海外のオリンピックなどのイベントを杜撰だと日本人は笑ってきましたが、日本のオリンピックが一番笑えませんかね? 新国立競技場がまたやってくれました!
●お笑い五輪「聖火台をどこに置くかは決めていなかった」
今度は聖火台を置く場所がないなどと言い出しています。おもしろすぎです。誰だ、こんな国でオリンピックやろうとした奴は?
新国立の聖火台 客席上部に設置できない可能性 テレ朝(2016/03/04 05:58)
去年12月にデザインなどが決まった新国立競技場について、現在の計画ではスタンドの上部に聖火台を設置できない可能性が高いことが分かりました。
新国立競技場は、建築家の隈研吾さんと大成建設のグループが設計・施工することになっています。JSC(日本スポーツ振興センター)などによりますと、現在の計画では観客席を覆う屋根に木材が使われているため、スタンドの上部に聖火台が設置できないということです。(中略)遠藤五輪担当大臣は「聖火台をどこに置くかは決めていなかった」と述べ、基本設計がまとまる5月までに設置場所を決めるとしています。
●大会組織委員会と政府が責任の押し付け合い
大会組織委員会によると、「聖火台は五輪のメーンスタジアムの内外から見える場所に配置するべきだ」との国際オリンピック委員会(IOC)の規定があるんだそうです。(
東京五輪に新問題 聖火台設置場所の想定甘かった - スポーツ : 日刊スポーツ[2016年3月3日22時31分]より)
じゃあ、普通は設計の条件に加えておくだろうという話なんですが、忘れたみたいなんですね。アホすぎます。
「原因は大会組織委員会と政府の連携不足だ」と記事では断定していました。で、この大会組織委員会と政府が責任の押し付け合いをしていて見苦しいったらありゃしません…。
新計画の策定に当たり、組織委は事前にこの要件を政府や事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)に伝えていたと主張した。
しかし、政府関係者は「今ごろになって何を言い出すのか。事務方が(組織委の)森喜朗会長にしっかり伝えていない」と反論し「組織委は全部、後手後手。主体性がない」と切り捨てた。
●前代未聞の問題で揉めるオリンピック
聖火台の位置についてわかりやすかったのは、朝日新聞でした。(
新国立、聖火台の置き場なし 場外案に組織委反発:朝日新聞デジタル 阿久津篤史、野村周平 2016年3月3日22時35分)
まず、聖火台を競技場内になぜ置けないか?という話。これは日本らしさをアピールして屋根に木材を使ってしまったために、消防法上の問題でできません。その他に客席に死角ができてしまうという問題点もあります。
では、屋根の上に設置すれば良いのではないか?となると、今度は屋根が聖火台の荷重に耐えられないという問題になり、これもダメ。やることなすこと全部ダメです。
そうなると、結局場外に設置するしか選択肢がなくなります。ただ、これは夏季五輪では極めて異例であるようです。前代未聞であるかどうかまではわかりませんが、こんなので揉めるオリンピックってのは前代未聞でしょうね。
笑わせてもらったものの、どこに設置するにしたって追加費用、つまり、我々の税金が使われるわけですから、本来笑って済ませられる話ではありません。本当、何でオリンピック招致しちゃったんでしょうね。
【その他関連投稿】
■
東京五輪、招致のために嘘ついた?運営費用が6倍の1兆8000億円に ■
新国立A案もザハのパクリで訴訟? 伊東豊雄・森山高至らも問題指摘 ■
五輪エンブレムで不正 永井一正・高崎卓馬・槇英俊が佐野研二郎らを優遇、1次審査は出来レース ■
五輪が東京ビッグサイト利用で5兆円の経済損失 中国に奪われる可能性も ■
文化・芸術・宗教・海外との比較についての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|