2018/03/13:
倉庫アルバイトの放火の理由「ストレス発散」 工場ほぼ全焼
底辺工場の作業員レベルなら失火もありがち?
安い賃金でブラック労働させるリスク
●倉庫アルバイトの放火の理由「ストレス発散」 工場ほぼ全焼
2018/03/13:2018年3月8日、埼玉県加須市新利根にある寝具会社「西川産業」の物流倉庫「大利根センター」が燃えているのを男性警備員が発見し、119番通報。消火活動は翌日まで続き鎮圧したものの、この火事で延べ床面積約2万平方メートルの鉄筋コンクリート2階建て倉庫がほぼ全焼しました。
(寝具「西川産業」の工場全焼 勤務するアルバイト逮捕「ストレス発散」 産経ニュース / 2018年3月10日 6時55分より)
https://news.infoseek.co.jp/article/sankein_afr1803100004/
幸いけが人はいないそうですけど、失火ではなく放火の模様。同センターの倉庫内の段ボールなどに火をつけたとして、非現住建造物等放火などの疑いで、この倉庫で働く21歳男性アルバイトを逮捕しています。
そして、この放火の理由がまたひどいんですよ。調べに対し「ストレス発散のため」と供述しているんだそうです。
●底辺工場の作業員レベルなら失火もありがち?
はてなブックマークてなブックマークは、コメントが少ないですけど、「莫大な借金を抱えてストレスしかない人生へようこそ」(sakuya_little)というのが、一応一番人気。
一方、印象に残ったものとしては、てっきり不注意だと思ったというものです。作業員の意識が低い場合には、火災のような問題が起きることがありそうです。
a2de 「底辺工場あるあるのたばこ吸いながらフォークリフト運転→灰が並べてる段ボールやら製品にかかって火事かと思ったら放火かよ。損害賠償どうなるんだろう。21歳のバイトじゃ支払い能力ないだろうけど」
●安い賃金でブラック労働させるリスク
最初の記事によると、昨年2月に三芳町上富の通販会社「アスクル」の物流倉庫火災を受け、同10月に実施された大規模倉庫の立ち入り検査で西川産業の倉庫で軽微な消防設備不良が見つかっていました。ただ、既に改善されていたということなので、法律に従っていても、全焼を免れなかったということ。法律の方に問題がありそうですね。
あと、実を言うと、私がこの件で真っ先に思い出したのも、上記のアスクルでした。単なる倉庫火災事故だからということではなく、当時、恨みを持った作業員による犯行を疑われていたためです。
とはいっても、
アスクル火災で放火を疑う声 理由は下請けいじめがひどいからとされるがどちらも信頼できる証拠はなしで書いたように、全く証拠がない憶測。この点に関しては、アスクルに非はありません。
ただ、低レベルなアルバイトしか雇えない、ストレスが多い職場であるといったことは、こうしたリスクを引き起こすものだというのは、常々思っていました。例えば、
書店の倒産は必然か?店員「この本どこ?と聞くな。Amazonで買え」もそういう話ですね。
「ストレス解消のために燃やされるのか… 人雇うのは大変だな…」(hesocha)とあったものの、レベルの高い従業員を雇えない、ブラックな職場であるといった経営側の問題もあるのです。
もちろん今回の「西川産業」が本当にブラックであったかどうかは不明ですし、放火も絶対に認められることではありません。ただ、一般論として、経営者はここらへんのリスクを認識しておくべきでしょう。安いカネで優秀な働きをさせられると思ったら、大間違いです。
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