前に
貧乏神を調べたので、今度は福の神を・・・。
そう思って、調べてみたのはいいのですが、意外なことに貧乏神に比べて記述が少ないんです。Wikipediaでは、独立した項目すらありません。(福の神と言う項目自体はあるのですが、狂言の演目についての説明でした)
なぜか貧乏神の方が人気という不思議。
仕方ないので、ちょっと方向性を変えてみます。七福神なんかは、その1人1人が福の神ということなのでしょう。七福神の記述なら豊富です。
まず、七福神のメンバーが決まるまでですが、これは貧乏神を調べたときにも複数のサイトで目にしました。
七福神大研究というページを参考にすると、
(1)まず、恵比須と大黒天。これは文句なし。今でも福の神の代表格でしょう。
(2)次に、天細女命(あめのうずめのみこと)。聞き覚えのない方が来ました。天細女命は天照大神が岩戸にこもったとき、岩戸の前で踊り、神々を笑わせた女神だそうです。後に、笑う角には福来るとして、道化のお多福にも見立てられたりしたそうです。
(3)ところが、天細女命は不人気。そこで、弁才天(弁財天)と交替となったようです。
(4)その後、毘沙門天を加え、さらに四神では縁起が悪そうなので布袋和尚を加えたそうです。どんどん増えるよ。
(5)そして、福禄寿と寿老人を無理やりに加え、七福神が誕生したそうです。
とりあえず、「七」という数字には、こだわったみたいです。
これで今の形になったわけですが、不人気の福禄寿と寿老人は、メンバー脱落の危機もあったようです。そもそも福禄寿は、寿老人の別名または同一神とされることもあります。別々にして無理やり七人にしちゃったのは、やはりまずかったのでしょうか。
これらと交替で入りそうだったり、こんだけいるのに
さらに増やそうとしたりしたメンバーとしては、吉祥天、猩々(しょうじょう)、福助、お福さんなどが挙げられています。また、”
節分の日に福の神と貧乏神を考える!”においては、稲荷神や虚空蔵菩薩なども候補に挙がったと書かれています。
折角、「七」にこだわったのに、さらに増やそうするとか、自由すぎますね。
福の神とは2 ~大黒天と恵比寿~に続く。
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福の神とは2 ~大黒天と恵比寿~ ■
貧乏神とは ■
吉祥天、黒闇天姉妹の家族 ■
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