Appendix

広告

Entries

スマホ禁止は逆効果?スマホ未使用の子の成績、意外に良くない


 スマホ禁止に関する話は、以前も結構やっています。

 子供のスマホ利用は悪影響、ノーメディアを アップルのジョブズ元社長は、スマホを売っていたアップルのスティーブ・ジョブズさんは、子供に対して禁止していたという話。子供の携帯電話制限で生じる新たな問題とフィルタリングの有効性は携帯電話全般の話ですが、禁止は難しいよという話。

 最近のものでは、恋愛は無駄なので母親は阻止を!息子3人が東大の佐藤ママの受験論で、スマホ禁止を訴えている人の話が出ていました。今回のこの話に一番絡みそうです。


●スマホ禁止は逆効果?スマホ未使用の子の成績、意外に良くない

 その今回の話というのは、以下のようなもの。
なぜ、スマホ使用「0時間の子」は「2時間未満の子」より点数が劣るのか 親技のカガク【9・前編】:PRESIDENT Online - プレジデント 2015年9月1日(火)

2013年の末、文部科学省が同年4月に行われた全国学力テスト *6の分析結果を発表しました。対象は小6と中3です。(中略)

子どもたちのテレビの視聴時間やインターネットの利用時間(スマートフォンの利用を含む)と、成績との間に、明確な相関関係 *7があったのです。たとえば中3の科目別問題正答率を平日インターネット利用時間別で見れば、グラフのような感じです。

珍しい「へ」の字型の相関です。

いずれの科目でも、成績が最もよかったのは、インターネット利用時間(平日)が、1時間未満の子どもたちでした。利用時間が長くなるにつれて成績は下がり、4時間以上になると9点から17点もの差がつきました。

一方、利用時間がゼロの子どもたちの成績は意外にも低く、利用時間が1~2時間の子どもたちと同程度で、1時間未満の子どもたちよりは、3~4点劣っていました(編集部注:2時間未満の子どもたちよりも、若干劣った)。

●スマホばっかりやっている子の成績が悪いのは当然

 "利用時間が長くなるにつれて成績は下がり"は、わかりやすいですね。単純な話、スマホばっかりやっていれば、他のことができません。当然、勉強時間も削られます。

 恋愛は無駄なので母親は阻止を!息子3人が東大の佐藤ママの受験論では、子どもたちを洗脳して勉強をさせようという試みを批判しましたが、勉強時間が長い方が成績向上に有利に働くこと自体は「そりゃそうだ」という話です。

 このデータだけですと、スマホによって成績が下がっているとは断定できず、こういう単純な時間の使い方だけの可能性があります。


●スマホ時間をコントロールできる子が勉強もできるだけ?

 問題は、スマホを全くやっていない子の成績が、それほど良くなかったことです。記事では以下のような話をしていました。
完全に制限(ゼロ)してしまうと、なぜ成績が悪いのでしょうか。

食卓で新聞を読みながら「フシギだねえ」とつぶやいた私に、通りかかった当時高1の三女があっさり言い放ちました。

「意志が強いからだよ」

確かに、インターネットを使うけれど、1日平均で1時間未満に抑えられるということは、本人の意志力の賜です。そして、意志の強い子どもは勉強にも打ち込める。

しかし、利用時間ゼロの子の成績が悪かったのは?

これは憶測ですが、利用ゼロはきっと本人の意志ではないのでしょう。親の強制です。もちろん逆かもしれません。成績が悪いのでネット利用を禁止している、のかも。

●我慢強い子は勉強ができる

 上記も結局憶測であり、正しいかどうかはわかりません。ただ、ある程度説得力も感じます。

 よく「勉強しなさい」と言うのは逆効果だと言われます。また、勉強ができる子は、「勉強しなさい」と言われなくていない、言われなくてもする子だという話も聞くことがあります。

 ただ、これは「勉強しなさい」を言わないと、勉強ができる子になる…とは別の話です。もともと忍耐力がある子が勉強もできるという場合が考えられます。

 幼児期の子供はIQより自制心の強さが大事 マシュマロ実験の結果も似たような話でした。我慢強い子が勉強も仕事もできるという研究です。

 また、苦手なことはやりたくないものですから、勉強ができる子は自然と言われなくてもする子が集まっている、という可能性があります。

 まあ、強制がやる気を減退することも確かにありますから、「勉強しなさい」は言わない方が良いということそのものは賛成しますけどね。


●スマホを買えない低所得者層の子の影響は?

 一方、文科省は上記について、「視聴時間を決めるなど、節度を守って見れば知識の習得に役立つ」という全然根拠のない話をしていました。これは明らかにダメですね。いくら何でも話を作りすぎです。

 あと、敢えて別の類推もしてみると、価格の高いスマホを持てない家庭の子が成績を押し下げたという可能性もあるかもしれません。残酷な話ですが、一般的に経済的に豊かな家庭の子ほど、学業成績が良い傾向にあります。

 まあ、これももちろん勝手な予想です。このデータだけでは全然わかりませんね。なぜ利用時間が0時間だったかによって、かなり状況が異なってきそうです。


●約束を守らない人の子供は頭が悪くなりやすい?

 例によって最後まで読まずに書き始めていたのですが、記事でもさっき紹介したマシュマロ実験の話(幼児期の子供はIQより自制心の強さが大事 マシュマロ実験の結果)がこの後、出ていました。

 さらに私が記憶していなかった実験の話もありました。これは収穫かもしれません。
2012年、ロチェスター大学の認知脳科学者のセレステ・キッド(Celeste Kidd)は改良型のマシュマロ実験を行いました。そして「子どもたちは、約束への信頼と理性(計算)で食べなかったのだ」と結論づけました。

彼女は子どもたちを2群に分けました。

「約束守られた群(reliable)」と「約束裏切られた群(unreliable)」です。各々、マシュマロ実験の直前に、ある約束が守られた、もしくは破られた経験をしています。

その結果、「約束裏切られた群」が平均3分しかガマンできなかったのに比べ、「約束守られた群」は4倍の平均12分もガマンできました。

つまり、ガマンできるかできないかを分けていたのは、約束相手が「信頼」できるかどうか、ガマンしたとき報酬が本当に得られるのかを計算できる「理性」の強弱だったというわけです。

そして、もともとのマシュマロ実験の追跡調査の結果は、「(周りとの)約束が信頼できる環境に育った子どもは、有能で学力の高い子に育つ」ということだったのだろうとキッドたちは解釈しました。

 かなりひねっている実験ですが、おもしろいことはおもしろいですね。

 私は子供をコントロールしようという「教育」全般が嫌いですが、特に嘘をついて子供を思い通りにしようとするものは、徹底的に嫌います。

 これは「約束」とはちょっと異なるものの、後で嘘が判明した場合は、約束破り同様にやはり子どもたちにとってマイナスに働くかもしれません。


 関連
  ■恋愛は無駄なので母親は阻止を!息子3人が東大の佐藤ママの受験論
  ■子供のスマホ利用は悪影響、ノーメディアを アップルのジョブズ元社長
  ■子供の携帯電話制限で生じる新たな問題とフィルタリングの有効性
  ■幼児期の子供はIQより自制心の強さが大事 マシュマロ実験の結果
  ■将棋の羽生善治、親の期待なし・子供の頃の目標なしで上達
  ■その勉強法は本当に正しい?反復練習という勉強のやり方の疑問点
  ■学校・教育・子どもについての投稿まとめ

Appendix

広告

ブログ内 ウェブ全体
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示









Appendix

最新投稿

広告

定番記事

宝くじ高額当選者3000人のその後……10年後の彼らの生活は?
歴代首相の身長ランキング 背の高い、低い意外な総理大臣 野田佳彦・麻生太郎・鳩山由紀夫・小泉純一郎・安倍晋三など
日本で馴染みのある韓国系企業一覧
国別ノーベル賞受賞者数ランキング 日本は8位、上位はどこの国?
橋下徹大阪市長の出自 同和地区(被差別部落)と父・叔父と暴力団
意外に有名企業があるファブレス企業・メーカー 任天堂・ダイドードリンコ・やおきんなど
飛び降り自殺は意識を失うから痛みはない…は嘘 失敗した人の話
白元・鎌田真の経歴と派手な交友関係 神田うの,松本志のぶ,妻も美魔女など
楽天Edyはコンビニの公共料金の支払い(収納代行)に使える?
楽天Edyの使えるコンビニ・使えないコンビニ
主な緑黄色野菜一覧 と 実は緑黄色野菜じゃない淡色野菜の種類
のれん代とのれん代の償却のわかりやすい説明
消滅可能性都市ランキングと一覧 1800市区町村中896自治体が危機
カルシウムの多い食材ランキングベスト20 牛乳以外に取れる食品
堀越二郎の妻は死んでないし菜穂子でもない モデルは堀辰雄の婚約者矢野綾子
創価学会、会長候補の正木正明氏左遷で谷川佳樹氏重用の理由は?
インチキで効果なし、活性水素水詐欺 誇大広告であるとして排除命令が出た商品も
高カロリー食品ランキングベスト20(100グラムあたり)
EPA、DHA(オメガ3脂肪酸)の魚油サプリ 効果なしどころか危険という説
リチウムイオン電池の寿命を長持ちさせるのは、使い切って満充電?継ぎ足し充電?

ランダムリンク
厳選200記事からランダムで









アーカイブ

説明

書いた人:千柿キロ(管理人)
サイト説明
ハンドルネームの由来

FC2カウンター

2010年3月から
それ以前が不明の理由