アイデア商品系の話をうちではやっていますが、今回はサービスなど商品ではないものも。"人間お断りぬいぐるみカフェ「やわらかん's cafe」"、"国技館の自販機は、故障のお知らせも国技館らしく"といった話です。(2015/11/30)
その後冒頭に、"ご自由にお持ち帰りください…の看板 画期的な放置自転車対策と話題に"、"車が制限速度を守ってしまうすごい「3D横断歩道"を追加しました。(2017/11/08)
↓いずれも私が最初に見たものと違いますけど、同じ趣旨のものを見つけたので追加(2018/07/31)
●ご自由にお持ち帰りください…の看板 画期的な放置自転車対策と話題に
2017/11/04:商品ではアイデア系で、なおかつ交通関係のものを二つ。まず、2017年10月14日に投稿された「アメ村の新しい放置チャリ対策システム」というツイート。元ツイートが削除されちゃったので不確かですが、反応を見ると「ご自由にお使いください」という看板が出ていたんだと思います。
これは頭いい!と話題になっており、アイデアがあるというのもわかりますが、法的には完全にアウトだろうと思いました。自分の所有物ではないものを勝手に処分する権利はないです。「ご自由にお使いください」を信じて持ち帰った人が罪になる可能性もあります。
で、検索したら、
「放置自転車です。ご自由にお持ち帰りください」こんな張り紙はアリなのか? - 弁護士ドットコムという記事が出ていました。今回の件を受けての記事ではなく、2015年04月23日 09時33分の記事です。以前からあった対策みたいですね。
大村真司弁護士によると、たとえ無断駐車であっても、自転車の所有権が放棄されていないと考えられる自転車を勝手に『処分』する権限はありません。なので、当然、「勝手に自転車を『持ち帰ってよい』と許可することはできません」とのこと。
ただ、張り紙をしただけで、犯罪とまで言えるかというと、「それは難しいかも」とのこと。張り紙などをした人はこれで一安心でしょうが、となると、最も被害を受けるのはこのメッセージを信用してしまった人です。
警察がどう判断するかは不明ですが、大村真司弁護士は「実際の所有者ではなく、自転車の処分権限がない人が張り紙をしていることは明らか」なので、占有離脱物横領に該当する可能性が高いとのこと。迷惑ですね。
この場合には、「張り紙をした土地所有者にも、犯罪行為をそそのかしたとして『教唆犯』が成立する可能性がある」としていました。なので、結局、張り紙などをした人もノーリスクではありません。
なお、大村真司弁護士は、悪質な無断駐輪の繰り返し受けているようなケースでは、「土地所有権の侵害として、土地所有者は自転車の持ち主に対して損害賠償を請求すること」をオススメしていました。
●車が制限速度を守ってしまうすごい「3D横断歩道」
もう一つ交通関係のものは、以前もそういうがあったと思う
「3D横断歩道」が車のスピードを落とすために実際に導入される - GIGAZINE(2017年10月03日 06時00分00秒)という記事。
アイスランドでトリックアートを使って車の速度を落とさせるため、上記のような横断歩道を書いたとのこと。他であった気がするとしたように、このアイデアはもともとインドのデリーで生まれたものと説明されていました。
横断歩道に気を取られすぎて別の問題が起きるのではないか?とも私は感じました。ただ、インドでは成功しているといった書き方。インドの交通状況はたいへん悪く、スピード違反はマナー無視によって事故が多発していると言われているのですが、インドの首都・デリーで横断歩道を3Dアートで描いたところ、平均速度が時速30kmにまで下がったとしていました。
ちなみにアイスランドのこの場所の制限速度も時速30kmでした。日本の制限速度は遅すぎで海外を見習え!と、スピードを出したがるドライバーは言うものの、実際はそうではないのだと思われます。
●人間お断りぬいぐるみカフェ「やわらかん's cafe」
2015/11/30:ぬいぐるみのぬいぐるみによるぬいぐるみのためのカフェ…みたいなよくわからんサービスの記事がありました。超絶ニッチなのに、ある程度需要があるというのが驚きです。
お客様は「ぬいぐるみ」…専用カフェが話題に : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 2015年11月28日 21時16分
ぬいぐるみのため、という珍しいカフェは、区内の住宅のアトリエ内にある。高さ60センチ、横1メートルほどのぬいぐるみサイズ。テーブルや椅子のほか、湯気が上がるコーヒーも用意されている。
「やわらかん’S cafe」という名のこのカフェでは、店員役のヒラメやサルのぬいぐるみが、依頼主から預かったぬいぐるみを3日間にわたってもてなす。オムライスを食べたり、カードゲームで遊んだり、夜はベッドで布団にもぐったり……。
満足度が向上する工夫もあります。
依頼主は、自分のかわいいぬいぐるみが、もてなされている様子をインターネットで見ることができる。もてなしが終わってぬいぐるみが送り返される際には、店内での写真をまとめたアルバムも同封されてくる。
てっきり趣味の延長で始めたのかと思いながら読んでいたら、マジだったことにも驚かされました。
カフェを経営しているのは、鈴木公子さん(39)。元玩具メーカーの社員で、ぬいぐるみのデザインや需要を調査するマーケティングに10年ほど携わった。仕事などを通じて、ぬいぐるみをクリーニングしたり、旅行に連れていったりするビジネスの存在を知り、3年ほど前に退社して起業した。
基本料金は4600円(税抜き)。予約は受け付け開始から10分ほどで埋まる。利用者は30~40歳代の女性が主で、日本だけでなく、アメリカや香港など海外からも「利用したい」という問い合わせが10件ほどあったという。
●国技館の自販機は、故障のお知らせも国技館らしく
残りはストックから商品じゃないものを…と思ったんですが、意外に見つからなくて苦労。以下は、サービスというわけではないですが、ユーモアがあって感心したもの。
●お人形も人間扱い
商品ではないものというくくりだとストックがなかったので、諦めました。今回の紹介はこれだけです。
で、最初の話に戻って、着眼点の良さについてもう少し。人じゃないもの人並に扱うってのはポイントだと思うんですよ。スーパードルフィーという人形では、販売・購入などではなく「お迎え」と呼び、「お迎えセレモニー」というものもあります。
サービスメニュー | 天使の里 霞中庵
スーパードルフィー®と、オーナー様との絆を確かなものに・・・。
素敵なお迎えを祝福する、神聖な儀、「お迎えセレモニー」。
天使の里のお迎えセレモニーは、ご予約制となっております。
●ペットも人間扱い
さらにこの流れで思ったのが、ペットも人間扱いという話。ただ、ペットは実際に命がありますから、こっちの方がむしろわかりやすいですね。
よくある解説なので省略したのですが、最初の記事では「晩婚化の影響もあり、20~40歳代の一人暮らしの人を中心に、ぬいぐるみに安らぎや癒やしを求める人が増えている」(日本ぬいぐるみ協会の小塚晴美さん)という晩婚化の影響を指摘していました。ペットの場合にも似たような解説がされていたと記憶しています。
こういった人間ではないけどその人にとっては人間のように(人間以上に?)極めて大切…というものを、人間のように丁重に扱うというところに需要があるのだと思われます。
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