クイズを何にするかえらく迷ってしまったのですが、最初に出てくる下村博文議員が好きな言葉に関する問題を。
【クイズ】「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」について正しいものはどれ?
(1)『漢書』が出典。
(2)『孟子』が出典。
(3)吉田松陰が松下村塾の開塾にあたり作った箴言(しんげん)。
●週刊文春が批判していたワールドメイト深見東州の広告掲載
別に広告載せたくらいいいんじゃねーの?と思うのですが、週刊新潮が批判していました。昨年9月の古い記事です。
あれれーっ? 「週刊文春」が批判する「深見東州」の広告を載せちゃった!? | デイリー新潮 週刊新潮2015年9月3号 掲載
8月26日に東京国際フォーラムで行われた「第4回東京国際コンサート プラシド・ドミンゴと、深見東州となかまたち!!」を宣伝するものだった。広告主は深見氏が代表を務める「たちばな出版」である。
(中略)こんな深見氏の“個人広告”を文春が掲載したのである。
というのも、文春は、今年4月に「下村博文文科大臣 オカルト人脈と金脈」という大特集を組んだばかり。下村大臣に政治献金を行う深見氏を「怪人」「派手な新聞広告を打つ謎の人物」と断じて批判していたのだ。両社の因縁はこれに留まらない。今をさかのぼること17年の1998年にはワールドメイト内のセクハラ問題を追及。ワールドメイトは名誉毀損で文春を提訴するという法的手段で応じ、バトルの舞台は法廷にまで持ち込まれたのである(文春が勝訴)。
●週刊文春は変心したのか?
私が広告くらい良いだろうと思ったのは、広告を載せても変わらず批判記事を書いてりゃいいじゃんと思ったためです。でも、裏でこっそり手打ちしたのではないか、もっと言うと、買収されたのでは?というのが、批判の理由みたいですね。
「文春はワールドメイトや深見氏を“もはや問題ない”“問題はあるが良しとする”と判断したのでしょうか。もしそうなら彼らの軍門に降(くだ)ったわけで、ジャーナリズムの気概はどうしたのでしょうか」(4月の文春の記事で深見氏に批判的なコメントを寄せた、新興宗教の問題に詳しい紀藤正樹弁護士)
「週刊誌には大手メディアが代弁できない国民の意見や態度をフォローするという重要な役割がある。その一つが政治家や宗教団体の不正や疑惑に切り込む姿勢です。週刊文春がきちんと調べもせずにこの広告を受け入れたのなら、社会的な役割を自ら放棄したことになる。非常に残念ですね」(上智大学文学部の田島泰彦教授)
●広告出しまくりの深見東州氏の関連団体
「週刊誌には大手メディアが代弁できない国民の意見」とありましたが、深見東州さんの関わる広告は大手だとおなじみです。
以前の
ワールドメイトの深見東州(半田晴久)とはいったい何者なのか?で用いた記事でも、以下のような話がありました。産経新聞では昔連載も持っていたようですが、基本は広告ですね。
人物ルポ 新聞広告で、やたら目につく謎の男 深見東州 歌って踊る教祖の「素顔」 | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社] ジャーナリスト:長谷川学 「週刊現代」2015年3月7日号より
私がワールドメイトに関心を持ったきっかけは、深見の顔写真が入った、大々的な新聞広告だった。深見は、本を出版し、コンサートや演劇などを頻繁に催す度に、自分の写真入りの広告を全国紙などに大きく載せている。
広告の出稿元は、「東京芸術財団」など一見、新興宗教とは無関係に見える様々な組織。だが、いずれも深見が代表などをつとめる団体・企業だ。
驚くのは広告の数だ。朝日新聞全国版や地方紙、スポーツ紙に掲載された新聞広告を数えたところ、昨年1年間だけで643回も広告を出していた。
恐らくこれだけで年間10億円以上の出費になると見られる。
●吉田松陰の座右の銘だった「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」
記事とは無関係だったクイズの回答。
【クイズ】「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」について正しいものはどれ?
(1)『漢書』が出典。
(2)『孟子』が出典。
(3)吉田松陰が松下村塾の開塾にあたり作った箴言(しんげん)。
【答え】(2)『孟子』が出典。
「下村博文 座右の銘」で検索して見つけた以下の記事が元ネタ。吉田松陰さんも一応関係しています。(ちなみに選択肢中の「箴言」(しんげん)とは、単に格言のことです)
<政治家の座右の銘を調べてみた>問題渦中の政治家はなぜかみんな「誠」が大好き | メディアゴン(MediaGong) 両角敏明 2015年3月18日(水) 2:31
どうにも威圧的態度がお好きな安倍・下村のお二方、実はたいそう仲の良いお友だちなんだそうです。そのせいかどうか、好きな言葉も同じで、いま流行りの吉田松陰の座右の銘。
「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」
これは孟子の言葉で、「誠を尽くして事に当たれば誰をも動かすことができる」とか、逆に「人を動かすことができないとしたら、それは充分に誠を尽くしていないからだ」というような意味だそうですが、お行儀が悪くて時々ウソも言ってしまうお友だちお二人の好きな言葉としてはあまり納得感がないような・・・。
「(1)『漢書』が出典」だけは「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」と関係ないんですが、記事で次にあった「不撓不屈」の説明でした。
ひとり、なるほど! と思わず手を打ちたくなるような納得感のある好きな言葉をお持ちの政治家がいました。(中略)
「不撓不屈」
「なにがあってもけっして屈しないぞ!」というこの言葉は、長年数々のスキャンダルを乗り越えてきたこの政治家の力強さにまさに相応しい言葉です。そのお方は、先日政治献金問題で辞職した西川公也・前農林水産大臣・・・。
これは1年ほどの前の記事でしたが、最近あった甘利明議員の疑惑はマスメディアのツッコミが弱すぎてひどいです。甘利さんの件は、上記のような政治資金問題では済まず、口利き疑惑という悪質さが桁違いのものなんですが、全然理解されていません。
(関連:
甘利明議員かわいそう? 弁護士による本人や秘書逮捕の可能性の見方)
無関係な話だとは書いたものの、さっきあった大手メディアが言えないうんぬんの関係では、この甘利問題での悲惨な状況が思い浮かびます。高市総務相が最近「電波停止」を言い出していたものの、本来それにひるむことなく「不撓不屈」の精神で権力監視の役割を果たすのがマスメディアのやるべきことでしょう。
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