ホリエモン堀江貴文氏支援を検討、自民党議員「かなりの票を取る」

2020/06/01：
●ホリエモン堀江貴文氏支援を検討、自民党議員「かなりの票を取る」
●自民党本部で会見！過去には実質的な自民党候補として選挙に出馬
●後の大物…ホリエモン擁立を疑問視された当時の自民党幹事長代理とは？


●ホリエモン堀江貴文氏支援を検討、自民党議員「かなりの票を取る」

2020/06/01：自民党東京都連、都知事選で堀江貴文氏を支援か　反小池陣営「敵の敵は味方」で対抗へ　2020年5月23日 6時0分という記事が出ていました。正直嘘くさいと思うのですけど、書いているのは左派系ではなく右派系に近いというのはおもしろいところ。読売新聞グループの報知新聞社が出しているスポーツ報知のニュースでした。

　このスポーツ報知の記事によると、自民党東京都連所属議員の１人は2020年5月22日、「(引用者注：東京都知事選に)堀江さんが出るならかなりの票を取る」という予測を披露していたそうです。自民党東京都連の一部が堀江氏の支援に回る可能性が出ている…ともされていました。

　自民党は都知事選で独自候補擁立を断念し、二階俊博幹事長は、小池さんを推薦する方針を示しています。ただ、従いたくない議員がいるみたいなんですね。都連では、２０１６年７月の都知事選では推薦した候補者が小池候補に大敗し、１７年７月の都議選でも歴史的惨敗をした経緯があり、小池都知事を恨んでいるのだと思われます。


●自民党本部で会見！過去には実質的な自民党候補として選挙に出馬

　なお、堀江貴文さんは以前、実質的な自民党候補という形で、衆議院に立候補したことがあります。2005年のいわゆる郵政解散のときの総選挙です。自民党は福岡1区での立候補を打診。これは実現しませんでしたが、無所属として選挙区である広島6区（尾道市、三原市など）で立候補します。

　なぜほぼ自民党候補と言えるのかと言うと、「無所属」と言いつつも、そもそも立候補の記者会見を自民党本部で行っていたというのが一番大きいですね。全然関係ない候補が自民党本部で記者会見を行うということはありえないということは、皆さん理解できるでしょう。

　また、立候補した広島6区は、当時自民党を離党し国民新党所属であり、自民党にとっては憎き敵であった亀井静香さんがおり、なおかつ広島6区で自民党・公明党が候補を擁立しませんでした。さらに、「我が弟です、息子です」と堀江さんを持ち上げるなど、武部勤自民党幹事長や竹中平蔵経済財政政策担当大臣など、自民党大物幹部が堀江さんの応援演説に訪れています。

　このため、当時は自民党による亀井静香さんへの対立候補として世間から認知されていました。対立候補の当事者であり「刺客」という言葉を最初に用いていた亀井静香さんは、堀江さんについて「自民党の刺客が自民党を名乗らない。忍者かね」と批評したそうです。
(堀江貴文 - Wikipediaより)


●後の大物…ホリエモン擁立を疑問視された当時の自民党幹事長代理とは？

　当時は安倍首相も選挙に関わる役職をやっていなかったっけ？と思ったら、亀井静香さんが自民党幹事長代理の安倍晋三さんらに対し、自民党の候補としてふさわしくないのではないかと述べる場面があった…というエピソードもありました。天皇否定発言のせいです。

＜2005年9月6日には、東京都内の日本外国特派員協会講演で「憲法が天皇は日本の象徴であると言う所から始まるのは、はっきり言って物凄く違和感を覚える」「歴代の首相、内閣、議会が変えようとしないのは多分、右翼の人達が怖いから」「インターネットの普及で世の中の変化のスピードが速くなっているから、リーダーが強力な権力を持つ大統領制にした方が良い」と言う天皇を否定とも取れる発言が物議を醸し、選挙特別番組でも亀井静香が「自民党が天皇を否定するような人物を擁立すべきでない」と述べ、自民党幹事長代理の安倍晋三等に対し不満を漏らした＞

　こういった意見を言う人を自民党議員が支援するかもしれない…というのは、なかなかおもしろいですね。


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