東アジアの子供に近視が多いのは日光不足が原因、豪大研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News 2012年05月07日 10:11 発信地:パリ/フランス
【5月7日 AFP】東アジア都市部の子供たちに近視が多い原因は、勉強やコンピューターゲームや遺伝的なものではなく、屋外で日光を浴びる時間が短いためだとした豪研究チームの論文が4日、英医学専門誌ランセット(Lancet)に掲載された。
日光を浴びると脳内化学物質ドーパミンの放出が促される。このことが、眼球が伸びて目に入った光の焦点が合わなくなることを防ぐと考えられている。
研究を行ったオーストラリア国立大学(Australian National University)のイアン・モーガン(Ian Morgan)教授はAFPの取材に、「明るい光の刺激によるドーパミンの放出が近視を予防していることは明らかだ」と説明した。
東アジアで近視が多い傾向について、50年ほど前までは遺伝的な要因によるものと考えられていた。
だが、モーガン教授は、遺伝ではなく環境によるものだと強調する。教授によれば、読書やコンピューターに没頭すること自体に害はなく、毎日、一定の時間を屋外で過ごしていれば、室内でいくら勉強に励んでも問題はないという。最も近視リスクが高いのは、勉強ばかりしていて外に出ない子供たちだ。
モーガン教授は、近視の予防には通学の時間を含めて2~3時間、屋外で過ごせば「ほぼ安全だろう」と語った。
ある奈良県の眼科医が目について書いたブログ : 近視の環境的要因:両親の近視率は同じなのにシドニーとシンガポールの7歳の近視率はシドニー3%に対しシンガポール29% この違いからわかる遺伝以外の子供が近視になる原因 2012年07月16日21:10 松本眼科院長
シドニー在中の中国人とシンガポール在中の中国人6-7歳の児童における近視率と生活スタイルを調べた報告です。(中略)
●シドニーの児童の近視率は3.3%に対し
●シンガポールの児童の近視率は29.1%と
著しく高い結果となりました。(中略)
さらに同時に行ったアンケート調査の結果、読書時間はシドニーの子供のほうが長かったのです。 近業作業が近視の原因となるなる従来からの定説とは逆の結果となりました。
その他で差のあったのは屋外での活動時間で、シドニーが圧倒的に長かったのです。
業 - Wikipedia
三業
身業(しんごう、kāya-kamma) - 身体の上に現る総ての動作・所作のこと。悪業では偸盗・邪淫・殺生(ちゅうとう・じゃいん・せっしょう)など。
口業(くごう、vacī-kamma) - 語業ともいう。口の作業、すなわち言語をいう。悪業では妄語・両舌・悪口・綺語(もうご・りょうぜつ=二枚舌・あっく・きご=飾った言葉)など。
意業(いごう、mano-kamma) - 意識・心のはたらきで起こすこと。悪業では貪欲・瞋恚・邪見(とんよく・しんい・じゃけん)など。
近視|亀岡市 ひがしはら内科眼科クリニック
小児の近視進行に関する、海外のコホート研究が複数報告されています。いくつか紹介すると、両親が近視(遺伝の影響)、多くの時間を勉強や読書に費やす(近業作業の影響)、IQの高さ、が近視進行の誘因として挙げられています。
また、昔から「屋外で遊ぶといい」「遠くの景色を見るといい」と言われていますが、実際に、屋外活動量の多い児童の近視率が一番低いという報告もあります。これは、 従来から言われているような調節の緩和作用だけでなく、屋外に出て強い日差しをあびることで瞳孔(光が入るところ)が小さくなって、網膜上にクリアな像が結ばれるから、あるいは、日差しによってドーパミンという神経伝達物質の分泌がさかんになることで、眼軸長伸展が抑制されるのでは?と考えられています。
最近の子供たちは、学校でもパソコンを使用した授業があり、日常生活にも携帯型ゲームや携帯電話などが広く普及し、近くで物を見る機会、見る時間が増えています。そのために近視が進行していると考えられています。
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