カラスの話をまとめ。<飛びながら狙う…カラスは人の目を狙ってつつくって本当?>、<目のない子猫がいる理由はカラス 脳を食べられた子猫も…>などをまとめています。
2023/11/04追記:
●カラスの威嚇行動の特徴…カラスの体の構造上できないこととは? 【NEW】
●飛びながら狙う…カラスは人の目を狙ってつつくって本当?
2021/01/19:うろ覚えなので怪しいんですが、確か以前、「カラスが飛んできてくちばしで目を狙ってきたので怖かった」といった主張を、専門家が誤解ではないか?と否定していた覚えがあります。確か習性的にそのような狙い方はしない、足を使い蹴るなどすることはあってもくちばしは使わないといった説明だった覚え。鳥の動きとしてもそちらが自然ですよね。
(2023/11/04追記:補足として、3つ目の小見出しで<カラスの威嚇行動の特徴…カラスの体の構造上できないこととは?>を追記しました)
この話を急に思い出したのは、本を読んでいて、カラスは子羊を狙ってまず柔らかい目から食べ始めることが多い、と書いているのを読んだため。ただ、上記の話を知っていたために、こちらの本の話もデマか?と考えたわけではありません。「目から食べ始める」という習性なら、十二分にあり得ると感じました。
というのも、最初の話は飛びながら…というもの。飛びながらくちばしだけ敵の目に当てるというのは困難だと考えたため、私は足を使って頭などを狙うのが自然だろうと想像しました。一方、「食べる」という場合は当然飛びながらではなく、地面、もしくは獲物に直接足をつけした状態でついばむのでしょう。目をピンポイントで狙うのは全く難しくありません。
●目のない子猫がいる理由はカラス 脳を食べられた子猫も…
で、事例がないか?と検索してみると、たいへんショッキングな話が出てきました。タイトルからしてすごい
弱肉強食 残酷な自然界。カラスに頭を食べられた子猫が病院に運び込まれて… - 個人 - Yahoo!ニュース(2020/3/10(火) 8:00)という記事です。 まねき猫ホスピタル院長の獣医師・石井万寿美さんの書きぶりからすると、こうした事例はそれほど珍しくないようでした。
<「何か、目がおかしいです。閉じているし」と言って不安気に子猫が運び込まれました。(中略)「目、ひとつないです」と私がさらりと答えると飼い主は、びっくりされました。跡形もなくひとつ眼球だけなくなっていました。こういう場合は、カラスに目を食べられていることが多いです>
カラスは、猫の眼球・舌・脳を食べることが多いとのこと。やはり柔らかいところを狙って食べることが多いのでしょう。時間が許せば他の部分も食べるかもしれませんが、優先順位の高い一部を食べた状態で発見されるためにこうなるのだと思われます。合理的と言えそうな感じ。以下は、タイトルになっていた頭を食べられたケースの話です。
<発見者は、やけに田んぼにカラスが多いので、おかしいなと思って探したら、衰弱した子猫がいました。ぐったりしていて、頭の骨がおかしかったそうです。 (中略)私は長いこと臨床をしていますが、脳を食べられて、命を取り止めたのは、この子だけです>
ただ、助かった猫は痙攣がしばらく起きるなどしており、すぐ健康体になれたわけではありません。また、体に麻痺が残って歩くことはできないために、飼い主の介護で生き延びているそうです。なお、目だけを食べられた猫の場合はさらに問題が少なく、室内飼いにしてもらうと、みなさんが思われているより元気で長生きする、とされていました。
●カラスの威嚇行動の特徴…カラスの体の構造上できないこととは?
2023/11/04追記:どこかの投稿に追記するネタのつもりで、
カラスの威嚇・カラスの巣について|北海道苫小牧市というページをブックマークしていました。しかし、どこに追記するつもりだったか忘れちゃいました。カラスの巣の話が出てくるので、そこらへんの関係かもしれません。
<カラスは、春から初夏にかけて巣作りをし、卵を産んでヒナをかえします。(中略)この子育ての時期に人間が巣やヒナに近づこうとすると、親ガラスは大切な子どもを守ろうとして、近づく人間を威嚇して遠ざけようとします。>
<カラスが「カッカッカッ」「ガーッ、ガーッ」と威嚇するように鳴いていたり、小枝を折って落としてきた場合、近くに巣やヒナがいるために親ガラスが威嚇していますので、そこを通らないようにしましょう。
やむを得ず通らなくてはいけない場合は、つばのある帽子をかぶったり傘をさすことで攻撃されにくくなります。(手を頭の上で垂直に上げることも有効です)
また、カラスは必ず人間の背後をねらって飛んできますので、カラスに背を向けなければ威嚇行動を避けることができます。 >
で、今回カラスの巣関係の話ではないこちらに追記したのが、最初の方で書いていた<飛びながら狙う…カラスは人の目を狙ってつつくって本当?>に絡む話が出てきたため。ズバリ<飛びながらくちばしでつつくということはできません>とのこと。以下のような威嚇行動の特徴説明の中で出てきた話でした。
<カラスの威嚇行動の特徴>
・近づく人間のそばをかすめるように飛んだり、人間の頭部を足で蹴る。(よく「頭をカラスにつつかれた」という話がありますが、カラスは体の構造上、飛びながらくちばしでつつくということはできません。)
・威嚇行動は、子育ての時期のみ見られる。(食べ物のために威嚇はしません)
・威嚇行動をするのは父ガラスと母ガラスの2羽のみで、集団で襲ったりはしない。
・卵やヒナがいる縄張りから人間が離れると、威嚇をやめる。
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