レーシックの費用についての話。
レーシックの費用は高いとも言われていますが、
問題点多いレーシックにさよなら?ICL(眼内コンタクトレンズ)に注目で使った記事では、他の手法に比べると安いといった言われ方をしていました。
●レーシックの費用は高い?安い?
以前使った記事というのは、
目の中にレンズ、新しい近視矯正手術が登場 :日本経済新聞(2014/9/21 6:30)。
こちらによると、眼内コンタクトレンズ(ICL)挿入手術は"オーダーメードのレンズを使うため比較的費用が高いこと"がネック。北里大学病院の場合は、両眼で50万円。保険は使えずすべて自費でした。
このときの日経新聞の図では、レーシックは15~50万円程度になっていました。
●費用が大きく下がったレーシック
レーシック - Wikipedia(最終更新 2015年10月27日 (火) 10:38)によると、レーシックも"普及当初は両目で60万円以上するのが通常"ということで高かったようです。
しかし、"手術数や手術医院等の増加等に伴い"、費用は値下がりしました。"現在は両眼で8万円から50万円程度まで開きがある"ということで、日経新聞の数字よりやや安いくらいにまでなっています。
眼内コンタクトレンズと比較すると、やはり安いと言って良いかもしれません。
●料金表示トラブルで公正取引委員会から警告
ただ、"8万円から50万円程度まで開きがある"という幅が問題を引き起こすことがあったようです。たぶん安い料金に釣られて行ったら、高くなったみたいなものでしょうね。
"2009年8月6日、公正取引委員会は、ウェブサイトの料金表示が不当景品類及び不当表示防止法第4条第1項第2号に規定する有利誤認のおそれがあるものとして"、2つの医院"に対し誤認するような表示を行わないよう警告を行った"そうです。
この2つの医院のうちの一つは、神奈川クリニック眼科というところであり、"2010年5月に破産し、神戸クリニックに吸収され"ています。
●安全なレーシックは本来儲からない 費用が安い時点で危ない理由
また、安くなったというレーシックですが、そもそも安い価格で行うのは無理ではないか?という指摘がありました。これが今日一番紹介したかった話です。
Sakura Financial Newsの2015年08月29日 18:43の記事では、以下のような記載がありました。
大学病院でも、レーシックから撤退する傾向が続いている。実際に適切な診断を行うなどして運営をした場合、高価な機械設備への投資を必要とすることもあり、相当数の患者が集まらないと黒字にはならない構造的な問題が根底にあるとの指摘もある。
患者が多くならないと黒字化しないのでそもそもレーシックは難しいという話なのですが、クセモノなのはこの直前に「適切な診断を行うなどして運営をした場合」と書いていることです。
つまり、適切な診断などをしなかった場合なら、安い料金でも黒字化可能だと考えられます。これはレーシックで料金の安いという時点で既に危ないとも言い換えられそうです。
一方、良心的なレーシックを行って費用が高額となる場合なら、同程度の費用でより問題の少ない別の手術を受けるという選択肢の方が良くなるために、そもそもレーシックを選択する理由がなくなります。
このように考えると、レーシックの将来性は全くないように思えますね。
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