関西方面、特に大阪の人は納豆が嫌いという人が多いとされている納豆。データ的に見ても実際嫌いな人は多そうですが、大阪人がみんな納豆嫌いかというと、そういうわけでもないようで大げさなところがあるみたいですね。また、この苦手な人が多い理由は単純に食べ慣れていないからという説があるようです。
2022/02/02追記:
●関西で納豆が苦手な人が多い理由は単純に食べ慣れていないから? 【NEW】
●関西方面、特に大阪の人は納豆が嫌いという人が多いとされるが…
2019/06/19:結局デマだったのですが、発掘!あるある大事典が納豆ダイエットブームを起こしたことがありました。私はそもそも痩せすぎですし、科学的根拠のない「健康に良い」的なものは大嫌いで、この流れには乗らず。ただ、ブームだったので周りでも影響されて納豆を食べている人がいたのは確認できました。
で、その人と話していて驚いたのが、「健康に良くなかったらこんなの食べないでしょ?」みたいなことを言っていたこと。「納豆なんか食べ物じゃない」といった勢いです。私や他の人は「別に普通に食べます」と驚きました。その人は関西人ではなかったものの、西日本出身の人。関西人が納豆嫌いだってのは、本当なのかもと思いました。
具体的な数字はありませんが、
関西人なぜ納豆嫌い? (2018年8月24日)「ビーカイブ」によると、「関西方面、特に大阪の人は納豆が嫌いという人が多い」「最近では納豆の消費量も増えてきているようですが、依然として全国的に比べれば消費量は少なめ」とされていました。
「関西人も本当は納豆が好き」としているページも見かけたのでちゃんと調べた方が良いため、後でデータ的なところも見るのですけど、とりあえず、イメージとしては「関西人は納豆が嫌い」が定着していることがわかります。
●大阪人や関西人は納豆嫌いとする説が優勢 苦手な理由は?
上記で引用した記事は、関西人が納豆嫌いな理由も説明したものでした。こちらの説明によると、外国人で納豆が苦手な人が出てくるのと同じ。もともと納豆は、大阪をはじめとする関西にはない食べ物だったからという説明だったのです。ただ、「かもしれません」なので、飽くまで推測ですね。
<そのため、関西に住む人にとって納豆は未知の食べ物であり、独特なにおいがあるということもあって、避けられていたのかもしれません>
関西で納豆が浸透するきっかけになったのはスーパーが扱うようになってからだと言われているとのこと。スーパーは関東から関西へ転勤してきた人向けに、取り扱いを始めたみたいですね。東日本では納豆がないスーパーなんかあり得ない超売れ筋商品なわけですから、関西のスーパーも取り扱おうと思ったのもうなずけます。
ところが、しばらくすると納豆が健康にいいといったヘルシー志向なども高まっていって、だんだんと地元の人も消費するようになったと言われているとの説明も。こういう「健康にいい」「ヘルシー志向」ってのが私嫌いなんですけどね。科学的根拠がありません。
なお、現在では大阪でも納豆が生産されているものの、関西人の味覚に合わせて、においをおさえた商品を作っているとのこと。ただし、そもそも過去の歴史をさかのぼれば、関西でも納豆は作られていたとのことですから、一度絶滅していたってことでしょうね。
●納豆嫌いな日本人の割合 関西人も本当は好き?調査によると…
さて、現在の納豆嫌いについて。信頼性の低いJタウンネットの調査ですが、アンケートがありました。全国では1532人のサンプルがあり、サンプル数だけ見るとまずまず。「あんまり好きじゃない」あるいは「大嫌い」に投票した人も約25%。日本人全体で見てこんだけ嫌いな人がいるんですね。驚きました。
「納豆嫌い」多い県は? 現代の「納豆格差」、全国アンケートで判明 - Jタウン研究所 - Jタウンネット 東京都(2014年8月29日 13:11)では、都道府県ごとのデータも出しているのですが、地域や属性での調整を行っていないだけでなく、都道府県ごとになるとサンプル数が少なすぎ…というのが最も大きな問題に。信頼性は極めて低いです。
この「信頼性は極めて低い」を一旦おいておき、とりあえず、地域的なデータを見てみると、やはり「東日本での支持が高い」というイメージ通りの結果となりました。特に岩手・山形・福島・新潟・鳥取の5県は「あんまり」と「大嫌い」に投票した読者は1人もいなかったそうです。
北陸は富山と石川、東海は静岡と愛知まではそれぞれ好き派が過半数。ところが、それより西に位置する福井・岐阜・三重になると、嫌い派の割合が徐々に増えてくるといいます。このサンプル数でも予想外にきれいに傾向が出ましたね。ただし、関西は滋賀・京都・兵庫・和歌山の4府県で「大好き」または「好き」と答えた人が50%超えしていたそうです。
また、納豆王国・茨城と福島では、茨城が「大好き」と「好き」を合計して8割超えで、福島も9割だったとの説明。水戸納豆のイメージは強いですが、福島で納豆が有名だというのは正直初めて聞きました。とりあえず、こちらもかなり世間のイメージ通りの結果になっているようです。
●関西で納豆が苦手な人が多い理由は単純に食べ慣れていないから?
2022/02/02追記:関西で納豆が苦手な人が出てくるのは、納豆が大阪をはじめとする関西にはあまりない食べ物だったから…という説が最初のときに出ていました。単純に慣れの問題ということですね。特に根拠のない説だったのですが、以前読んだ食べ物の好き嫌いの以下のような説明によると、慣れの問題というのは大きいそうです。
・好き嫌いは経験からくる。本来の感覚や意識に対し、そのときの状況や結果が付け加えられるという何らかの「条件付け」によって学習が行われて、好きになったり嫌いになったりする。
・たとえば、赤ん坊のときに固いものや食べづらいものを与えると、味そのものはまずくないのに、ここにその不快な体験が条件付けされるため、「嫌いになる」ということがある。
・また、ある食べ物を食べているときにお母さんに怒られたため、たまたまそのオカズが嫌いになってしまうということもある。
・このように、個人の生後体験が条件付けされることによって異なる様々な好みが学習されていき、好き嫌いが生まれてくる。
上記も出典のない説明で信頼性は不確かなのですが、なかなか説得力ある説明。納豆嫌いも単純に子供の頃から食べ慣れていないから…なんでしょうね。ただ、問題なのは単純な慣れ・好き嫌いの問題なのに、まずい!などと断定的に決めつけてしまうことがあること。ここらへんは注意してください。
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