"軽減税率の適用範囲は食品全般となって、公明党の言い分がそのまま通った"形。これは"菅官房長官と学会幹部との会談"で決まったのではないか?と日刊ゲンダイが書いていました。
ただ、これは憶測ですので、例によって私は別の部分が気になりました。創価学会の人事です。
日刊ゲンダイDIGITAL|軽減税率で大幅譲歩 菅長官と創価学会に「W選密約」説(2015年12月15日)
●創価学会、会長候補の正木正明氏左遷で谷川佳樹氏重用の理由は?
もちろん同じ記事内の話なので、密会で決定説とも関係するのですが、こういう話でした。
「実は先月、創価学会では仰天の人事があった。74歳という高齢で、今期限りで引退とみられていた原田稔会長が再任され、次期会長の有力候補だった正木正明理事長が参議会副議長に追いやられた。もうひとりの会長候補、谷川佳樹氏は主任副会長となり、原田会長に何かがあれば、代行をする立場のひとりとなった。この“谷川派”の重鎮、懐刀とされるのが菅さんの密会相手です。この学会人事の裏側にも菅さんの影がちらついています」(学会事情通)
おもしろいのは、負けた正木理事長は反安倍で、従来の公明党タイプであるということ。そして、菅官房長官と懇意なくらいですから、当然、谷川派は正反対なようです。
"公明党が安保法制賛成に回ったのも谷川氏らの台頭と無縁ではない"としていましたが、軽減税率導入はそのお返しでは?といった憶測。
この真偽はともかく、正木理事長を左遷して谷川佳樹さんを重用したというのが結果。自民党に非常に配慮した人事なように見えます。
●産経新聞は自民党との関係は両氏ともに良好という書き方
創価学会の人事についてどこか他も書いているだろうと検索すると、産経新聞が出てきました。ここは当然自民党に悪い話は書きません。
【政治デスクノート】創価学会に何があったのか? 臆測を呼ぶ幹部人事と会則変更 前理事長は「左遷」なのか 次期会長レースは…(1/2ページ) - 産経ニュース2015.12.7 12:00 (政治部次長 佐々木美恵)
第2次安倍晋三政権発足以降は「実務的な分野を得意とする谷川氏がリードしてきた」(公明党幹部)としつつも、"両氏とも自民党幹部など政界にも広い人脈を持っています"として、正木理事長が安倍首相を嫌い…みたいな話はありませんでした。
では、どういう話を書いているかと言うと、まず正木理事長は左遷ではないという説明が不自然なことを指摘し。次に「世代交代と若手登用」という説明も矛盾があることを指摘していました。
そして、最後は、"会長・理事長がともに70代であることから、任期満了となる4年後までに「組織に大きな変化がおきる」といった指摘もあります"とスッキリしない終わり方。
ただ、最初の方で、"学会内では「次期会長レースに勝負あった!」と受け止める人がもっぱら"とあったように、やはり谷川佳樹さんの勝利という見方をお茶を濁しながらほのめかしているのでしょう。
●創価学会も公明党も自民党との関係が大切
日刊ゲンダイも偏っていてあれなんですが、今回の人事の理由は安倍政権との関係という説明の方がスッキリしています。ネットで検索した感じでも、お二人は明らかに安倍政権のスタンスが異なった感じでした。
ただ、できればマスメディアの記事がもう一つほしいな…と検索していると、タイトル見て関係ないと思って読んでいなかった週刊文春の記事で、やはり官邸との繋がりが指摘されていました。
創価学会理事長交代で激震関西失墜で台頭する地味男 | THIS WEEK - 週刊文春WEB 2015.11.26 12:02
谷川氏は、(中略)安倍官邸とのパイプも太いとされる。
記事のメインは地味な存在だった井上義久幹事長の存在感が増していることなんですが、これもまた自民党との関係の良好さが影響しているとしていました。
山口那津男代表は「安倍首相とケミストリーがあわないのは公然の秘密」(自民党関係者)で、こうした事情が、井上氏を党内で一段と押し上げる要因になっている。
創価学会も公明党も自民党との関係が大切…といった感じで、自民党と公明党の相思相愛の関係はますます深まりそうな気がします。
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