし、ショップで修理しなかった場合は、輸送費用などもかかるでしょう。私が昔コンポを直してもらったときも確か2万円くらいはかかりました。健全な修理業者でも5000円よりはかかるでしょう。ただ、8万円と5000円という今回の差はあまりにも大きすぎると感じます。
Appleは修理代金を高額にする一方でユーザーの「修理する権利」を奪おうとしている - GIGAZINE(2018年10月23日 07時00分)
●ちょっとした不具合でも新品を買うほどの請求に…
もちろんアップルは、「必要以上の修理代金を請求しているという事実はない」と請求額が過大であることを否定。そこで、CBCニュースは「ディスプレイがうまく表示されない」という単純な問題を抱えたMacBook ProをトロントのApple Storeに持ち込んでみました。スクリーン表示の不具合は、実際のところ簡単な修理で不具合を修正することができるそうです。
ところが、Apple Storeの従業員は「ダメージを受けた部品を全て取り替えなくてはならない」と言い出し、工賃も含めて1200ドル(約13万2000円)もの修理代金を請求してきました。新品を買える値段です。「ダメージを受けた部品を修正するもっと安価な方法はないのでしょうか?」と尋ねてみても、そんなものはないと明確に否定。
なお、店内で修理するとなるとこの修理価格になってしまうと従業員は語っており、私が高くなる可能性として書いた輸送に関する費用をむしろ否定していました。この私の想像はアップルに有利に働く要素だったんですけどね。その場でやってもたいへん高額になるという主張です。
●部品を全て取り替えるから13万円の修理、他ならタダから2万円程度
アップルは上記の通りでしたが、次にApple製品の修理を行ったり、ネットで修理方法を伝授しているルイス・ロスマンさんのところに、上記の13万円修理にかかるパソコンを持ち込んでみました。すると、ノートPCのバックライトに接続されているピンを曲げただけですぐ修理が終了します。
ロスマンさんは「もしもピンを曲げるだけという依頼ならば、私の場合は修理代金すら請求しない」としていましたが、これは前述の通り、人件費があるので普通はそういうわけには行きません。ただ、明らかに新品相当の価格という、アップルの提示した修理代はあり得ないことがわかります。
Apple Storeの従業員は「ダメージを受けた部品を全て取り替えなくてはならない」としていましたが、ピンをまるごと交換して欲しいという場合でも、75ドル(約8400円)から150ドル(約1万7000円)程度だとのこと。やはりアップルは異常だと考えられるようです。
●強欲アップル、修理方法記載サイトには法的措置
不具合を修理する方法について発信しているところは他にもあり、Apple製品を購入したユーザーが自身で製品の修理ができる「修理する権利」を訴えるiFixitというところがあります。ここには、Appleが複数回にわたってiFixitに対する法的措置をとると脅してきているというからひどいです。
また、Appleはバッテリーを所定の箇所に接着して外せなくしたり、独自のネジを使用することで簡単に分解できないようにしたりといった方法で、物理的にもユーザーや無認可の修理業者がApple製品を修理できないように工夫しているとのことでした。
このiFixitにによると、他にもオンラインで修理マニュアルを公開した業者に対して訴訟を起こしたり、中国などから出荷されるサードパーティーの修理用パーツを、政府機関に働きかけて押収させるといった活動も行っているといいます。
一方で、アメリカのいくつかの州では、購入した個人やサードパーティーの修理業者が修理を行えるように、Appleなどの企業に対しマニュアルを配布するように求める法案が検討されているほど、Appleの修理妨害は問題になっているようでした。
●アップルは、iPhone旧機種の稼働速度もわざと低下させていた
…といった話だったものの、これらは修理業者側の主張。嘘だ!って声があるかもと
はてなブックマークも覗いてみました。ただ、全然そういった声はなく、普通にアップルはクソ企業だという声ばかり人気に…。
gabill 「Wifiが有効にならなくなったんですが」「ボディのここに傷がありますね。まずこれを修理しないとWifiを治せません」「いや傷はどうでも良いので中身だけ直して下さい」「できません」←こういうことあった。
REV みんなが、「カッコいい」「偉い」「ジョブズみがある」とMacBookばかり買わず「修理が簡単」「部品が取り寄せられる」とThinkpad買っていたら、世界は変わっていたかもしれない…
deep_one Appleがユーザーの権利を重視したことは一度もないと思うが。iOSにいたっては「自分で作ったプログラムを実行すること」すら許されないし。
crode ジョブズが生きていればこんなことには・・・なっただろうな(笑)
信者が多いむしろ人気企業のアップルですけど、本当はこういうひどい話が多い企業。むしろこんなひどい企業滅多にないんですけど、大人気なんですよね。不思議なことになっています。
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