パーキンソン病の匂いがわかる…という女性がいました。トンデモっぽいのですけど、研究者がパーキンソン患者とパーキンソン病ではない健康な人を集めて実験。本当に嗅ぎ分けらえたというだけでなく、従来の判断方法より優れた結果となったそうです。
2015/12/9:
●他の人にわからない自分だけがわかる匂い…悩んでる人がいる
●人が嗅ぎ分けられる匂いはなんと約1万種類!なのであり得そう?
●パーキンソン病の体臭?病気の匂いがわかる人がいて実験した結果…
●従来のパーキンソン病の判定よりも女性の匂い判定の方が優れている
●他の人にわからない自分だけがわかる匂い…悩んでる人がいる
2015/12/9:以前まだコメント欄を開いていたとき、
肺がん検診は無意味?従来より良いがん探知犬や治療用ウイルスといった変わった治療法もという投稿で、匂いに関する悩みコメントをいただいたことがあります。匂いに関するものということで、「肺がんの匂いがわかるがん探知犬」絡みでした。
そして、このときのコメントは以下のようなものでした。
職場で、年中体臭のある方が居て その臭いは私にしか、分からないようなんです。
昨日、その方が出勤された際 私は後ろ向きにでも、その人の出勤が分かったほどの強烈な臭いで、職場で、数人に、確認を何度もしても『匂わない』と言われてしまいました。わたしには耐えられ無い鶏糞のような激臭なのに、周りは匂ってないことなんてあるのでしょうか?
過去にも、同じ臭いのひとが居て、やはり耐えられ無いほどでしたが、私と仲の良い人に聞いても匂わないと言われました。過去に体臭のあった人はピロリ菌駆除したら急に匂わなくなりました。 関係がるのかわからないのですが時々いろんな場所で同じ匂いの人に出逢います。 あんなに耐えられない程の体臭を誰も感じないと言われ、冤罪者の気分でした( ; ; )
●人が嗅ぎ分けられる匂いはなんと約1万種類!なのであり得そう?
コメントには、「そういう人も居るのだと納得できるような事をご存じであれば、お時間がある時に教えていただけませんでしょうか」とありました。その後特に反応はなかったものの、当時これ絡みでうちではいくつかの投稿を書いています。
■
自分にしかわからない匂いがある!ひょっとして病気の匂い?/a>
■嗅覚過敏症とは何か?妊娠・片頭痛・神経症・統合失調症などと関連 ■
自分にだけにしかわからない匂いでツライ…意外に多い悩んでる人 他の人にわからない匂いがわかる…なんて話となると、「そんな馬鹿な」と一蹴されそうですが、上記の「肺がんの匂いがわかるがん探知犬」の件もあって、私は十分あり得るだろうと感じました。
やはり同時期に書いている
人が嗅ぎ分けられる匂いの種類は約1万種類もあるのように、人の感じられる匂いというのは大量にあるために、ちょっとした個人差でピンポイントに他の人にわからない匂いを嗅げる人も出てくるだろうと思ったのも、あり得ると感じた理由の一つです。
なお、匂いの個人差に関しては、最近の
5割の職場でスメハラ被害 原因は加齢臭より汗臭・ミドル脂臭もあります。この投稿では匂いの感じ方に男女差があるという話などがありました。
●パーキンソン病の体臭?病気の匂いがわかる人がいて実験した結果…
こういった話を今回思い出したのは、病気の匂いがわかる女性のニュースがあったため。
においでパーキンソン病を見分けられる女性の告白で難病研究が一気に進む可能性 - GIGAZINE(2015年10月25日 19時00分00秒)という記事が出ていました。
<エジンバラ大学のティロ・クナス博士は、パーキンソン患者とパーキンソン病ではない健康な人を6人ずつ集め、それぞれの被験者が着用していたTシャツを収集。そのTシャツをジョイさんにかぎ分けてもらい、パーキンソン病患者か否かを判定してもらったところ、12人中11人で的中するという結果が出ました>
ジョイ・ミルンさんの判定が不正解と判定された1人は、パーキンソン病を患ってなかったのを「パーキンソン病」と判定したというものでした。12人中11人でも十分すごいんですけどね。ただ、この間違いだと思われた人も、実験から8カ月後にパーキンソン病を罹患していることが判明。つまり、全員正解だったわけです。
●従来のパーキンソン病の判定よりも女性の匂い判定の方が優れている
これは「単にすごい人」という意味だけではありません。従来のパーキンソン病の判定よりも、匂いによる判定の方が優れている可能性を秘めているためです。
<パーキンソン病は血液検査、X線検査、CT検査、MRI検査などの臨床検査では発見できないという特徴があり、予防治療や早期の治療が困難なことで知られています。しかし、体臭でパーキンソン病を早い段階から判定できるようになれば、現在よりも早い段階での治療開始の道が広がる可能性があります>
「肺がんの匂いがわかるがん探知犬」というのも結局犬に判断してもらおうというのではなく、匂いによる判定方法の開発に役立てようというものでした。こういった匂いによる病気の発見技術は、今度より重要になってくるかもしれません。
2020/03/17追記:見直して再投稿するにあたって検索をかけてみたものの、この匂い判定が実用化された…という話は見当たりませんでした。残念なことですが、研究成果がその後実用化に至らないというのはよくある話ですので、この研究もうまくは行かなかったのかもしれません。
【本文中でリンクした投稿】
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5割の職場でスメハラ被害 原因は加齢臭より汗臭・ミドル脂臭 ■
肺がん検診は無意味?従来より良いがん探知犬や治療用ウイルスといった変わった治療法も ■
自分にしかわからない匂いがある!ひょっとして病気の匂い?/a>
■自分にだけにしかわからない匂いでツライ…意外に多い悩んでる人 ■
人が嗅ぎ分けられる匂いの種類は約1万種類もある ■
嗅覚過敏症とは何か?妊娠・片頭痛・神経症・統合失調症などと関連【関連投稿】
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汗臭いと言うけど実はほぼ無臭 では、汗の臭いの原因や対策は? ■
科学・疑似科学についての投稿まとめ
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