早稲田大学の博士号取り消しがあったところで、タイミング良くSTAP細胞関連経費の話が来ました。そんなことはないと思うのですが、わざとタイミング合わせたかのようです。
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●STAP細胞関連経費1億4500万円
関連経費はおよそ1億4500万円ですが、用途は様々です。大きく研究費と不正の調査費の二つに分けられます。二つのうち不正調査の費用の方がかなり大きくなっています。
STAP細胞、不正調査費に9千万円 研究費は5千万円:朝日新聞デジタル 磯部征紀 2015年11月6日11時50分
STAP細胞の論文作成をめぐり、理化学研究所がかけた研究費は約5300万円だったのに対し、不正の調査費は約9100万円かかっていたことが会計検査院の調べでわかった。
研究費は2013年度までの3年間に小保方晴子・元研究員が所属した二つの研究室の納品伝票などを集計した。
●1億4500万円の内訳
毎日新聞がもう少し細かい数字を一覧で書いてくれていました。
◇STAP細胞研究の主な経費
(2011〜13年度)
・研究費 約2410万円
・小保方氏の客員研究員時代の
給与などの人件費 約1630万円
・研究室内装工事費 約1140万円
・小保方氏の旅費 約130万円
◇不正論文調査の主な経費
(13〜14年度)
・法律の専門家への相談や
職員のメンタルケアなど 約3820万円
・調査委員会の費用や
保存試料の分析 約2350万円
・検証実験や立会人旅費など 約1730万円
・研究不正再発防止のための
改革委員会や広報経費など 約1250万円
(
STAP経費:小保方さん給与や調査費で1億4500万円 毎日新聞 2015年11月06日 12時01分(最終更新 11月06日 12時55分)より)
●1億4500万円は税金の無駄遣い?
結果論で言うと、不正があったために全部無駄となりましたが、理研としては予測できなかった部分もあり、全てを税金の無駄遣いとはちょっと言いづらいです。ただ、夕刊フジはそういった論調でした。
STAP研究不正 1.4億円「税金」無駄遣い 会計検査院指摘 - 政治・社会 - ZAKZAK 2015.11.06
世界の科学史に汚点を残したSTAP細胞の不正論文問題。中心人物となった理化学研究所(本部・埼玉県和光市)、小保方晴子氏の研究や不正を調べる際にかかった総費用が膨大だったことが判明した。捏造、改竄にまみれたデタラメの論文に国民の血税が無駄に使われたことになる。
会計検査院の調べによると、STAP細胞の研究や不正調査にかかった費用は計約1億4000万円で、そのうち、物品や人件費など研究に使ったのは約5300万円、不正調査には約1・7倍の約9200万円を費やしたという。
●小保方晴子氏の検証実験参加は間違いなく税金の無駄遣い
税金の無駄遣いだとはっきり言える部分もあるにはあります。例えば、他の研究不正疑惑ではやられていない検証実験は不要でしたし、特に不正を疑われている本人の参加は完璧に無駄だと言えます。非常識で、科学を冒涜しています。
で、その小保方晴子さんの実験参加に圧力をかけたのは、夕刊フジの産経新聞社が好きな自民党議員なんですよね。夕刊フジはわかって書いているのでしょうか?
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丸山弁護士こと丸山和也議員も、小保方晴子の実験参加を支援していた ■
STAP細胞検証実験で圧力をかけた渡海紀三朗議員 やはり早大出身 ■
小保方晴子の処分によっては研究不正推奨に 下村博文大臣も援護 こういう明らかにおかしい部分がスルーされてしまったというのも、STAP細胞の件では問題でした。
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