ちょくちょく行方不明者が出るというとんでもない国中国で、日本の大学教授までが消息不明になりました。(2016/3/19)
2016/3/19:
●また中国で行方不明、拘束か?今度は日本の大学の教授
●日本の大学教授の拘束は過去にもあって日本政府も慣れっこ?
●趙宏偉法政大学教授は『膨張する中国 呑み込まれる日本』などの書籍
2019/11/03:
●拘束が多い中国でついに日本人教授まで…岩谷將・北大教授か
●また中国で行方不明、拘束か?今度は日本の大学の教授
2016/3/19:
法政大学教授、中国で行方不明に 拘束された可能性も:朝日新聞デジタル(2016年3月19日17時47分)によると、法政大学の趙宏偉教授が2016年2月末に中国・北京に向かった後、連絡が取れない状態になっていることが関係者の話でわかりました。
大学への届け出によると、2月27日から3月1日の日程で北京に出張という内容。しかし、予定を過ぎても帰国せず、家族が大学に連絡。この間、家族には北京にいるとみられる本人から複数回電話があったものの、ついには連絡が取れない状態にもなっています。
趙教授は中国の政治・外交や東アジアの国際関係などを専門とし、頻繁に中国を訪れていた。前年の末ごろにも訪中していました。中国当局に拘束された可能性もあり、大学などが情報収集を急いでいるそうです。
●日本の大学教授の拘束は過去にもあって日本政府も慣れっこ?
これはたいへんなことで外交問題化するんじゃないか…と感じて書き始めたものの、日本の大学教授の拘束は初めてじゃないみたいですね。何度も起きています。となると、日本政府も危機感を持っていないのかもしれません。
法大の趙宏偉教授、中国で失踪か :日本経済新聞(2016/3/18 22:56)によると、日本を拠点にする中国出身の研究者をめぐっては、13年7月に出身地の上海を訪れた東洋学園大教授、朱建栄氏が当局に身柄を拘束され、14年1月に解放されたケースがありました。中国での学術調査が違法な情報収集に当たるとする嫌疑を掛けられたとされています。
これだけではなく、神戸大大学院国際文化学研究科の王柯教授が14年3月、少数民族の聞き取り調査のため訪れた中国で現地の警察に一時身柄を拘束されていました。それが良いとは思いませんが、日本政府の慣れっこなのかもしれません。
●趙宏偉法政大学教授は『膨張する中国 呑み込まれる日本』などの書籍
趙宏偉の読み方は「ちょう こうい」が一般的ですが、稀に「チャオ・ホンウェイ」というのもあります。詳しい経歴はあまりありませんが、中国の吉林大学(きつりんだいがく)を卒業後、東大で博士号を取っているといった話はありました。
<中国・遼寧省生まれ。吉林大学を卒業し記者などの職業を経験した後、1986年に日本に留学。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修士課程、博士課程を学び、1993年に博士(学術)の博士号を取得して修了。現在、法政大学キャリアデザイン学部教授>
(
趙宏偉 - Wikipedia 最終更新 2016年3月19日 (土) 09:44 より)
また、書籍には『
膨張する中国 呑み込まれる日本
』などがあります。
途中で書いたように日本政府が関わっても良い案件のような気がするのですが、どうなのでしょうね? 日本人が拘束された場合でも、特にこれといった対応はできていないので何もしないかもしれません。
●拘束が多い中国でついに日本人教授まで…岩谷將・北大教授か
2019/11/03:その後も日本関係の人を拘束という話があった気がするのですけど、この投稿があまりにも読まれなかったため、その後は全然書いていませんでした。一方で今回書いたのは、日本人教授が拘束された件だともう少しマスコミの報道があったため、一度書いておこうかなと思ったという理由です。
ただ、結局、マスコミの注目度もやはりそこまでではなく、ネットの関心はさらに低い感じ。今までの拘束事件への無関心もそうなのですけど、普段中国を一生懸命叩いている人たちがこの問題に関心が薄く、日本政府に強く対応を求める動きをしないというのも不思議です。
北大教授が中国・北京で拘束 優秀な研究者に何が!?〈週刊朝日〉|AERA dot.(2019.10.31 07:00)によると、中国・北京で2019年9月、40代の日本人男性が現地法に違反したとして拘束されました。男性は北海道大学法学部教授の岩谷將(のぶ)さんとみられています。
この岩谷さんは、中国現代史の著書も多く、日本が満州国(現・中国東北部)を建国し、日中戦争に突入したころの中国側の動きなど、歴史研究の専門家。拘束の理由は不明で、資料を丹念に調べ、コピーをとっていたらいつのまにか…といった間違いではないかといった推測が出ています。
中国での邦人関係者の拘束については、2018年2月に伊藤忠商事の社員が拘束されてから傾向が変わったとのこと。もともと書いていた話がそうであったように、それまでは在日の中国人などが多かったのが変化。変化の背景として、習近平政権が支配力を強めて忖度が横行し、大したことでなくても今回のような拘束につながりかねなくなったとの見方がありました。
また、現地に行かず信頼性に乏しい日本の中国ウォッチャーが少なくないため、今回のような問題が起こると、ますます現地の情報に詳しくない中国解説が日本で横行するのではないかとも書かれていました。このことを含めて理由の不十分な拘束は、
一見反日なマスコミ報道や売国行為が国益に 愛国が逆に国益を損ないかねない理由で書いたような、一見愛国に見えるのに実際には国益を損なう行為と言えるでしょう。中国にとってもマイナスとなる行為です。
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