大村秀章知事「責任は重い」とココイチに責任転嫁、猛批判を食らうの続報的なものですが、こちらも大村秀章知事に関するクイズから。今回の話は経歴も重要になってきます。
【クイズ】2010年、名古屋市の河村たかし市長から愛知県知事選挙への出馬を打診されて、大村秀章議員は衆議院議員を辞職。翌年当選して、知事に転向しました。辞職前に所属していた政党はどこでしょう?
(1)自民党
(2)民主党
(3)日本維新の会
●ココイチ批判の大村秀章知事にダイコー大西一幸社長と癒着という噂
さて、本題です。あちこちで以下のような文章が出回っていました。ただ、先に言ってしまうと、正直かなり怪しいと思います。結構検索したのですが、付き合いがあったという記述は下記以外に見つかりませんでした。
大村さーん、
ダイコーの大西社長とは
農水省時代からのお付き合いですよねw
大西社長のやってる別会社の
ダイキンの廃牛乳再生家畜飼料の件では
頼りがいの有るお役人様だったようでw
●デマの可能性がある癒着説、証拠見つからず
部分的な情報は正しいです。ダイキンと関連があること、廃牛乳の処理をやっていたことは事実のようです。
まず、ダイコーの方の住所を、ココイチの資料から確認しておきます。
産業廃棄物処理業者による、当社製品(ビーフカツ)不正転売のお知らせ
産業廃棄物処理業者名 ダイコー株式会社(許可番号第02320040249) 愛知県稲沢市奥田井之下町28番地1
ダイキンは同じ社長名で、同じ住所に製造部などがあります。ちなみに関連会社で、ダイコーとつくものもありました。
ダイキン株式会社 会社概要
会社名 ダイキン株式会社 【DAIKIN】
設立 昭和53年5月8日
代表取締役 代表取締役社長 大西 一幸
資本金 1,000万円
本 社 愛知県稲沢市北麻績町三反地30-1
(中略)
製造部 愛知県稲沢市奥田井之下町28-1
製品管理部 愛知県稲沢市奥田井之下町28-1
(中略)
関連会社 ダイコー運輸株式会社(一般区域貨物輸送)
また、施設の説明に、廃牛乳も見えます。ここらへんは事実のようです。
施設の概要 ○ 廃酸・廃アルカリ・廃牛乳の乾燥施設
●過去に無許可営業をしていたダイコー
ダイキンではなくダイコーの方では、過去に不祥事を起こしていました。大村知事のいる愛知県でも過去に悪臭騒ぎを起こしています。
三重で無許可産廃処理 ダイコー、08年に行政指導:一面:中日新聞(CHUNICHI Web) 2016年1月21日 朝刊
壱番屋から廃棄を依頼された冷凍カツを横流ししていたダイコーは、三重県いなべ市で二〇〇八年、県の許可なく産廃処理施設を操業したとして行政指導を受け、撤退していたことが分かった。
三重県廃棄物監視・指導課によると、ダイコーは〇四年ごろ、いなべ市北部の員弁川近くに「藤原工場」を建設し、食品廃棄物から堆肥を製造。〇八年六月に悪臭の苦情があり、県が調査したところ、産廃処理の許可を得ていなかった。
県は廃棄物処理法違反(無許可営業)に当たるとして、許可を取るか、撤去を求めた。ダイコーは〇八年中に撤退した。(中略)
稲沢の工場でも悪臭騒ぎはあり、一五年度までの五年間に計二十三件の苦情が稲沢市に寄せられた。愛知県は一四、一五年に計六回、廃棄物処理法に基づき立ち入り検査し、改善を指導している。
なお、こちらの記事によると、ダイキンは別会社ではなく、前身とのこと。"ダイコーは前身のダイキン(一二年に社名変更)"という記述がありました。そうであれば、ダイキン時代に無許可営業していたと考えるのが妥当なようです。
●無許可営業の後になぜか「優良」認定
こりゃまずいな…というのは、上記の無許可営業の後になんと「優良」認定を受けてしまっていたことです。この認定は食品会社にオススメって意味だそうで、そりゃ、食品会社はダイコー選びますわ…。
国がダイコー「優良」認定 県行政指導直後 毎日新聞2016年1月22日 08時00分(最終更新 1月22日 10時27分)
ダイコーが認定されていたのは、同法に基づく登録再生利用事業者制度で、2001年に始まった。事業者が9万円を支払って環境省と農水省に申請。2省の職員らが工場を視察し、1日5トン以上の飼料・肥料化の能力や生活環境への影響などを審査した上で登録する。農水省によると、昨年9月時点で全国177社が登録され、廃棄物のリサイクルを進める食品会社が、優良な委託先を選びやすくなるメリットがある。
ダイコーは08年8月に登録されたが、その2カ月前に、悪臭の苦情に基づく調査の結果、三重県いなべ市の工場で、県の許可を得ずに堆肥を製造していたことが発覚した。(中略)
同県などによると、営業停止などの処分に至らなければ、国との情報共有は少ないといい、環境省が登録時に指導内容を把握していなかったとみられる。環境省は「当時は要件を満たしていたので登録したと思うが、詳しい経緯は調査中」としている。【山口朋辰】
●大村知事の経歴、農水省にいたのはいつまで?
最初の怪文書では「ダイコーの大西社長とは農水省時代からのお付き合い」とありました。経歴を見てみましょう。
すると、農水省にいたのは事実なのですが、上記の認定とは直接的には無関係なことがわかります。政界に転身しているためです。
大村秀章 - Wikipedia
1982年4月、農林水産省に入省する。(中略)1991年農林水産省経済局農業協同組合課課長補佐、1993年食糧庁企画課課長補佐(総括)。
衆議院議員
1995年自由民主党愛知県第13選挙区支部長。1996年第41回衆議院議員総選挙にて初当選(比例、当時36歳)。
ということで、クイズの答えは自民党でした。
【クイズ】2010年、名古屋市の河村たかし市長から愛知県知事選挙への出馬を打診されて、大村秀章議員は衆議院議員を辞職。翌年当選して、知事に転向しました。辞職前に所属していた政党はどこでしょう?
(1)自民党
(2)民主党
(3)日本維新の会
【答え】(1)自民党
2012年に「日本維新の会」顧問にも就任していますが、国会議員時代の所属は自民党のみです。
●岐阜県も問題 みのりフーズへの検査一度もせず
以上のように行政に問題を感じますし、ところどころ事実と確かめられるものがあるのですが、肝心の癒着の証拠となりそうなものは見当たりませんでした。
私が発見できなかっただけかもしれませんのでわかれば追記しますが、メディアなど比較的信頼できる情報があるまでは、皆さんも慎重に見ておいた方が良いと思われます。
あと、行政の問題としては、もう一つ岐阜県、ダイコーから仕入れたみのりフーズのものも紹介しておきます。
みのりフーズ製麺許可後 岐阜県、検査せず : 中部発 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 2016年01月22日
食品衛生法では、都道府県は「食品衛生監視指導計画」の策定が義務づけられており、都道府県は計画に基づき、食品の販売や製造などの営業許可を受けた事業者の監視指導を行う。岐阜県は定期的な監視指導の目標を業種別に設定しており、みのりフーズのような規模の麺製造業者は「年1回」と定めている。
だが、みのりフーズの監視指導は、許可を受けた2012年1月18日の前日の1度だけで、今回の問題が発覚するまで約4年間「ゼロ」だった。県の担当者は「シャッターが閉まっていて休業状態だったため、学校給食用の麺類の製造業者などを優先した」とする。
奈良県立医科大学の今村知明教授(公衆衛生学)は「休業状態の施設への監視指導は難しく、立ち入りで不正を見抜くのも簡単ではない」と擁護的でした。
ただし、みのりフーズへの事件発覚後の調査では、"敷地内には賞味期限切れの食品などが雑然と積まれていたほか、「ハイキ」と書かれた段ボールも散らばっていた"ことがわかっています。
そのため、公益財団法人「食の安全・安心財団」(東京)の中村啓一事務局長は「計画の履行は行政の責務。一目で不衛生と分かる状態で、一度でも立ち入りなどを行っていれば、もっと早く手を打てたはずだ」と手厳しい指摘をしていました。
ココイチを攻撃したという話は、大村秀章知事以外は今のところ聞いていませんけど、こういう行政の杜撰さが次々と明らかになってくると、ココイチ批判はやはり責任転嫁狙いなんだろうなという思いが増しました。
癒着説は怪しいので前述の通り保留ですが、大村知事がひどすぎることには変わりません。
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