【クイズ】ダイキン工業の十河政則社長の「十河」の読みとして正しいものはどれでしょう?
(1)そがわ
(2)そごう
(3)とがわ
●意外に将来性ない?セブン-イレブンのセブン&アイとダイキン工業に危険性指摘
2016/4/7:眉唾じゃないかなぁ?と思うのですが、セブン-イレブンが絶好調のセブン&アイも将来は危ないという話がありました。セブンイレブンとともにもう一つ名前が出ていたダイキン工業も意外です。ダイキン工業の場合は以前は業務用主体でしたし、知名度はセブン-イレブンと比べるとだいぶ低いです。ただ、やはり、業績は絶好調なのに危ないという話なんですよね。
なぜこの2社が悪いのか?と言うと、どうもトップが周りをイエスマンで固めてしまっているということみたいですね。「忖度」というのは「他人の心をおしはかること」という意味(
そんたく【忖度】の意味 - goo国語辞書より)なのですが、過去の例で言うと、オリンパスと東芝は「忖度病」でダメになったとされていたのです。そういえば、郵政民営化委員会委員長や日本郵政社長など、政府との関係が深かった西室泰三さんも東芝出身だったことも思い出しました。
<忖度病とは、経営トップの意向を過度に慮るあまり、悪いとわかっていても悪事にまで手を染めてしまうことだ。たとえば、東芝の粉飾決算の原因のひとつは、西田厚聡氏が社長時代に「チャレンジ」と称して到底実現できそうにない販売計画を掲げたことだと見られている。西田氏は具体的な指示をしたわけではなく、配下に忖度させ、結果としてそれが粉飾につながった>
この記事の
いずれ崩壊?セブン&アイやダイキンなど独裁企業に蔓延する「忖度病」 | ビジネスジャーナル(文=井上久男/ジャーナリスト 2016.03.24)では、西田氏といえば、一時は経済団体連合会長の有力候補だったことを指摘。一見立派に見える経営者でむしろこうした事態が起きることがあるようです。
<「名経営者」と持てはやされるトップがいたり、株式を保有するオーナーでもないのにひとりの人間が経営トップとして長期間君臨したりしている会社ほど「忖度病」に侵されている。今は業績が良くても、いつか馬脚が現れる。損失隠しを行って2012年に逮捕されたオリンパスの元社長・会長の菊川剛氏はその象徴的なひとりだ。社内で強権政治を敷き、周囲をイエスマンで固めていた>
●周囲を井上礼之会長のイエスマンで固めているダイキン工業も危ない?
上記までは過去の例。問題の今は絶好調の企業の話です。空調大手のダイキン工業の井上礼之会長は1994年に社長就任以来、20年以上経営トップという長期政権。井上礼之会長は外面は柔和で財界やマスコミ受けは良くても、好き嫌いが激しく、周囲をイエスマンで固めているとのこと。役員用トイレの改修工事でドアのノブを取り換えるのにも、井上氏が気に入りそうなデザインを選ぶとされていました。
<井上氏は後任社長に長年自分に仕えてもっとも忖度が得意な取締役秘書室長の十河政則氏を抜擢した。秘書室長がそのまま社長に昇格すること自体が非常に珍しい人事だ。しかも十河氏は秘書・人事・総務の経験しかなく、営業や生産などの現場をほとんど知らない。これもメーカーの社長としては珍しいキャリアだ>
クイズはこの十河政則社長の苗字について。てっきり「そがわ」だと思ったら、「とがわ」だそうです。選択肢の「そごう」だけでなく、他に「じゅうかわ」「とつかわ」など多数の読み方があるようです。ちなみにかつてあった百貨店の「そごう」は、江戸時代の創業者た十合伊兵衛(そごう いへえ)が由来で同じ漢字ではありません。
【クイズ】ダイキン工業の十河政則社長の「十河」の読みとして正しいものはどれでしょう?
(1)そがわ
(2)そごう
(3)とがわ
【答え】(3)とがわ
●忖度病はなぜ問題?息子を会社に入れているセブン&アイの鈴木敏文会長
さらに日本を代表する企業であるセブン&アイもヤバイって言うのです…と書いていたら、こっちは本当に独裁化をめぐるお家騒動に。
鈴木敏文・鈴木康弘親子のセブンイレブンの失敗事業オムニセブンの件が出てきたので下書き済みのこれを慌てて同日投稿にしました。
<セブン&アイ・ホールディングス(HD)も「忖度病」が蔓延している。鈴木敏文会長は40年近く経営トップの職にあり、氏の意向をいかに忖度できるかが同社での出世を左右する。
ダイキン、セブン&アイHDともに業績は絶好調で、株式市場や世間での評価は高く、井上氏と鈴木氏は「名経営者」と持ち上げられる。両氏は、オーナーでもないのに息子を会社に入れていることも共通点だ>
記事では、<政治でも安倍晋三首相の意向を忖度できる人ほど重用されている>としていました。権力を握る者にとって「忖度」されることは好都合だとも指摘。自分が具体的に指示するわけではないので、「証拠」が残らなくてすむため、「私は何も指示していない。部下が勝手にやったこと」で逃げられます。政治資金などで不祥事を起こした政治家が秘書に責任を押し付けることと似ているとしていました。
この政治の話は置いておくとして、一般論として周囲をイエスマンだらけにするってのはヤバイというのはわかります。優秀な人は排除されてしまい、ワンマン経営者の去った後に残るのは無能な人だけですからね。以前、
スティーブ・ジョブズらカリスマ社長はなぜ悪い?デメリットが多数あるでもやはり「カリスマは判断力を薄める」という問題点が出ていました。で、こっちをよくよく見直すと、やはり政治との共通点を挙げていました。むむむ。こうなると、やはり政治の「忖度病」も無視できないかもしれませんね。
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