あんまり引っ張るような話ではないと思いつつ、
情弱バカにしていたホリエモン、ハリボテ宇宙船で56億円詐欺られる?の続報。ホリエモンがあまりにも不思議な怒り方をしていたので、ついつい取り上げたくなってしまいました。
●ホリエモンが宇宙詐欺報道に激怒
前回私は投資において失敗することは仕方ないと、フォローしていました。実際には言っていないのですが、以下は、堀江貴文さんがこう主張したのなら私も納得したというものです。
「詐欺っていうか、ベンチャー企業って投資して上手くいかないことがあるじゃないですか。実現性の低い話をあたかも実現性があるように言って騙されたなどならともかく、たまたまちょっとうまくいかなかっただけです」
でも、実際には以下のような発言でした。
「詐欺っていうか、ベンチャー企業って投資して上手くいかなかったり、途中でお金持ち逃げしちゃう人がいるじゃないですか。
実現性の低い話をあたかも実現性があるように言っていた。そこに56億円投資していたんですけど、ちょっとうまくいってないんで、訴訟を起こした」
(
ホリエモン、56億円“宇宙詐欺”報道に怒り心頭 -SANSPO.COM(サンスポ) 2016.2.26 18:23、26日、TOKYO MXテレビ「5時に夢中」より)
うん、それ、騙されてるよね、完全に…という話。なので、堀江さんが何に対してそんなにキレているのかよくわかりません。不思議です。
●騙されたけど間抜けじゃない!と謎の憤慨
以下のようにも言っていたそうですが、うーん、やっぱり騙されたんだから仕方ないんじゃないかなぁ?というところです。
「それを宇宙詐欺っていうから口八丁、手八丁で56億円を持っていかれたまぬけみたいに週刊文春の馬鹿野郎が書いたんで、腹立ってしょうがない」
ちなみに「口八丁手八丁」というのは、「しゃべることもやることも達者なこと」という意味。「口も八丁手も八丁」とも言いますね。
なので、「実現性の低い話をあたかも実現性があるように言っていた」というエピソードにピッタリな気がします。うーん、やはり謎です。
しまいには、「訴えたのは1年位前で、アメリカのヒューストンのニュースメディアには、もう載っていて、スクープでもなんでもねぇよ」と、またよくわからないところでキレていました。
●情弱相手に情報を売らなくてはいけないホリエモン
ただ、ホリエモンが怒りの姿勢を見せているというのは、ビジネス的には理解できる気がします。
ホリエモンは前回書いたようにボロクソ言われていましたが、これは普段他人をバカにしまくっていたり、情報弱者といった言葉を使っていたりしたために、その報いが返ってきた感じでした。日頃の行いのせいです。
しかし、そもそもホリエモンはそういうプリプリ怒ったり、相手を小馬鹿にしたりし続けていないと、商売が成立しないのかも…と思いました。そういうブランドイメージを作っているんじゃないでしょうか?
例えば、自分はすごく頭が良い情報強者で、なおかつ他のやつはみんなバカと思わせて、信者の方に情報を売るというやり方をしていたとします。その場合、騙される側に回ったと知られると、信者が幻滅して離れていってしまうおそれがありそうです。これを心配したのかもしれません。
まあ、単に自分が負けたと認めたくないだけかもしれませんけどね。他人を激しく非難するタイプには、そういう人が多いです。
(最初に書いたように投資に失敗はつきものなのですから、素直に失敗を認めればむしろ好感度が上がる可能性もありました)
かわいそうだと同情するというのとはちょっと違うんですが、どちらの理由だったとしても悲しい人だなぁ…とは思ってしまいました。
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