タバコの話をまとめ。<肺がん患者の受動喫煙対策の意見に、国会議員がヤジ「いい加減にしろ!」>、<別の議員は過去に「(がん患者は)働かなくていいんだよ」とヤジ>、<議員への嫌がらせはわかるがなぜか肺がん患者にも嫌がらせ殺到>などをまとめています。
2023/08/11:
一部見直し
●肺がん患者の受動喫煙対策の意見に、国会議員がヤジ「いい加減にしろ!」
2018/08/24:本当にそんなことがあったの?と驚いた話。2018年6月15日、受動喫煙対策が議論された衆院厚生労働委員会で、参考人として招かれた自身もステージ4の肺がん患者で、日本肺がん患者連絡会理事長の長谷川一男さん(47)が意見を述べている最中に、自民党の穴見陽一議員が「いい加減にしろ!」とヤジを飛ばしていたそうです。
長谷川一男さんは「原則としては屋外でもなるべく吸ってほしくないというのが肺がん患者の気持ちではある」と述べたうえで、「やはり喫煙者の方がどこも吸うところがないじゃないかとおっしゃるのもすごくよくわかります」と喫煙者の思いにも配慮した発言をしました。
すると、その直後に、穴見議員から「いい加減にしろ!」とヤジ。むしろ配慮した発言での罵倒です。「最初は何が起こっているのかわからなかった」という長谷川さんが続けて以下のように述べたところ、さらに「いい加減にしろ!」とヤジが投げられました。別の自民党議員はヤジを飛ばす議員を見ながら笑っていたともいいます。
「そういったことで、屋外の喫煙所を作る、増やしていくというのは一つの方法ではないかと考えてはいます。しかしながらそれも一時的なもので、なんとか数年経った後にそういったところもなくしていくことができればいいんじゃないかなと個人的には思っております」
●別の議員は過去に「(がん患者は)働かなくていいんだよ」とヤジ
長谷川一男さんは、「こういう人が、国民の健康を守る大事な法案を審議しているのかと思うと残念でなりません」とコメントしていました。本当いろいろな意味でひどいですね。
やはり参考人として呼ばれていた全国がん患者団体連合会理事長の天野慎介さん(44)も「参考人として招かれ、体調が良くない中をおして出席したがん患者に、ヤジを飛ばすとは驚きましたし、悲しく信じられない気持ちでした」としていました。
記事では、受動喫煙対策をめぐっては、2017年5月の自民党厚生労働部会でも、大西英男衆院議員(自民党の部会なので当然自民党議員)が職場での受動喫煙対策を訴えた三原じゅん子参院議員に「(がん患者は)働かなくていいんだよ」とヤジを飛ばしていたことを紹介していました。
●議員への嫌がらせはわかるがなぜか肺がん患者にも嫌がらせ殺到
自民党の穴見陽一議員は正直どうしようもないクズで、一刻も早く国会議員を辞めるべきでしょう。ただ、彼に嫌がらせの電話が殺到したというのは問題。クズ議員だからと言って嫌がらせして良いものではありません。
抗議でしたら一応アリかもしれませんけど、秘書によると「最初から罵倒、罵声で、『死ね』『お前が肺がんになって苦しめばいい』『辞職するまで電話はやめない』『事務所に押しかけるぞ』『人間以下のブタ』などと繰り返されることもあります」とのこと。抗議の域を越えています。
しかし、それ以上に信じられないのが、ヤジ問題が報じられた後から、肺がんに苦しむ長谷川さんの方にも、抗議や嫌がらせのメールが相次いだということ。ちょっと日本はヤバすぎますね…。
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