ロシア機に爆発音記録 ブラックボックス分析、仏報道 :日本経済新聞 2015/11/7 11:02
【パリ=竹内康雄】エジプトのシナイ半島で起きたロシア旅客機墜落の原因を巡り、仏AFP通信は6日、回収されたブラックボックスの分析結果が爆弾によるテロの可能性を強く示唆したと報じた。関係者の話として伝えた。飛行中に突然、爆発音が発生し、その後に墜落したという。(中略)
AFP通信は関係者の所属を明示していないが、フランスには墜落機を製造した航空機製造のエアバスの本社がある。同社は専門家を派遣し、事故の原因究明にあたっている。
ロシア機墜落:爆弾テロか…エジプトや露は懐疑的 毎日新聞 2015年11月05日 21時47分(最終更新 11月06日 03時24分)
【カイロ秋山信一、モスクワ真野森作】エジプト東部シナイ半島でのロシア旅客機の墜落に関し、米英当局は4日、過激派組織「イスラム国」(IS)による爆弾テロの可能性に言及した。(中略)
これに対して、エジプトのシュクリ外相は「調査中の事案について予断を示すべきではない」と不快感を隠さない。シシ大統領は墜落直後のISの犯行声明を「プロパガンダだ」と一蹴していた。
エジプト政府は当初からテロの可能性には否定的だった。(中略)
飛行データを記録したブラックボックスの解析で異常を伝える交信がなかったと判明した後も、治安当局は「テロの証拠はない」として警備強化に消極的だった。
こうした姿勢の背景には主要産業の観光に悪影響が出ることへの懸念がある。2011年の革命後に治安悪化から観光業が低迷する中、外国人観光客の約3割をロシアが占めてきた。
シリア空爆を続けるロシアにとっても、報復テロだった場合の衝撃は大きい。10月下旬の国際会議で「(空爆によって)テロの脅威は増えても減ってもいない」と豪語していたプーチン大統領のメンツはつぶれ、有利に進めてきたシリア外交にも影響を与えかねないからだ。(中略)
ロシアの独立系調査機関レバダセンターが10月下旬に実施した全国世論調査によると、回答者の50%が「ロシアはシリアでアサド政権を軍事支援すべきだ」と答えた一方、23%は軍事介入に反対している。同じ調査でプーチン氏の支持率が88%だったのと比べ、シリア空爆に関する国民の姿勢は支持一色ではない。
東京新聞:エジプト便運航ロシアも停止 プーチン大統領方針転換:国際(TOKYO Web) 2015年11月7日 朝刊
【モスクワ=常盤伸】エジプト・シナイ半島のロシア旅客機墜落で、ロシアのプーチン大統領は六日、エジプトとの航空便の停止を命じた。これを受け同日夕から、エジプト行きの全ロシア機の運航が中止された。(中略)
英国などは帰国便を除き、エジプトとの航空便の運航を停止。しかし国内世論の動揺を懸念するプーチン政権は、テロ説には慎重だった。
五日の時点では、エジプト便運航を継続するとの強気の姿勢を示していた。しかしISは新たな報復テロを示唆しており、ロシア機の乗客の安全を考慮し、一転して航空便停止に追い込まれた格好だ。
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