●正しい日本語 羽柴秀吉は「ファシバフィデヨシ」という発音だった?
2023/06/25:私は「正しい日本語」的な概念や言葉の「間違い」を指摘して回る活動には少し問題があるんじゃないか?という考え方。というのも、言葉というのは常に変化をしているため。長い目で見れば、今「正しい日本語」だと思っている言葉遣いも、多くの場合、過去には「間違った日本語」だったと言えるのです。
こういった日本語の変化の例は過去にも何度も紹介していますが、今回びっくりしたのが、<羽柴秀吉は「ファシバフィデヨシ」だった!>という話。
日本語の発音はどう変わってきたか-「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅(釘貫亨・名古屋大学名誉教授)という書籍の帯にドカン!と書いてあったんですよ。
日本語の発音はどう変わってきたか-「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅(釘貫亨・名古屋大学名誉教授)


このインパクトありすぎな「ファシバフィデヨシ」が気になるのですが、書籍説明でもアマゾンレビューでもぱっと見た感じは触れられていません。あと、こうした書籍では結構トンデモがあるのでその点も気になるところ。作者を見ると、釘貫亨(くぎぬき・とおる)さんという名古屋大学名誉教授とのことで、ある程度信頼できそうなんですけど…。
著者について
<釘貫亨(くぎぬき・とおる) 名古屋大学名誉教授.
1954年和歌山県生.1981年,東北大学大学院文学研究科国語学博士後期課程中退.1997年,博士(文学).1982年富山大学講師,1986年助教授,1993年名古屋大学文学部助教授を経て,1997年同大学大学院文学研究科教授.専攻・日本語史>
日本語の発音はどう変わってきたか-「てふてふ」から「ちょうちょう」へ、音声史の旅(釘貫亨・名古屋大学名誉教授)


【関連投稿】
■
世界一多く100種類以上!日本の主な一人称の一覧と歴史的な変化 ■
ギャル「激おこぷんぷん丸」「ムカ着火ファイヤー」私「えっ?」 ■
五十音表の起源、発明者は明覚?あいうえおの順番にも理由があった ■
清水の舞台から飛び降りる 生存率85%・死亡率15%・234人中34人死亡 ■
意外な放送禁止用語・放送自粛用語一覧 OL,ハーフ,エチゼンクラゲなど ■
雑学・歴史についての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|