Appendix

広告

Entries

日本のクールジャパン自称はクールじゃなくて寒い…海外でツッコミ


2020/01/08:
●日本が言っているだけ…外国では誰も言っていないクールジャパン
●日本のクールジャパン自称はクールじゃなくて寒い…海外でツッコミ
●ビジョンがなくすべてが中途半端…クールジャパンと似てるのは?
●クールジャパンのライバルはディズニーやハリウッドという大誤解



●日本が言っているだけ…外国では誰も言っていないクールジャパン

2020/01/08:海外で人気のある現代美術家の村上隆さんは、日本ではあまり人気ないイメージがあるんですけど、2010年に開催されたシンポジウム『クール・ジャパノロジーの可能性』にて、「アート界における"クール・ジャパン"の戦略的プロデュース法--Mr.の場合」と題した講演を行ったそうです。

 講演内容はネガティブなものではなく、ポジティブなもの。日本のマンガやアニメ、および、それらを生み出した日本自体を肯定的に解釈しています。さらに、それらの前提のもと、今日ではクールジャパンと呼ばれている観点を日本人作家作品によっていかに西洋アート界に体現させていけるか、とのテーマについて初期から漸進的に取り組んできた軌跡を発表しました。

 ただし、2012年に、自身とクールジャパンとの関係性を全面否定し、「クールジャパン」の語も広告会社のキャッチコピーであり、外国では誰も言っていないと批判したとのことです。(Wikipediaより)ただ、現在では政府も積極的に「クールジャパン」を使っており、広告代理店だけ…ということはないと思いますけどね。


●日本のクールジャパン自称はクールじゃなくて寒い…海外でツッコミ

 『クール・ジャパンはなぜ嫌われるのか 「熱狂」と「冷笑」を超えて (中公新書ラクレ)』(2014年4月刊)の作者・三原龍太郎さんは、その政府の中にいた人。アマゾンでは、以下のような紹介がありました。ポップカルチャーに精通した元経済産業省キャリア官僚だそうです。

<「オタク官僚」として政策の最前線に立ち、 現在は英国オックスフォード大学で研究を続ける著者が、 「文化」「社会」「歴史」「政策」「海外の実態」から縦横無尽に論ずる、 クール・ジャパン検証の決定版! >

 ただ、クールジャパン戦略に肯定的な見解を示しているわけではない模様。以下のようにむしろかなり否定的なことを指摘していたようでした。産経新聞も「日本すごい」にドン引き 日本人は謙虚と大アピールする矛盾も思い出すものです。

<自分で自分のことをクールというのはクールではない、ふさわしくないという批判もあり、日本国外ではクール・ジャパンについて研究などで記述するとき、「narcissistic」(自己陶酔的な)という接頭語が付けられ揶揄されることが約束事のような状態となっている>(Wikipediaより)


●ビジョンがなくすべてが中途半端…クールジャパンと似てるのは?

 『クール・ジャパンはなぜ嫌われるのか 「熱狂」と「冷笑」を超えて (中公新書ラクレ)』のレビューを読むと、必ずしも全部否定しているわけではなさそうでした。問題は多いけど、利用できるところは利用しようということみたいですね。

<6章では、結語として、民間側はクール・ジャパンを食わず嫌いで遠ざけるのではなく、国をスポンサーと考え直して、利用できそうな部分は利用すべく真摯に対話すべき、国の側は政策の営業の仕方をさらに考えるべきとしている>

 このレビューでは、書籍の踏み込みが足りないといった感想。別のレビューでも、まとまりがない書籍とされていました。ただ、こちらの人の場合、まとまりがない理由は、そもそもクールジャパン戦略にまとまりがないためではないかと見ています。

<これは著者の責任というより、結局「クール・ジャパン」に確固たるビジョンなど何もなく、全てが中途半端という「成長戦略と謳っているにも関わらず、『戦略』が全然見えない」(実に「アベノミクス」的ではあるが)「クールジャパン機構」の無能無策な実態を反映させている結果と言えそうだ>

 私が最近読んだここ数十年の都市計画系の成長戦略の歴史を紹介するコラムでは、そもそも日本政府の成長戦略は事後評価がないために、本当に成長したかどうか確かめられていないという大きな問題があるとのこと。調べたら全部失敗という結論になるためか、一切過去を振り返らないみたいですね。これは税金の使い方として問題があります。

 クールジャパン戦略も過去の政策と同じ様になりそうですし、そもそも目標設定が存在していないのかもしれません。こうしたことが企業で行われていた場合、経営陣は株主などから責任を追求されると思うのですけど、政治の世界ではなぜかほとんど問題視されませんね。


●クールジャパンのライバルはディズニーやハリウッドという大誤解

 Wikipediaでは「日本の漫画が普及している国があると言っても、雑誌も含めると出版物の30%が漫画の日本から比べるとごく僅かな規模である」という話もありました。書籍のレビューでも、似たようなことが書かれている部分があり、これを最後に紹介して終わります。

<本書で個人的に最も興味深かったのは、第四章のクールジャパンの「海外における実態」(P.124~)。著者は自身が渡米した際の体験の中で「日本アニメと、ディズニーやハリウッドはフラットな市場の上でフラットに競争している」という著者自身が「屈託なく」持っていたイメージを「実際にはそうではないようだ」と修正せざるを得ない経験をしている>
<また、米国(を含む海外)では、「日本のアニメ」は受け手が能動的にアプローチしないと「見る事」すら容易では無い>
<要は、「日本人が日本で想像するような形で日本文化が海外で受け入れられている訳ではない」というキビシイ現実が、海外に行けばイヤでも見えてくるという事だろう>


【本文中でリンクした投稿】
  ■産経新聞も「日本すごい」にドン引き 日本人は謙虚と大アピールする矛盾

【関連投稿】
  ■ルパン三世は著作権侵害だった?フランスなど海外では別名で上映
  ■パクリ大国中国より日本の方が著作権問題がひどい?作家を搾取する日本
  ■アニメーターはサービス残業当たり前?サマーウォーズやアカデミー候補のアニメ会社でも
  ■打ち切りアニメドラえもんを救った高畑勲 藤子・F・不二雄もスランプだった?も
  ■ジャンプとマガジンがまさかのコラボ、理由は? サンデーやチャンピオンとの違い
  ■文化・芸術・宗教・海外との比較についての投稿まとめ

Appendix

広告

ブログ内 ウェブ全体
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示









Appendix

最新投稿

広告

定番記事

宝くじ高額当選者3000人のその後……10年後の彼らの生活は?
歴代首相の身長ランキング 背の高い、低い意外な総理大臣 野田佳彦・麻生太郎・鳩山由紀夫・小泉純一郎・安倍晋三など
日本で馴染みのある韓国系企業一覧
国別ノーベル賞受賞者数ランキング 日本は8位、上位はどこの国?
橋下徹大阪市長の出自 同和地区(被差別部落)と父・叔父と暴力団
意外に有名企業があるファブレス企業・メーカー 任天堂・ダイドードリンコ・やおきんなど
飛び降り自殺は意識を失うから痛みはない…は嘘 失敗した人の話
白元・鎌田真の経歴と派手な交友関係 神田うの,松本志のぶ,妻も美魔女など
楽天Edyはコンビニの公共料金の支払い(収納代行)に使える?
楽天Edyの使えるコンビニ・使えないコンビニ
主な緑黄色野菜一覧 と 実は緑黄色野菜じゃない淡色野菜の種類
のれん代とのれん代の償却のわかりやすい説明
消滅可能性都市ランキングと一覧 1800市区町村中896自治体が危機
カルシウムの多い食材ランキングベスト20 牛乳以外に取れる食品
堀越二郎の妻は死んでないし菜穂子でもない モデルは堀辰雄の婚約者矢野綾子
創価学会、会長候補の正木正明氏左遷で谷川佳樹氏重用の理由は?
インチキで効果なし、活性水素水詐欺 誇大広告であるとして排除命令が出た商品も
高カロリー食品ランキングベスト20(100グラムあたり)
EPA、DHA(オメガ3脂肪酸)の魚油サプリ 効果なしどころか危険という説
リチウムイオン電池の寿命を長持ちさせるのは、使い切って満充電?継ぎ足し充電?

ランダムリンク
厳選200記事からランダムで









アーカイブ

説明

書いた人:千柿キロ(管理人)
サイト説明
ハンドルネームの由来

FC2カウンター

2010年3月から
それ以前が不明の理由