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反日クライド・プレストウィッツが認めた日本復活、GDPは中国の2倍に


2016/3/6:
●2050年の日本のGDPは中国の2倍でアメリカに迫る プレストウィッツ氏が予想
●少子化が進んでいる日本の人口、なぜかどんどん増えるという予想
●2100年の地球人口100億突破!日本と中国の人口予測は?
2018/05/13:
●反日クライド・プレストウィッツ氏の日本復活本、日本でも発売
2020/06/01:
●日本製のロボットなどが世界中ににあふれる!予測で出てきたのは…


【クイズ】厚生労働省が2015年6月5日に発表した2014年の日本の合計特殊出生率はいくつだったでしょう?

(1)1.26
(2)1.42
(3)1.73



●2050年の日本のGDPは中国の2倍でアメリカに迫る プレストウィッツ氏が予想

2016/3/6:日本に厳しい米識者「2050年、日本は成長率4.5%」と予測というタイトル見て産経新聞社の夕刊フジかと思ったら、保守派雑誌のSAPIO(2016年4月号)でした。以下のような「2050年の日本」を予測した本が、アメリカで話題になっているんだそうです。

「経済成長率は毎年4.5%。GDPは中国の2倍近い規模となり、アメリカに近づきつつある」
「IT分野やロボット関連技術、航空技術でも世界を引き離し、リードする存在になる」

 かつてはむしろ反日で、"ジャパン・バッシングの急先鋒"であった人が書いている!というのも、書籍の売りのようです。以下のような紹介の仕方になっていました。
 今の状況を考えると非現実的に思える日本の将来像を描いたのは、『JAPAN RESTORED(日本復興)』だ。著者は、米シンクタンク・経済戦略研究所所長のクライド・プレストウィッツ氏である。
 
 同氏と交流のある産経新聞ワシントン駐在客員特派員の古森義久氏はこう解説する。
 
「プレストウィッツ氏は、1980年代のレーガン政権で商務長官顧問として、自動車などの日米貿易摩擦の交渉の最前線に立った人物で、その辣腕ぶりから『タフネゴシエーター』と呼ばれました。
 
 また、日本は表向き自由な市場経済を標榜しながら、現実には官民が組んで閉鎖的であるとして、日本異質論をとなえ、日本を批判してきた人物でもあります。そのプレストウィッツ氏が“日本は強くなる”と書いたこともあって、注目を集めています」

●少子化が進んでいる日本の人口、なぜかどんどん増えるという予想

 予測されていた中国・韓国経済の崩壊 日本の未来も人口動態でわかるでは、"中国の経済規模は購買力平価で調整すると日本の7倍になっている"という話を紹介しました。この数字の妥当性は別として日本が中国を再逆転するというのが難しいと予想されるのは、人口の問題です。

 ところが、プレストウィッツさんは2050年の日本が「総人口1億5000万人」になっていると予想しているのです。

 日本人は絶滅する!将来の人口は1000人を切るという衝撃の推計で紹介したように、石破茂地方創生担当大臣は"2100年には約5000万人、2500年には約44万人、3000年には約1000人"というアホなことを言っていました。

 一方で、このプレストウィッツさんの予測も荒唐無稽です。日本は少子化が進んでいるのに、少子化対策はむしろ遅れているとい困った国なのですから、これはあまりにも楽観的すぎます。
 人口について触れた部分では、中国が高齢化により停滞する一方で、2050年の日本は出生率が2.3(現在は1.42)に大きく上昇し、労働力人口が増え、経済成長に寄与すると指摘されている。その背景には「女性が働きながら子育てできる環境が充実する」ことがあるといい、出生率が高いことで知られるフランスやスウェーデン並みに上がることが想定されると記されている。出生率2.3は、第2次ベビーブームに匹敵する数字だ。

【クイズ】厚生労働省が2015年6月5日に発表した2014年の日本の合計特殊出生率はいくつだったでしょう?

(1)1.26
(2)1.42
(3)1.73

【答え】(2)1.42

 「(3)1.73」はエクセルのランダム関数で出てきた比較的それっぽい数字を。「(1)1.26」は2005年の値で最低値。近年増えていたのは対策のおかげというよりは、単に「団塊ジュニア」のせいでした。


●2100年の地球人口100億突破!日本と中国の人口予測は?

 先の予測されていた中国・韓国経済の崩壊 日本の未来も人口動態でわかるで書いたように、未来予測は大部分当てになりませんが、唯一人口だけは予測精度が比較的高いものです。ですので、中国に差をつけられてしまうだろうという方が説得力があるんですね。

 この人口に関しては、さらに前の世界の人口動態予測・主要国の将来の人口ランキング 地球は100億突破・中国激減でやっています。2100年とだいぶ先なのですが、以下の通り。中国はこの先かなり減ると予想されているものの、日本も増えると予想されていません。ただ、石破茂地方創生担当大臣のようなめちゃくちゃな予測でもありませんでした。

<2100年の人口予測>
中国 9.41億人
日本 0.91億人

 中国は既に人口が増えまくる時期は脱したわけですが、日本で言うとバブル崩壊のあたりのイメージでしょう。日本が先日やっと初めて人口がマイナスになったことや、まだまだ世界で上位の経済大国であることでわかるように、いきなりガツンと悪くなるわけではなく、しばらくの間は地味に成長が続いていくと予想されます。

 日本が少子化対策に全力を傾けるべきだというのはもちろん賛成なのですけど、無責任に予測されたバラ色の未来図を見てはしゃいでいても仕方ないでしょう。



●反日クライド・プレストウィッツ氏の日本復活本、日本でも発売

2018/05/13:英語の「Japan Restored」の日本版らしきものが出ていました。2050 近未来シミュレーション日本復活というものです。Amazonレビューによると、以下のようなバラ色の未来予想図が描かれているそうです。

"多くの日本人が英語を流ちょうに喋っている。日本企業は多くの分野で世界をリードし、三菱がボーイングを買収したり、ソフトウェア産業が伸びたりしている。日本の最先端医療を求め世界から人が集まる。ソニーはサムスンと合併している。電車や自動車は無人。発電コストはゼロに近づいてスマートグリッドになっている。メタンハイドレードや再生エネルギーや統合型高速炉によってエネルギー問題も解決。アルツハイマー病は激減。経済成長率は年間4.5%。女性の社会進出が進み女性役員も当たり前。出生率は向上して人口増加率が上向きになる。優秀な人材を呼び込んで移民が増えて外国から来た人の人口の比率は今の2%から6%になる。アメリカ軍は沖縄から去り日本の防衛費はGDPの3%になる。2020年の東京オリンピックで大勝して以来スポーツ大国になる"

 ただし、あまりにも根拠がなさすぎて、"たとえそれが風呂敷を広げるようなものであったとしても、あえて将来に対して希望の持てそうな大きなシナリオがあってもいいのではないかと思って"読んだ方ですらがっくり。

 とはいえ、「皆さんのレビューを拝見していると、こんなのは妄想であり根拠もないデタラメであり読むのは時間の無駄、のトーンが多いのですが、私は最後までワクワクしながら読みましたし、たいへん素晴らしい本だと思ってます」というように、元気をもらっている人もいらっしゃいました。


●日本製のロボットなどが世界中ににあふれる!予測で出てきたのは…

2020/06/01:クライド・プレストウィッツさんの話を好意的に紹介してるっぽい記事もあったので、読んでみました。衝撃予測!日本は「2050年の世界最強国」か | 東洋経済オンライン(2016/08/03 6:00)というものです。インタビューアーは、本の中で描かれている2050年の日本の様子を少し紹介していました。以下のようなものです。

<本の中で描かれている2050年の日本は、成長率が4.5%、総人口1億4000万人となり、かなりの活力を取り戻しています。日本の技術も世界を席巻していて、日本製のロボットや医療機器が世の中にあふれ、航空機などは三菱製のジェット機が世界の空を飛びまわる光景が描かれていますね>

 これについて、プレストウィッツさんは「ええ、しかしそれは予測ではありません」としていました。予測ではなく、現実になるものだという意味ですね。本の中で提案した数々の提言を実行に移すことができれば、そのような幸福な未来も実現し得るということを示したものだとしています。

 上記で出てきた三菱製のジェット機というのは、おそらく三菱スペースジェットを意識したものでしょう。これはちょうど最近、失敗の三菱スペースジェットMRJ、開発中止も視野に入れる理由は?に開発中止可能性について追記したところなので、今紹介するのが良いタイミングでしたね。

 あと、「緊急事態法」を制定し、内閣の判断で自衛隊を動かすことができるようになったことに関して、安倍政権が安全保障の問題に対して、ポジティブに向き合っているという意味では評価したい…と安倍政権に対して好意的な評価を下していました。これは、アメリカ軍が沖縄や横須賀を離れるため、日本の防衛のあり方も変わらざるを得ない…という予測に関連した発言でした。


【本文中でリンクした投稿】
  ■予測されていた中国・韓国経済の崩壊 日本の未来も人口動態でわかる
  ■日本人は絶滅する!将来の人口は1000人を切るという衝撃の推計
  ■世界の人口動態予測・主要国の将来の人口ランキング 地球は100億突破・中国激減
  ■失敗の三菱スペースジェットMRJ、開発中止も視野に入れる理由は?

【その他関連投稿】
  ■日本の人口減少・少子化はメリット 文化の成熟は減少期に起きる
  ■コンパクトシティの富山市、パリと並ぶ世界最先端の事例として注目!
  ■消滅可能性都市、政府の移民政策を後押し?選択する未来委員会に影響
  ■移民受け入れへと動く安倍晋三自民党政権 日本にメリットはある?
  ■政治・政策・政党・政治家についての投稿まとめ

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