Appendix

広告

Entries

史上最小の恐竜化石を発見という中国論文が異例の撤回で衝撃!


2020/08/22:
●琥珀の中に史上最小の恐竜化石を発見!ネイチャーに論文を掲載
●史上最小の恐竜化石を発見という中国論文が異例の撤回で驚き!
●全然トカゲに見えなくてむしろ鳥に近い…やはり奇妙な化石だった


●琥珀の中に史上最小の恐竜化石を発見!ネイチャーに論文を掲載

2020/08/22: 2020年3月11日付けで学術誌「Nature」に、「史上最も小さい恐竜の頭骨が発見された」という論文が掲載されました。ミャンマー産の琥珀の中に閉じ込められていたもので、大きさは現在生息する最小の鳥と同じくらい、生息時期は9900万年前と見られるとしています。

 現在生息する最小の鳥というのは、マメハチドリのこと。見つかった恐竜は、後頭部から口先までの長さはわずか1.5センチで、幅は親指の爪ほど。体重は10セント硬貨(約2グラム)より軽かったと示唆されています。今回の恐竜は「オクルデンタビス・カウングラアエ(Oculudentavis khaungraae)」と名付けられました。

 研究によると、始祖鳥やジェホロルニスに最も近い恐竜。これらは獣脚類のうち鳥綱や鳥群の最初期のものと位置付けられており、現生の鳥類とは遠い親戚に当たるともされています。羽毛の生えた翼を持っていたと考えられるものの、この時点では飛べたかどうか決定する情報がありませんでした。

 論文の筆頭著者は中国地質大学の古生物学者リダ・シンさんは、この化石を初めて見た時、「奇妙すぎる」と思ったと話していました。中国科学院古脊椎動物・古人類研究所の古生物学者ジンマイ・オコナーさんも「すべてが、あまりにも奇妙」と当時語っています。
(琥珀の中に史上最小の恐竜化石、異例ずくめ | ナショナルジオグラフィック日本版サイト 2020.03.14より)


●史上最小の恐竜化石を発見という中国論文が異例の撤回で驚き!

 ところが、このすべてがあまりにも奇妙な恐竜…実は、そもそも恐竜ではありませんでした。その後、2020年8月18日に、解説:「史上最小の恐竜」は実はトカゲだった、論文を撤回 | ナショナルジオグラフィック日本版サイトという記事が出ています。

 最初の論文が発表された当時、化石で残っていたのは頭骨のみであり、体の他の部分がどうなっているかは不明でした。その後、別の古生物学者チームが、新たなオクルデンタビスの化石を特定。こちらは、頭骨以外にも体の一部が残っていました。そして、この化石によって、オクルデンタビスが実際にはトカゲであったことが確実となった…というわけです。

 その前の6月8日付けで「bioRxiv」に発表した論文で、別の中国の古生物学者のグループが、オクルデンタビスが恐竜だとする主張に疑問を呈していました。最初の論文の著者らも同意し、「不正確な情報が文献中に残るのを防ぐため」として、7月22日付けで同誌から撤回されています。

 なお、この撤回にドイツのコンスタンツ大学で爬虫類を専門としているポスドク研究員マーク・シェルツさんは、「正しいことをした」と評価しつつも驚いています。同定を誤ることは古生物学では珍しくない一方で、論文が完全に撤回されることはこの分野では珍しいとのこと。今回の撤回は、良心的対応であったようです。


●全然トカゲに見えなくてむしろ鳥に近い…やはり奇妙な化石だった

 とはいえ、トカゲとしても、結局、かなり変わったトカゲだったようですね。新しい化石について報告した英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の古生物学者スーザン・エバンズさんも、「大きな目と、とさかのようなものが付いた鼻のある、奇妙な生き物です。一見したところ、トカゲには見えません」としていました。

 トカゲと恐竜は近いように見えるものの、およそ2億7000万年前に分岐しています。ただ、トカゲであるはずのオクルデンタビスは、トカゲよりも鳥たちに似た特徴になりました。学術誌「eLife」に投稿された査読前の論文では、「オクルデンタビスの頭骨は、既に知られているどんなトカゲのものとも異なっており、収斂進化の驚くべき例と言える」と表現されています。

 なお、関連する研究者らが同一種と認めているふたつの化石なのですが、両者は必ずしも瓜二つとは言えないそうです。最初の標本は、鼻が先細になっているのに対し、2番目のものは中央部が盛り上がっていました。専門外の古生物学者なら、別の種なのではないかと考えるようなレベルの違いだといいます。

 どちらの論文にも関わっていない米サウスフロリダ大学の古生物学者ライアン・カーニーさんは、「そういう細かい点は、少々うやむやになっているようです」と指摘。ひょっとしたらここらへんも後々覆されて、やっぱり別の種類の生物だった…といったことになるかもしれません。


【関連投稿】
  ■フタバスズキリュウなどの首長竜は恐竜じゃなかった!
  ■すっぽんって亀の一種じゃないの?スッポンモドキとの違いは?
  ■亀の甲羅は肋骨(あばら骨) 甲羅の中身は空っぽ、背骨は甲羅と一体化
  ■ヒバカリは名ばかり 咬まれるとその日ばかりの命→実は無毒の蛇
  ■人間だけでなく動物も友達をつくる!蛇・コウモリ・象・フラミンゴなど
  ■動物・植物・生物についての投稿まとめ

Appendix

広告

ブログ内 ウェブ全体
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示









Appendix

最新投稿

広告

定番記事

世界一スポーツ選手の平均年収が高いのはサッカーでも野球でもない
チャッカマンは商標・商品名 じゃあ正式名称・一般名称は何?
ジャムおじさんの本名は?若い頃の名前は?バタコさんとの関係は?
ワタミの宅食はブラックじゃなくて超ホワイト?週5月収10万円
朝日あげの播磨屋、右翼疑惑を否定 むしろ右翼に睨まれている?
レーシック難民は嘘くさいしデマ?アメリカの調査では驚きの結果に
赤ピーマンと赤黄色オレンジのパプリカの緑黄色野菜・淡色野菜の分類
アマゾンロッカーってそんなにすごい?日本のコンビニ受け取りは?
就職率100%国際教養大(AIU)の悪い評判 企業は「使いにくい」
ミント・ハッカでゴキブリ対策のはずがシバンムシ大発生 名前の由来はかっこいい「死番虫」
移動スーパーの何がすごいのかわからない 「とくし丸」は全国で約100台
ビジネスの棲み分け・差別化の具体例 異業種対策には棲み分けがおすすめ
主な緑黄色野菜一覧 と 実は緑黄色野菜じゃない淡色野菜の種類
タコイカはタコ?イカ?イカの足の数10本・タコの足8本は本当か?
トンネルのシールドマシンは使い捨て…自らの墓穴を掘っている?
ユリゲラーのポケモンユンゲラー裁判、任天堂が勝てた意外な理由
好待遇・高待遇・厚待遇…正しいのはどれ?間違っているのはどれ?
コメダ珈琲は外資系(韓国系)ファンドが買収したって本当? MBKパートナーズとは?
大塚家具がやばい 転職社員を通報、「匠大塚はすぐ倒産」とネガキャン
不人気予想を覆したアメリカのドラえもん、人気の意外な理由は?

ランダムリンク
厳選200記事からランダムで









アーカイブ

説明

書いた人:千柿キロ(管理人)
サイト説明
ハンドルネームの由来

FC2カウンター

2010年3月から
それ以前が不明の理由