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イギリス発祥スポーツ多すぎ!ゴルフ・サッカー・テニス・野球・ボクシング・バドミントン・スキーがイギリス生まれ?


冒頭に追記
2022/04/01追記:
●日本で人気上昇中のカーリングもイギリスのスコットランド発祥 【NEW】


●日本で人気上昇中のカーリングもイギリスのスコットランド発祥

2022/04/01追記:イギリスの人にとっては、「イングランドとスコットランドは別国!」という感覚でしょうし、独立運動もありますがが、とりあえず今はどちらもイギリス。日本で最近人気のカーリングもスコットランド発祥なので、イギリス発祥のスポーツのひとつだな…と気づいたので追記します。

<カーリングの歴史は、1511年の刻印のあるストーンがイギリスのスコットランドで発見されており、15~16世紀にスコットランドで発祥したとされている。当時は底の平らな川石を氷の上に滑らせていたものとされている。
 氷上で石を使うカーリングの元となったゲームの記録は、1541年2月に遡る。場所は、スコットランドのグラスゴー近郊のレンフルシャーである。ベルギーの画家のピーテル・ブリューゲルの作品『雪中の狩人』(1565年)の遠景には、すでに氷上でカーリングを楽しむ人々が描かれている。
 「カーリング」という名称の起源は定かではないが、1630年のスコットランドの印刷物中にこの名称の使用が確認されている。スコットランドでは16世紀から19世紀にかけて戸外でのカーリングが盛んに行われていた。リンクや用具の寸法はヤード・ポンド法で規定されているが、これはスコットランド発祥である名残でもある>

 一方、カーリングの現在の公式ルールは、主にカナダで確立したもので、1807年には王立カーリングクラブが設立されているそうです。当初の話でもあった、ルール作成国を重視した場合は、発祥は別になるというパターンですね。この考え方で言えば、カナダが発祥だと言えそうでした。


●イギリス仕込みのインド式?「インドテニススクール」の謎

2019/09/14:この前入っていたチラシに「インドテニススクール」という文字が見えた気がしました。それを見て、インドはイギリスの植民地だった関係でイギリスの影響が強く、テニスもイギリスの影響があって盛んで、通常とは違うインド式テニスというのがあるのではないか!と考えました。

 ただ、よくよく見ると、なんてことはない見間違い。「"インド"テニススクール」ではなく、「"インドア"テニススクール」でした。「インドアテニス」というのも初めて私は聞いた言葉でしたが、「インドテニス」よりはずっと理解できます。単純に室内でやるテニスのことをそう呼んでいるんでしょうね。

 「インドアテニス」をネットで検索してみると、多数のテニススクールがヒット。中には、「冷暖房完備」を売りにしているところもあり、なるほど!という感じ。炎天下や寒空の下でやらなくて良いというのは、確かに魅力になるかもしれません。


●イギリス発祥スポーツ多すぎ!多数のスポーツがイギリス生まれ?

 上記のチラシの一件の少し前に、渋野日向子選手が全英オープン優勝したという話をきっかけに、「そういやイギリス発祥の大人気スポーツって多いよね?」という話を母としたんですよ。ゴルフの他、サッカー、テニス、野球、そして、クリケットがイギリス生まれだと私は理解しており、そのときはそう言っていました。

 クリケットというのは、日本人に馴染みがないスポーツなのですが、実はファンの多さで言うと間違いなく世界クラスの大人気スポーツ。前述のイギリスと関係が深い大国インドで人気のためです。世界一スポーツ選手の平均年収が高いのはサッカーでも野球でもないでやったように、年収もえらいことになっていて、人気のすごさがわかります。

 ただ、検索してみると、「ゴルフの他、サッカー、テニス、野球、そして、クリケットがイギリス生まれ」という私の理解はだいぶ勘違いがあったようです。ここで私が挙げたスポーツの中には、イギリス発祥というのが不正確だと言えてしまうスポーツが混じっているようでした。


●有名なところではバドミントンも、英領インドの将校らが発明

 イギリス生まれのスポーツが意外に多い理由 | コリン・ジョイス | ニューズウィーク日本版(2013年05月23日(木)13時31分)の作者であるイギリス人ジャーナリストはドイツ人骨董商に、なぜイギリスの田舎に住むようになったか尋ねたところ、イギリスとスポーツに関わる話をいろいろと教えられたといいます。

 作者は、<フットボール(サッカー)の誕生においてイギリスが重要な役割を果たしたことは僕も知っていた>という言い方をしています。また、<「ワールドカップ」があるもう一つの球技ラグビーをイギリス人が考案したことも知っている>ともしていました。

 さらに、野球より人気があるクリケットもイギリス人が考え出したことを知っていたとしています。ここで野球より人気というのは、世界有数の人口大国インドとパキスタンで人気が高いという点からだけでも間違いないだろう、という書き方をしていました。

 ただ、まだまだあるよ…とドイツ人骨董商が説明。スヌーカー(ビリヤードの一種、日本では非主流)やバドミントンは、英領インドの陸軍将校たちがプレーしていたのが起源。ゴルフはスコットランドで始まり、クロッケーはイングランドが発祥の地だとのこと。有名ではないものもありますが、いろいろとあります。


●日本人も大好きなボクシングのルールもイギリス発祥でスポーツ化

 競技としてのスキーを考案したのもイギリス人だとドイツ人の彼は言っていました。スキーは何千年もの間、北欧諸国で移動手段として使われており、その発明者ではありません。ただ、それで山の斜面を滑走するアイデアを思い付いたのは裕福なイギリス人たちだったとのこと。アルペンスキーの誕生です。

 ただ厳密にいえば、イギリスがこれらのスポーツを発明したわけではないと、記事では指摘しています。まず、多くの場合、イギリスが「作り出す」前から、似たような競技が世界各国に存在していたという観点からまずそう言えるでしょう。サッカーがそういったものです。

 ボクシングの場合、ラウンド制やグローブ着用を定めた「クインズベリー・ルール」が19世紀のイギリスで作られ、スポーツとしての地位を確立。公正な戦いとは何かを規定することで、単なる殴り合いが競技になりました。

 テニスの場合は、屋外でプレーするのにふさわしい設備や道具をイギリス人が考え出したことで世に広まったというのは事実。ただ、その何世紀も前からフランスの修道士が行っていたものだそうです。

 また、インド・マニプール州で行われていたポロのように、植民地の人々から教えてもらったスポーツを、イギリス人がルールを定めて世界に普及させた例もあるとのこと。


●イギリスが大人気スポーツの発祥や普及に強く関わった理由とは?

 作者は、これらのことから、イギリス人は主にスポーツのルールの「編集者」「改革者」「脚色者」だったとまとめています。デファクトスタンダードを作り出したようなものですね。これ自体は非常に大切なものであり、矮小化するようなものではないんですけど…。

 そして、こうした体系化が進んだのは19世紀半ばでした。イギリス人にスポーツをする時間的、経済的な余裕が出てきたというのが理由の一つ。娯楽は貧乏人よりも、裕福な人たちから生まれやすいんでしょうかね。日本で江戸時代に文化が発達した…と言われていることをなんとなく思い出しました。

 また、イギリスが世界の多くの地域を支配した時代でもあり、これも重要でしょう。さっきのクリケットの例でわかりますね。ただし、そのクリケットはむしろ例外的で、その他の多くのスポーツは、大英帝国を越えて広まり、国際競技になりました。イギリスの領土にとどまらず、世界クラスになったのです。


●野球の場合はイギリス生まれではなくアメリカ生まれと言うべき??

 野球の話がなかなか出てこなかったのですけど、これは解釈によって異なるようです。数年前、野球の歴史はイングランドのサリー州に遡ることを示す文書が歴史家によって発見されました。その意味では、やはり野球もイギリス生まれと言って良いでしょう。

 ただし、前述のようなルール作りなどを重視する理解で言えば、イギリス人が「考え出した人」と「普及させた人」の両方にはなれないだろうとのこと。野球のルールを作り、人気の娯楽に変え、ほかの国々に広めたのは間違いなくアメリカ人だろうとしていました。

 野球については、Wikipediaも見てみましょう。以下のような書き方をしていました。上記の数年前の発見を踏まえているのか踏まえていないのか判断できない書き方です。

<野球の起源は明確にはされていないが、イギリスの球技である「タウンボール」がイギリス系移民によってアメリカに持ち込まれた後変化し、野球として形成されたと考える研究者が多い。1830年代から40年代に原型が成立した後、主にアメリカの北部でさかんとなり、南北戦争(1861年 - 1865年)を機に南部にも伝えられたことでアメリカ全土において人気を博するようになった。19世紀後半を通じてルールに大幅な改良が加えられ、現在の形となる>

 「~起源説」は基本的に面倒くさいものであり、ここらへんで「厳密には」という話をしていくと、泥沼にハマっていきそうですね。


【本文中でリンクした投稿】
  ■世界一スポーツ選手の平均年収が高いのはサッカーでも野球でもない

【関連投稿】
  ■まずいことで有名なイギリス料理、由緒正しき理由があってまずい
  ■ジョンソン英首相、日本叩きするもデマと指摘されるとすぐに逃亡
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  ■EU離脱派、480億円浮くというデマを投票直後に撤回 デマCMも繰り返し流していた
  ■EU離脱イギリスの末路 ホンダ日産が工場撤退閉鎖、ソニー・パナソニックが欧州統括会社移転など
  ■海外・世界・国際についての投稿まとめ

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