冒頭に追記
2022/03/17追記:
●高い成長期待に業績の伸びが追いついていないフィンテック企業 【NEW】
●高い成長期待に業績の伸びが追いついていないフィンテック企業
2022/03/17追記:「フィンテック」って言葉すっかり聞かなくなったな…と思って日経新聞で検索かけたら大量にヒット。私が最近目にしていなかっただけで健在みたいですね。ただ、その日経新聞では、ネガティブな内容が多い
フィンテック、進む優勝劣敗 2022年3月3日 2:00]という記事もヒットしました。
<世界のフィンテック企業に逆風が吹いている。投資家の高い成長期待に業績の伸びが追いついていないためで、株価が半値以下に沈む企業も目立つ。米利上げを警戒したマネーのリスク回避は新規株式公開(IPO)や未上場企業の資金調達に影を落とす>
記事タイトルで「優勝劣敗」としていたように、<デジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するフィンテック企業の株価は持ちこたえており優勝劣敗も進みつつある>とも書かれていて、ここだけ見るとポジティブです。とはいえ、「株価は持ちこたえて」であり、伸びているというほどではありませんね。
また、<投資家の高い成長期待に業績の伸びが追いついていない>というのは、結局、当初紹介していた指摘と同じです。以下にアメリカの例を少し載せておきますが、国内でも新規株式公開(IPO)時に上場時の売り出し価格(公開価格)を下回る例が目立つとされていました。
<株価を半年間でみるとフィンテック代表企業である米決済大手ペイパル・ホールディングスの株価は6割下落した。21年夏に上場したスマホ証券の米ロビンフッド・マーケッツの株価も7割安と上場フィンテックの株価は総崩れの状況にある>
●すでにフィンテック代表企業が破綻!そもそもフィンテックとは?
2016/3/25:最初にそもそもフィンテックとは?という話から軽く。
熱帯びるフィンテック、果実を得るのは誰か | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準<金融(ファイナンス)と技術(テクノロジー)を掛け合わせた造語のフィンテックが熱気を帯びている。フィンテックとは、決済や融資、資産管理といった金融業務にITを活用することで、新しいサービスを作り出す仕組みだ>
では、本題。
ショック! フィンテック大手が取材直後に破綻:日経ビジネスオンライン(2016年3月24日)によると、作者の蛯谷敏さんが破綻報道の1ヵ月前に取材したときは、火の車である台所事情を微塵も感じさせず、堂々と大きなビジョンを語っていたそうです。寝耳に水という感じの破綻でした。
<今から約1カ月前の2月16日のことだ。英フィナンシャル・タイムズ(FT)が、あるフィンテック企業の破綻を報じた。この企業の名は、POWA TECHNOLOGIES(パワ・テクノロジーズ)という。スマートフォンやパソコン向けの決済システムの開発を生業とする、2007年にロンドンで創業したベンチャー企業だ>
パワ・テクノロジーズは無名ではなく、むしろフィンテックの代表企業。"ロンドンのフィンテックを牽引するリーダー格として、英国のデビッド・キャメロン首相も期待していた"そうです。パワ社と提携した企業は、同社によれば独アディダス、仏ロレアル、英蘭ユニリーバなど100社以上いました。
<日本でも、昨年9月からサービスを開始。パワ社のプレスリリースによれば、事業開始から3カ月で国内決済総額は10億円を突破。飲食店など50社以上が採用していたという。
これまでに調達した資金は総額2億2500万ドル(約254億円)。その多くは、冒頭に登場したウェリントン・マネジメントから得た投融資だった。近年のフィンテックブームが追い風となり、パワ社の評価額は一時27億ドル(約3000億円)とも言われた。英国のフィンテック企業では数少ない、“ユニコーン”――評価額が10億ドルを超える未上場企業――の1社にのし上がった>
●ブームで過剰評価されてしまった…フィンテック業界はバブル状態
パワ社の破綻に関しては一部に同情的な声があるものの、「ワグナー氏の経営判断ミスが理由」と厳しく見る向きが多いそうです。ただ、ここで問われなければいけないのは、同社の経営判断だけではないでしょう。パワ社に膨大な金額を託したという投資判断についても、検証が必要です。
<「ロンドンのフィンテック業界がバブル気味なのは否めない。今回の件を反面教師にしたい」と語るのは、金融情報を提供するスマートフォン向けアプリを開発するベンチャー、英インベスターのケリム・デルハリCEOだ。同社は金融知識を提供する教育事業を柱としているが、最近では「フィンテック銘柄」としてくくられ、ベンチャーキャピタルから投資の申し出がひきもきらない。同CEO は「フィンテック銘柄というだけで、投資額が数倍にかさ上げされている」と指摘する。
世界的な金融緩和を背景に、余剰資金がロンドンに流れこんでいるコンサルティング会社のKPMGらの調査によれば、2015年に英フィンテック企業が調達した資金は総額6億7690万ポンド(約1090億円)と前年比3割増となった。世界経済が減速し投資資金が引き上げられる可能性もあるが、3月にECB(欧州中央銀行)が金融緩和を拡大するなど、世界的なカネ余り傾向は当面続きそうだ>
●日本でもフィンテックブームの真っ盛り しかし、米では既に失速か?
また、こうしたフィンテックブームは日本でも起きています。最初の東洋経済オンラインの記事
熱帯びるフィンテック、果実を得るのは誰か | 週刊東洋経済(ビジネス)(二階堂 遼馬 :東洋経済 記者 2016年02月08日)がそれを紹介するものでした。
<2月1日、東京・丸の内の一角で、事務所の開所式が開かれた。ビルを所有する三菱地所は電通グループと一緒に、フィンテック企業向けの共同事務所(コワーキングスペース)を開設した。
開所を記念したイベントでは三菱地所の湯浅哲生常務執行役員が「日本の金融業界におけるメッカの大手町地区を含む丸の内エリアで、フィンテック発展のエコシステムを確立、拡充させたい」と宣言した。
続いて登壇した、金融庁総務企画局企画課信用制度参事官室の神田潤一氏も「金融庁としてもフィンテックの拡大は不可欠と考えている」と、取り組みにエールを送った>
実を言うと、イギリスの代表企業の破綻より早く、アメリカでは
フィンテック投資ブーム、ピーク越えたか - WSJ(By TELIS DEMOS and PETER RUDEGEAIR 2016 年 1 月 25 日 15:19 JST)という記事が出ていました。日英は一周遅れなのかもしれません。
<「フィンテック」革命への抵抗が一部で見られるようになった。ダウ・ジョーンズ・ベンチャーソースによると、2015年10-12月期(第4四半期)の金融テクノロジー会社への新しいベンチャー出資は急減した。
過去との比較では依然高水準にあるものの、ベンチャーソースによると、米新興企業への投資額は前四半期比20%減と過去2年で最大のマイナス幅となり、取引数は11%減の310件となった>
フィンテック企業全部が全部まがい物みたいに受け取られるとそれはそれで困るのですが、中には怪しい企業がありますし、そうじゃなくても過剰評価である可能性を考えてもう少し冷静に評価されるべきでしょうね。
【その他関連投稿】
■
情弱バカにしていたホリエモン、ハリボテ宇宙船で56億円詐欺られる? ■
無駄が多いメルカリ 売り切れて買えない商品をわざと見せている理由 ■
ネット・コンピュータ・ハイテクについての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|