2020/05/31:
●愛媛大学准教授、ICレコーダー回収に女子トイレへ再侵入し捕まる
●大学は学生・教職員に対して説明せず、開示請求拒否、懲戒処分もせず
●愛媛大学准教授、ICレコーダー回収に女子トイレへ再侵入し捕まる
2020/05/31:痴漢などの性犯罪に関してはなぜか全部冤罪!という勢いで主張する人がいらっしゃるのですけど、盗撮系統は証拠がわかりやすく、さすがにそういうのはないですね。愛媛大学准教授が2月に大学内の女子トイレに侵入した…という事件がありました。
まず、トイレから出たところを学生に見つかったものの、このときは無事逃走。しかし、その後、現場に残されたICレコーダーを取りに戻って再び女子トイレに侵入しました。この際には学生に取り押さえられ、警察にも通報されたようです。ただし、ICレコーダーには何も録音されていなかったことなどから大学は被害届を出していません。この判断はどうなのでしょうか。
ICレコーダーには何も録音されていなかったとはいえ、建造物侵入の疑いで警察に事情聴取されていますので、一応罪の問える可能性はあった感じですね。無事乗り切りました。ただ、さすがに言い訳が難しく、そのまま居座る根性もなかったようで、同月中に准教授は退職しているそうです。
(愛媛大の准教授 学内の女子トイレ侵入 5/29(金) 19:43配信 あいテレビより)
https://news.yahoo.co.jp/articles/293b690fd32d9f498d59f8bda8ade9bdf57d927c
●大学は学生・教職員に対して説明せず、開示請求拒否、懲戒処分もせず
大学のプレスリリースを見ると、
愛媛新聞に掲載された事案について | 愛媛大学というものが出ていました。愛媛新聞の報道内容と概ね一致しているとのこと。愛媛新聞は有料記事なので見ていませんが、上記のあいテレビとも一致する内容で、より詳しく書かれています。
<令和2年2月7日(金)、当該教員が、工学部女子トイレにICレコーダーを設置し、女子トイレを出たところ男子学生に見られたため、いったん立ち去り、レコーダーを回収しようと戻る途中で男子学生から声をかけられたが振り払い、レコーダーを回収し逃げた。その後、追いかけた男子学生に取り押さえられて警察に通報され、建造物侵入の疑いで松山東署に任意で事情聴取された>
愛媛大学によると、何もしなかったわけではなく、直ちに調査委員会を立ち上げたとのこと。IC レコーダーには何も録音されておらず盗聴による直接の被害が無かったこと、職を辞するという重い決断をしたこと、安心安全な教育環境の保持などを総合的に勘案した結果、被害届の提出を見送り、退職願を受理したと説明されていました。
ここで退職願を受理したとわざわざ書いているのは、受理せずに懲戒処分にするという判断も可能性としては考えられたためでしょう。同じ時期ですと、安倍政権が黒川検事長の賭博に大して規定より軽い処分による自主退職を認めたことが話題になっています。
また、愛媛大学は開示請求に応じなかったことについて、個人情報の開示につながるため、独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律第8条の規定に基づき、不開示決定をしており、法的に適切と説明していました。ただ、これら以外に、学生・教職員に対して説明を行っていなかったことは認めており、後手後手といった感じですね。
【関連投稿】
■
島根大学の准教授ら女性暴行や容姿を侮辱する発言で解雇などの処分 ■
長女の顔を殴る傷害容疑で日比英晴名大教授逮捕 アンチエイジングのメソセラピーという療法で著作 ■
教師は尊敬される職業?生徒をいじめる先生、辞めずに学校復帰 ■
犯罪心理学の浅野正・文教大准教授が妻殺人容疑で逮捕で波紋 ■
新型コロナ重大発見直前の中国系ビン・リウ教授射殺 口封じか?と憶測 ■
学校・教育・子どもについての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|