丸山和也「野党へ投票する人は脳がおかしい」「黒人奴隷が大統領に」「日本が米国の51番目の州になる」

　自民党を代表する失言王の一人である丸山和也議員の話。オバマ大統領に関し、事実と異なる「黒人奴隷が大統領に」と発言した他、「日本が米国の51番目の州になる」などという意味不明のことをおっしゃっていました。(2016/2/17)

　丸山和也議員がまた突き抜けた発言をしていたので冒頭に追加。自民党議員の応援で、野党の相手候補に投票する人は「脳がおかしいとしか言えない」と、広く有権者を馬鹿にする発言をしていました。(2017/10/20)


●丸山和也議員「野党へ投票する人は脳がおかしい」

2017/10/20：失言が多い議員としては、大西英男さんが有名ですが、その大西さんの「巫女のくせに自民党が好きじゃないなんて」同様に、自民党を支持しない人はおかしいという趣旨の発言を、丸山和也議員がしていました。
(関連：巫女のくせに自民党が好きじゃないなんて！大西英男がセクハラと暴言 神社関係者は自民党支持が当たり前という認識)

　自民党の丸山和也参院議員は１９日夜、岩手県一関市であった衆院選立候補者の個人演説会に、応援弁士として演壇に立ちました。そして、相手候補に投票する有権者を「認知症と言ったら怒られるけど、判断力、脳がおかしいとしか言えない」と批判。認知症への偏見もありそうですね。

　演説会後に一応釈明しているのですが、これも人を食ったようなもので、「言い過ぎたかもしれない」という言い方。全く反省しているようには見えません。
(＜衆院選岩手＞自民・丸山氏「相手候補に投票する人は脳がおかしい」 | 河北新報オンラインニュース　2017年10月20日金曜日より)

　ただ、「自民党以外の野党、非保守派候補に投票するやつは頭がおかしい」というのは、実際、ネトウヨ的な人の偽らざる本音でしょう。彼らは、中道も左派もその支持者も反日左翼売国奴、といった感じで決めつけて、激しく中傷しています。この発言にも支持や擁護が見られるかもしれません。


●丸山弁護士こと丸山和也議員、「黒人奴隷が大統領に」と人種差別的発言

2016/2/17：失言はいちいち取り上げないのですが、ずば抜けて頭の悪い発言だったので。発言者は誰かと思ったら、小保方晴子さんを支援していた早稲田大学出身の丸山和也さんでした。
(関連：丸山弁護士こと丸山和也議員も、小保方晴子の実験参加を支援していた)

　でも、この方、これでも弁護士さんなんですよ。ちょっと弁護士の発言とは思えません。
(2017/10/20：そういえば、同じ自民党の稲田朋美元大臣も、弁護士らしからぬ行動の議員さんでした。関連：弁護士だけど裁判負けまくりの稲田朋美大臣、南京虐殺でも大惨敗 夫の稲田龍示弁護士も敗訴)

時事通信ニュース：「黒人奴隷が米大統領に」＝自民・丸山氏が発言、陳謝（2016/02/17-18:48）

　自民党の丸山和也参院議員が１７日の参院憲法審査会の質疑で、オバマ米大統領に関して「米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。まさか米国の建国の時代に、黒人奴隷が大統領になると考えもしなかった」と述べた。人種差別と受け取られかねない発言で、批判を招きそうだ。

●オバマ大統領の祖先は奴隷と無関係

　オバマ大統領の先祖が奴隷だったら良いという話ではないものの、強く人種差別的だと感じるのは、黒人＝奴隷という発想です。同時にこれは丸山議員の無知も示しています。

バラク・オバマ - Wikipedia

1961年8月4日にハワイ州ホノルルにある病院（英語版）で生まれる。 実父のバラク・オバマ・シニア（1936年 - 1982年）は、ケニアのニャンゴマ・コゲロ出身（生まれはニャンザ州ラチュオニョ県Kanyadhiang村[6]）のルオ族、母親はカンザス州ウィチタ出身[7][8][9]の白人、アン・ダナム[10]である。

●「日本が米国の51番目の州になる」から奴隷発言へ

　丸山議員の発言でさらによくわからなかったのは、この発言が飛び出す前のところです。何が言いたいのかさっぱりわからず。解説がほしいところですね。

　ご本人はこの後の会見で、「私の意図するところと違う発言をしてしまったと認識している」と述べたそうですが、意味不明で何を意図していたのかわかりません。

　丸山氏は質疑の中で「例えば日本が米国の５１番目の州になるということについて、憲法上どのような問題があるのか」と提起。「米国なら人口比に応じて下院議員の数が決まる。そうすると恐らく『日本州』は最大の下院議員を持つ。日本州出身（者）が米大統領になる可能性が出てくる」などと主張した上で、「奴隷」をめぐる発言に及んだ。　

●日本のアメリカ属国化に好意的な発言も

　わけわからんかったので、他の記事を探したらだいぶ意味はわかったものの、さらに輪をかけてアホだろうこいつ…というものでした。

「「日本が米５１番目の州、有り得る」 自民・丸山氏発言」　News i - TBSの動画ニュースサイト（17日17:56）

　自民党の丸山和也参議院議員が国会で、「例えば日本はアメリカの５１番目の州になり得るのか。これは有り得る」などと語りました。

　「例えば、日本がですよ、アメリカの第５１番目の州になるということについてですね、例えばですよ、憲法上どのような問題があるのかないのか。例えばですね、そうするとですね、例えば集団的自衛権、安保条約って、これ全く問題ならないですね。『日本州』の出身がアメリカの大統領になる可能性が出てくるということなんですよ。ということは、世界の中心で行動できる日本という・・・まぁ日本とはそのとき言わないんですけど、これは有り得るということなんですね、バカみたいな話すると思われるかもしれませんが」（自民党 丸山和也参院議員）

　自民党の丸山和也議員は１７日の参議院憲法審査会で、このように「例えば」などと何度も断りを入れながらも「日本がアメリカの５１番目の州となることは有り得る」などと発言しました。

　それはそれでバカ丸出しなんですが、日本がアメリカに取り込まれる！と不安を煽っているんだと思いました。いわゆる陰謀論系の人ですね。自民党を離党した武藤貴也さんがそういうタイプでした。
(関連：武藤貴也議員、基本的人権は「生存権」であっても制限が「常識」と戦前を羨む 日本国憲法が諸悪の根源と批判)

　ところが、逆に「アメリカの良いところももっと見習ってやったらいいじゃないかと感じてもらうために言った」などと釈明したそうです。えっ、これ、アメリカに好意的な文脈なの！？

　自民党議員はかなり偏った親米な方も多く、アメリカが日本政府を盗聴していたことが判明したときも抗議するどころか、「お仕事ご苦労さまです」と感謝しそうな勢いでした。
(関連：日本はアメリカの属国？ 「普通の国」とは程遠い抗議できない国)

　ただ、ここまであからさまに日本捨ててる人も珍しいですね。前述の通りアメリカ陰謀論系の議員もいるので、これが自民党の言う「愛国心」なんてことはないと思うんですが…。


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　　■丸山弁護士こと丸山和也議員も、小保方晴子の実験参加を支援していた
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