2020/03/24:
●日大法学部教授が論文盗用などの不正、研究実績水増し目的と認める
●医学部入試不正問題もあった日大、なぜか「これ以上調査しない」
●日大法学部教授が論文盗用などの不正、研究実績水増し目的と認める
2020/03/24:ほとんど情報がないのですけど、<日大法学部教授が論文盗用や二重投稿、停職6か月処分>(2020年 03月23日 18時33分 読売新聞)という記事が出ていました。日本大が法学部の教授を停職6か月の懲戒処分にしていたこと判明したとのことです。
https://news.so-net.ne.jp/article/abstract/1937569/
法学部の教授による論文6本に盗用や二重投稿など複数の不正行為があったと日大は認定。例えば、法律関係のサイトから記述を盗用していたこと。また、他の研究者のサイトの記述を出典を明示せずに使っていました。記事ではこれを盗用ではなく転用と書いていたものの、やはり盗用と言えるでしょうね。
日大広報課によると、法学部の教授は不正行為を認めているとのこと。「なんとか論文の数、研究キャリアを示したいという焦りがあった」と話しているとのことでした。研究実績を水増ししたかったようです。まあ、研究不正の動機というと、だいたいこういう理由にしかなりませんけどね。
●医学部入試不正問題もあった日大、なぜか「これ以上調査しない」
あまりにも短かったので、日大の他の不正の話も…と検索。例の医学部入試不正問題の日大医学部バージョンが出てきました。
「これ以上調査しない」医学部不正、日大が報告書を公表:朝日新聞デジタル(山下知子 2019年9月18日 19時03分)という記事ですね。
日本大は2019年9月17日、医学部入試不正問題で、調査検証委員会の報告書を公表しています。この発表以前にも前に2016年度から2018年度の一般入試で、追加合格者を決める際に同大医学部卒業生の子どもを優先したと発表しており、調査検証委もこれを認めました。
追加合格者の決定は、医学部長や事務局長ら3人が、同窓会から渡された受験情報を参考にしています。つまり、幹部が関わっていたようです。大学側は、同窓生の子どもであれば、追加合格した場合に辞退することがないと想定したことから合格させていたと説明。全然正当化できませんけどね。
報告書によると、2次、3次の追加合格者を決める際に同窓生の子どもを優先させたことで不合格になった受験生は、16年度2人、17年度8人、18年度2人の計12人。12人に対し、補償金一律20万円の支払いを決めたそうですが、複数の受験生からは了承を得られず、話し合いを続けているとのこと。安すぎますものね。バカにした金額です。
また、報告書によると、15年度入試でも不自然に下位の受験生が追加合格となっている可能性があるといいます。ただし、調査検証委は「これ以上の調査を実施しない」としていました。なぜでしょうね。
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