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正しい日本語 羽柴秀吉は「ファシバフィデヨシ」という発音だった?


 正しい日本語に関する話をまとめ。<羽柴秀吉は「ファシバフィデヨシ」という発音だった?>、<現代人は解けないなぞなぞ「母とは二度会い、父とは会わない」>などをまとめています。

2023/10/21追記:
●現代人は解けないなぞなぞ「母とは二度会い、父とは会わない」
2024/04/15追記:
●「難しい」「高校どころか中学レベルで簡単」と感想が真っ二つ 【NEW】


●正しい日本語 羽柴秀吉は「ファシバフィデヨシ」という発音だった?

2023/06/25:私は「正しい日本語」的な概念や言葉の「間違い」を指摘して回る活動には少し問題があるんじゃないか?という考え方。というのも、言葉というのは常に変化をしているため。長い目で見れば、今「正しい日本語」だと思っている言葉遣いも、多くの場合、過去には「間違った日本語」だったと言えるのです。

 こういった日本語の変化の例は過去にも何度も紹介していますが、今回びっくりしたのが、<羽柴秀吉は「ファシバフィデヨシ」だった!>という話。日本語の発音はどう変わってきたか-「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅(釘貫亨・名古屋大学名誉教授)という書籍の帯にドカン!と書いてあったんですよ。

日本語の発音はどう変わってきたか 「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅 (中公新書 2740) [ 釘貫亨 ](釘貫亨・名古屋大学名誉教授)




 このインパクトありすぎな「ファシバフィデヨシ」が気になるのですが、書籍説明でもアマゾンレビューでもぱっと見た感じは触れられていません。あと、こうした書籍では結構トンデモがあるのでその点も気になるところ。作者を見ると、釘貫亨(くぎぬき・とおる)さんという名古屋大学名誉教授とのことで、ある程度信頼できそうなんですけど…。

著者について
<釘貫亨(くぎぬき・とおる) 名古屋大学名誉教授.
1954年和歌山県生.1981年,東北大学大学院文学研究科国語学博士後期課程中退.1997年,博士(文学).1982年富山大学講師,1986年助教授,1993年名古屋大学文学部助教授を経て,1997年同大学大学院文学研究科教授.専攻・日本語史>


●現代人は解けないなぞなぞ「母とは二度会い、父とは会わない」

2023/10/21追記:直接「羽柴秀吉」の話は出てこないのですが、前述の書籍日本語の発音はどう変わってきたか-「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅の紹介文では、「は」の発音に関する話が載っていました。室町時代の話ですので、たぶん「ファシバフィデヨシ」もここらへんで説明できるのでしょう。

<「問・母とは二度会ったが、父とは一度も会わないもの、なーんだ?」(答・くちびる)。
この室町時代のなぞなぞから、当時「ハハ」は「ファファ」のように発音されていたことがわかる。
日本語の発音はどのように変化してきたのか。
奈良時代には母音が8つあった?
「行」を「コウ」と読んだり「ギョウ」と読んだり、なぜ漢字には複数の音読みがあるのか?
和歌の字余りに潜む謎からわかる古代語の真実とは?
千三百年に及ぶ音声の歴史をたどる。>

 「は」の発音以外の話もおもしろそうです。私はこのうちの<「行」を「コウ」と読んだり「ギョウ」と読んだり、なぜ漢字には複数の音読みがあるのか?>については、中国から発音が伝わった時代や王朝所在地の発音の違いによって、複数の発音が伝わった…と理解していたんですけど、どうなんでしょう?


●「難しい」「高校どころか中学レベルで簡単」と感想が真っ二つ

2024/04/15追記:おもしろそうだったので、日本語の発音はどう変わってきたか-「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅のアマゾンレビューも見てみました。これを見てみると、どうもタイトルから受ける印象と違って難しいようで、難しいとするレビューが複数ありました。

<タイトルのやさしいイメージとは打って変わって専門用語が頻出して中々一般の人には難しい内容だと感じました。しかし、恐らくとても良質な文章ですので、日本語の勉強をしている大学生くらいにはものすごく刺さる本かと思います。>
<素人の興味を惹くような書名だが内容は学問的に水準が高い。大昔の発音が何故分かるのかなど素朴な質問に実証的で説得力のある回答を示してくれる。江戸時代にも古典を題材に言語について科学的な分析をした学者がいたことに誇らしさを感ずる。言語あるいは言語学に関心のある人には是非一読を勧めたい>

 一方、トップレビューは<中学時代中に-是非-読むべき、教養です。多くは、高校の範疇か?と思ふところですが「日本語」の基礎が書記されています。はっきり言へば、「高校」では遅すぎる・といへませう>という、上記ふたつのレビューとは真逆で、むしろ簡単だとしています。

 ただ、トップレビューの人は、すでに引用した部分でわるように、仮名遣いをわざわざ現在の書き方とは変えているのに違和感。<今時の「乱雑」な「口語」を顧みるためにも、「美しい日本語」を知ることは、大切>というのも、「言葉は変化して当然」という言語学者の基本理解と異なると思われます。

 全体にコメントが寒いというか、痛いというか、「自分はきみたちとは違って頭がいいからこれくらい簡単だよ」とマウンティングしている感があって、いまいち信頼できず。多数決的にも「難しい」というコメントが多いので、実際、そう簡単な内容ではないのではないか?と予想しました。


日本語の発音はどう変わってきたか 「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅 (中公新書 2740) [ 釘貫亨 ]




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