2016/2/23:
●インフルエンザ休みの社員に渡邉美樹激怒「一日一回しか電話しなかった」
●休みづらい環境を構築 インフルエンザや風邪でも出勤する可能性が高い
●社会奉仕活動に熱心で介護事業も…政治家にふさわしいと思われていた
●失意を経験した人ほど他人に優しくできる…というのは本当か?
【クイズ】渡邉美樹さんは過労死したワタミ社員に関連して、「○○○で学校をつくります。そのことは、亡くなった彼女も期待してくれていると信じています」と当時ツイートしていました。「○○○」に入る国の名前として正しいものはどれでしょう?
(1)カンボジア
(2)バングラデシュ
(3)ミャンマー
●インフルエンザ休みの社員に渡邉美樹激怒「一日一回しか電話しなかった」
2020/04/14:新型コロナウイルスが流行して休業が求められていたときに、急にこの話のことを思い出したので、見直して再投稿しています。
2016/2/23:久しぶりに渡邉美樹議員の話が話題になっていました。でも、元ネタを見ると、普通に古いものですね。2012年2月24日に書かれたという
渡邉美樹氏ツイートについて思うこと | No Second Life(by TachibanaTakeshi)というものでした。
過労死した社員について渡邉美樹さんが「労務管理 できていなかったとの認識は、ありません」とツイートしたことに、渡邉美樹ファンの方が、さすがにそりゃないんじゃないの?と思いながら書いたというお話でした。
投稿では、<渡邉氏の著作を読むと分かるのだが、この方は本当に意志が強い方だ。まさに鋼の意志と言って良いだろう>と指摘。例えば、「20代は仕事のことだけ考えればいい」「睡眠時間を削ってでも手に入れたかった教養」など、自分を追い込み厳しい環境で努力をし続けたことがわかります。
ただ、問題なのは、<自分への厳しさが、時として部下への厳しさへと転化されてしまっている記述>も見られることです。これがタイトルの件。幹部の部下がインフルエンザで40度の熱を出して仕事を休んだ日に、「一日に一回しか職場に電話を入れなかった」という理由で本気で怒ったという逸話でした。
この逸話では補足として、「たとえ休んでいても、仕事のことが心配で心配で仕方ないというのが、本来あるべき姿なのではないでしょうか」という説明があったようです。投稿では、これについて、以下のような問題も指摘しています。
<怒鳴られた幹部は、次からどんな病気で具合が悪くても出社するようになるだろうし、その幹部の部下にも同じように「体調不良でも休むな」と強要するようにならないだろうか>
●休みづらい環境を構築 インフルエンザや風邪でも出勤する可能性が高い
風邪のときに社員を休ませることは、その社員のためだけでなく、同僚や会社のためにもなります。これは、
風邪を引いたら会社は休め!僅か半日で菌がオフィスの半分を汚染でやった話です。
ましてやこの件は、インフルエンザですからね。死人が出やすい病気です。渡邉美樹議員は「インフルエンザでも出社せよ」とは言っていないものの、作者が指摘しているように病気などでも休みづらい雰囲気を作り出しているため、インフルエンザや風邪でも出社する人が増えやすいと考えられます。危険な状況でしょう。
加えてワタミは客商売であり、お客さんにもうつしてしまうリスクも高いですからね。ワタミは衛生面に問題があるかも…と感じさせるエピソードです。
●社会奉仕活動に熱心で介護事業も…政治家にふさわしいと思われていた
それから、渡邉美樹議員自身は良いことをしているつもりだ、というのも大事なポイントです。過去にも繰り返し紹介しているように、渡邉議員は社会奉仕などに熱心な人として知られていました。
ワタミの渡邉美樹議員のライバル、マザー・テレサだったと判明でやったように、何しろライバルはマザーテレサですからね。
最初のクイズにした話というのもまた、社会奉仕的な活動の一環だと思われます。
【クイズ】渡邉美樹さんは過労死したワタミ社員に関連して、「○○○で学校をつくります。そのことは、亡くなった彼女も期待してくれていると信じています」と当時ツイートしていました。「○○○」に入る国の名前として正しいものはどれでしょう?
(1)カンボジア
(2)バングラデシュ
(3)ミャンマー
【答え】(2)バングラデシュ
そもそも前述のインフルエンザエピソードも、本人は美談のつもりで堂々と書いているのでしょう。悪いと思うなら、普通は隠しますからね。
自民党で議員にふさわしいと候補に選ばれたのも、こういった活動が背景にあると思われます。自民党の公認は既に過労死問題が有名になった後のものであり、そこはたいへん不可解なのですが、これ以外にも介護事業をやっている(今は撤退)など、善意のある経営者だと思われている時期が確かに存在しました。
●失意を経験した人ほど他人に優しくできる…というのは本当か?
先の投稿では、「今回の一連の渡邉氏の発言を見る限り、渡邉氏には悪気はまったくない」と指摘していました。同時に渡邉美樹さんは、ワタミの労働環境が劣悪だとは思っていないとも指摘。ただし、これは、実際には悪いのに悪いと認識していないということで、むしろ最も大きな問題だと言えるでしょう。
投稿では、<渡邉氏が自社の労働環境が劣悪だとは思っていない>からこそ、<高邁な理想を掲げ都知事にも立候補し、バングラディッシュにまで出かけていき理想を追求している>としていました。さらに、<渡邉氏は、ワタミグループの社員全員が渡邉氏の理想を追求するためには死んでもいいと思っているのではないか>とまで書いています。
成功者は「夢は諦めなければ100%叶う」と言いがちですが、それは成功者だから言えること。諦めない方が成功率が高まるのは確かに間違いないのですが、この言葉は成功できない人たちを追い込んでしまうことにもなります。
また、実を言うと、逆境(例えば、いじめや失業など)を乗り越えた人は、逆境の渦中にある人や乗り越えられなかった人に対して厳しい見方をし、共感しないことが研究でわかっているんですよ。
逆境を経験したことがない人たちの方が思いやりがあり、逆境経験者の方がむしろ冷たいという普通の印象とは違う結果になるのです。「自分ができたのになぜお前はできない?」と、他人に対しても厳しくなるんでしょうね。
本人は善行のつもりで他人を追い詰めてしまうので、こういった人たちはある意味悪いとわかってやっている人たちより危険かもしれません。
【本文中でリンクした投稿】
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ワタミの渡邉美樹議員のライバル、マザー・テレサだったと判明 ■
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