2018/11/30:
●アメリカ人の父親が爆破で赤ん坊の性別発表 → 山火事で9億円被害
●気分爽快!ビル爆破解体もアメリカらしいスケールのでかさ?
●アメリカで多いのに日本で爆破解体があまり使われないのはなぜ?
●日本の爆破解体の代表例「幽霊ビル」は妙な逸話だらけ…
2021/02/24:
●性別披露パーティーで事故多発!装置爆発で父になるはずの男性死亡 【NEW】
●アメリカ人の父親が爆破で赤ん坊の性別発表 → 山火事で9億円被害
2018/11/30:
中国が街灯代わりに人工月打ち上げ 変態すごいシンガポールのインターレース団地で「中国らしいスケールの馬鹿らしさ」といった表現を使いましたけど、アメリカ人もスケールがでかい馬鹿らしいことしますよね。以下のようなことがあったそうです。
(1)37歳の父親がアリゾナ州の砂漠で、「男の子」「女の子」と書かれた標的を銃を打ち、赤ちゃんの性別を盛大に発表。
(2)男児を示す青い煙が上がったが、標的の爆発で周囲の茂みにも火がつく。
(3)火の手は近くの国有林に広がり、鎮火に約1週間かかる大規模な山火事に。約1万9000ヘクタールが焼失し、被害総額は800万ドル(約9億円)となった。
(
CNN.co.jp : 17年のアリゾナ山火事、出火した瞬間の映像を公開 2018.11.28 Wed posted at 12:48 JSTより)
これをやったのは、国境警備隊に勤務する人だとのこと。また、父親は保護観察5年と総額約82万ドルの損害賠償を言い渡されています。82万ドルは今のレートで9300万円くらい。約1億円ですね。アホなことしました。砂漠と言っても、砂の中ではなく周りはよく燃えそうな枯れた草の生える茂みになっていました。なぜこれで問題ないと思ったのか?と言われても仕方ないでしょう。
流れと関係ない話なのですけど、それでちょっと思ったのが、女性のミスだったら「これだから女は…」と言われそうだな、ということ。男性の場合は「これだから男は…」と言われるケースが少なく、男女差別的なところがあります。同じ行動をしても女性の方が評価が低くなることが研究でわかっており、そういうバイアスでしょうね。実際には、男女関係なく馬鹿なことをする人がいます。
●気分爽快!ビル爆破解体もアメリカらしいスケールのでかさ?
短かったので他になにかと思い、アメリカ・爆破・スケールがでかいというイメージだと、ビルの爆破解体かな?と。ただ、見つけた動画は特にどこの国のものかは書いていませんでした。爆発では、近くにも別の建物があるケースも見えるんですけど、大丈夫なんですかね?
【閲覧注意】大型ビル大爆破解体24連発 5秒でこの世から消え去る大型建築物 轟音と粉塵をまき散らしながら一瞬でバラバラに崩れ去る
爆破解体 - Wikipediaによると、日本では、1980年代に三田工業(現・京セラドキュメントソリューションズ)やスバル・レオーネのテレビCM中で、アメリカでのビル爆破解体の瞬間が放映されたことで有名になったとのこと。当然、爆破解体にメリットがあるために、アメリカでは行われています。
この爆破解体のメリットは、大型建築物を安価で容易に、また人件費を掛けずに短期間で解体できるため。ただ、私が大丈夫?と思ったような部分はデメリットとして、やはりあるみたいです。構造を無視した無闇な爆破は、建物の破片が周囲に飛散したり予想外の方向に倒れこんだりといった危険を伴うとのことでした。
こうした周囲に被害をもたらす爆破を防ぐために、あらかじめ建物の構造を図面と実物の双方で調査し、緻密に計算された最低限の爆薬を適切な場所に設置し発破をかけ、建築物自身の均衡を崩し強大な重量で自壊するのを後押しするような形でとりおこなう、とされていました。
ただし、やはりそれでも失敗することがあるようです。過去には、予期せぬ方向に倒れた煙突の爆破では、倒れた際に飛び散った破片などで見物人に死傷者が出た事例もあるとのこと。また、予期しない経路の爆薬が先に発火、その先の爆薬が起爆用ケーブルの破損によって不発となるなどして、部分的に構造が残ってしまったという事例も見られるようです。
●アメリカで多いのに日本で爆破解体があまり使われないのはなぜ?
動画のようにきれいに崩れるのは、もともと海外の建物が弱いからかな?と最初思いました。日本だと、耐震性基準が厳しいので、爆破解体は難しいのではないかとも。アメリカ同時多発テロ事件でワールドトレードセンターがきれいに崩れ落ちたことも、そういった印象を強くしています。
ただ、日本では構造よりも法的な問題の方が大きい模様。火薬の取り扱いや関連する法規制が厳しく、また都市部では建物が隣接していて破壊時に飛び散る破片や埃の問題、さらには地震国である日本の強固な建物に対応するための火薬量調整の難しさもあり、橋梁の撤去作業など人里離れた場所以外ではあまり行われないそうです。
また、先程、「建築物自身の均衡を崩し強大な重量で自壊するのを後押しするような形でとりおこなう」とあったように、海外の建物でも爆破する前に工夫しているみたいですね。「日本の強固な建物に対応するための」と説明されていたように強固さの違いはあるものの、海外の建物でもスッカスカなわけではないようでした。
●日本の爆破解体の代表例「幽霊ビル」は妙な逸話だらけ…
最初の話からそれて、爆破解体の話ばかりですけど、もう少し。日本の数少ない爆破解体例としては、大津市木の岡町の琵琶湖湖畔に建っていた木の岡レイクサイドビル、通称「幽霊ビル」(「幽霊ホテル」とも)の解体工事(1992年5月22日実施)が有名なようです。
解体費用がネックとなり、20年以上もの間野ざらし。で、リゾート施設を建てようと敷地を買い取ったある業者が、コスト面からダイナマイトによる爆破解体を選択したようです。
ただ、当時その会社では火薬類取扱保安責任者資格を持つ者がいなかったため、全社を挙げて資格取得に臨むこととなった、という不思議な話もありました。結局、試験に合格したのは、当時入社数年程度の事務の女子社員2名のみであったそうな。
なぜ他から有資格者を採用したり委託したりしなかったのか?と、私は不思議に思うのですけど、コスト削減のためでしょうか。しかし、当初は周辺住民からの反対運動もあったため、業者がわざわざオーストラリアに住民を招待し実際の解体現場を見せるなどして説得にあたったということで、妙なところにお金をかけています。また、結局、業者がやったという話でもあります。
そして、この例は「成功した」ことにはなっているものの、失敗例の可能性があるようです。上から雪崩のように崩れたわけではなく、主に横倒しになっただけであったため。一方で、法規制の問題などもあり、少量の火薬でビルを倒壊できるよう、琵琶湖側に横倒しする方法を選んだ、との説明もありました。
さらに、せっかくここまで苦労して解体したのに、跡地に建てる予定だったリゾート施設は建てられず、2001年まで野ざらしのままとなっていた…というオチも…。この骨折り損のくたびれ儲けな話のおかげで、最後はこぼれ話的なところに戻ってこれましたね。
●性別披露パーティーで事故多発!装置爆発で父になるはずの男性死亡
2021/02/24:なぜか爆破解体の話ばかりのページになっていましたが、最初の「アメリカ人の父親が爆破で赤ん坊の性別発表 → 山火事で9億円被害」に近い話があったので追記。ただ、またしても笑いようがない結末。
CNN.co.jp : 子どもの性別披露装置が爆発、父になるはずの男性死亡 米NY州(2021.02.23 )というニュースでした。
<米ニューヨーク州で、子どもの性別披露パーティーのために使われるはずだった装置が爆発する事故があり、28歳の男性が死亡した。(中略)自分で組み立てていた装置が爆発した。ペクニーさんは生まれてくる子どもの父親になる予定だった>
米国では、同じ突きにミシガン州でも、子どもの誕生の前祝いパーティーで小型砲が爆発して男性1人が死亡するなど、子どもの誕生や性別披露に関連して死者が出る事故が後を絶たないとのこと。カリフォルニア州南部では2020年、性別披露のための装置を原因とする山火事が発生したとのことで、うちで紹介したアリゾナ州のとは別件の山火事もあったようです。
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