2020/01/07:
●犬の拾い食いは深刻な問題、毒入り団子などを食べて死ぬ可能性も
●拾い食いで死亡、犬だけでなく人も コーラ飲んで日本人2人が死ぬ
●男子高校生だけじゃなくて立派な大人も拾い食いで死亡していた
●コーラだけじゃなくて青酸カリ入りチョコレートも拾い食い!
●犬の拾い食いは深刻な問題、毒入り団子などを食べて死ぬ可能性も
2020/01/07:昔日本で農薬入りかなにかの毒団子を食べた犬が相次いで死ぬという事件があった気がしますが、検索しても出てきません。なので、とりあえず、出てきた海外の拾い食いの話を最初に紹介。
犬が公園で「何か」を拾い食い… そしたら大変なことになったんだけど!(BuzzFeed News)で出ていたのは、アメリカ・テキサス州の公園で飼い犬を散歩させていたら、何やら地面に落ちているものを食べ始めてしまったというケース。
飼い主は当初、特に気にしていませんでした。ところが、30分ほどしてから、飼い犬の様子がおかしくなります。さらにその日の夜になって、意識を失い始めたので、獣医に連れていきました。ここで薬物検査と尿検査をします。
この検査で検出されたものは、実にアメリカらしいです。テトラヒドロカンナビノール(THC)の値が陽性と出ました。マリファナ(大麻)です。この場合は意図して犬に食べさせるものを撒いたのではなく、THCワックスがついた包み紙か食用大麻の実物を見つけたのではないかと想像されていました。
なお、このケースで犬は亡くなっていません。獣医師によると、副作用は通常は短時間で、マリファナ中毒で死ぬことはめったにないとのこと。ただし、重症な場合は、震え、痙攣、昏睡状態を引き起こすということで、危険なことには間違いありません。
●拾い食いで死亡、犬だけでなく人も コーラ飲んで日本人2人が死ぬ
こうした拾い食いは赤ちゃんも問題になるのですけど、人間の大人ですらやることもあるようです。日本で2人が死んだ事件が過去にあったと知りました。青酸コーラ無差別殺人事件や毒入りコーラ事件と呼ばれているそうです。
Wikipediaによると、最初の死者は1977年(昭和52年)1月3日に毒入りコーラを拾い飲みしています。この日の午後11時半ごろ、東京の東海道新幹線の列車食堂でアルバイトをしていた男子高校生(当時16歳)が、アルバイト先から宿舎へ戻る途中、品川駅近くの公衆電話に置かれていたコカ・コーラを見つけています。
このコーラは未開封だったとされていました。ただ、どうも当時のボトルコーラは、開封した後でもわかりづらかったみたいですね。事件の影響で、一度開栓したら、他者からその状態が分かるスクリューキャップボトルになった他、自動販売機では缶が主流になったといいます。
男子高校生は、このコーラをその場で飲んだわけではなく、宿舎に持ち帰っていました。そして、翌日の4日の午前1時すぎに飲んだところ、異様な味に気づきました。ガブガブ飲んだわけではなく、すぐに吐き出し水道水で口をすすいだのですけど、突然倒れてしまいます。
男子高校生は意識不明の重体となり、直ちに病院に運ばれ、胃洗浄などの救命処置が行われました。しかし、治療の甲斐なくまもなく死亡。死因は青酸中毒です。
●男子高校生だけじゃなくて立派な大人も拾い食いで死亡していた
一人目の犠牲者は当時16歳。もし生きていれば今は60歳近くですね。一応当時はまだ子供でした。ただ、二人目は完璧に大人。当時46歳の作業員です。彼は同じ4日の午前8時15分ごろ、前述の男子高校生がコーラを拾った電話ボックスから第一京浜を約600m北に行った歩道上で、倒れているのが発見されました。病院に運ばれたものの、死亡が確認されています。やはり青酸中毒で、コーラからも青酸反応が検出されました。
警察が周辺を捜索したところ、品川区にある商店の赤電話にも、青酸入りのコーラが置かれているのを発見。そして、これもまた拾い飲みしようとした人がいたみたいですね。その商店の息子(当時15歳)は用事が終わった後に飲もうと思いそのまま出かけたため、かろうじて飲まずに済みました。
これらの事件は同一犯と見られているものの、犯人は見つかっていません。また、私が知ったのは2人死んだという話だけだったのですけど、その後も同様の事件が起きていたみたいですね。ただ、同一犯とは限らず、模倣犯の可能性があります。
第3の事件(大阪)
<東京の事件から約1ヶ月後の2月13日午前6時20分ごろ、大阪府藤井寺市に住む会社員の男性(当時39歳)が出勤途中にタバコを買うため立ち寄った酒屋の公衆電話に、中身の入ったコーラのびんが置かれているのを発見し、飲んだところ突然意識不明に陥り病院に運ばれた。男性が飲んだコーラのびんからは青酸反応が検出された。男性は一命を取り留めたが、退院した翌日に自宅でガス自殺した。
遺書はなかったが、死の直前には家族などに「東京の事件を知っていたのにこのような事態になって世間に顔向けできない」と漏らしていたという。また、「誰もコーラを飲んだ場面を見ていない」「男性の出た症状には青酸中毒特有の症状がなかった」との報道もあった>
●コーラだけじゃなくて青酸カリ入りチョコレートも拾い食い!
また、4つ目の事件以降は、多少違っていて、コーラではなくチョコレートです。こちらのケースでは幸い死者は出ていませんけど、やはり拾い食いした人がいました。先程のケース同様に、犯人は捕まっていません。最初の事件では、青酸化合物を入手しやすい塗装業・加工業者をあたったとのことで、入手は結構難しそうに見えたんですけどね。
第4の事件?(東京)
<翌日の2月14日、東京駅の八重洲地下街で、会社社長の男性(当時43歳)が階段のところにチョコレート40箱入りの紙袋が置かれているのを発見した。男性は、一連の青酸コーラ事件から「このチョコレートにはもしや…」と疑い、警察に届けた。
当初、警察では遺失物扱いされたが落とし主が出てこないため、製造者に返却した。製造会社がこれを調べたところ、製造番号が破りとられていたことから不審に思い、研究所で調べたところ青酸化合物が検出された>
第5の事件?(東京)
<同じく2月14日、東京駅の隣駅である神田駅のトイレでチョコレートを拾った男性がいた。彼は電車に乗るとこれを食べたが、意識不明となって秋葉原駅から救急車で病院に搬送された。病院では食中毒と診断される。幸いにも命に関わるようなものではなく、本人は意識が戻り翌日には退院している。
当時、これは同じ日に神田で発生した青酸チョコレート事件とは関連がないと思われていた。(中略)しかし翌年になって神田の話が捜査員の耳に入り、拾った本人から提供されたチョコレートを分析したところ微量の青酸ナトリウムが含有されていたことが判明した>
<第6、第7の事件?(東京)>
<2件の青酸チョコレート事件を受けて警察が改めて捜査を行ったところ、2月14日以前にもチョコレートの入ったバッグが東京駅に置かれているのを見たと言う複数の証言があった。これらのチョコレートを置いたのは同一人物で、コーラに青酸を入れた犯人である可能性が高いと言われたが真相は判明していない>
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