イノシシでおもしろいと思った雑学などをまとめ。<本来はおかしい名前?イノシシの意味は「猪の肉(シシ)」だった>、<中国語の「猪」は豚を指す イノシシは豚と同じ種類って本当?>などをまとめています。
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●本来はおかしい名前?イノシシの意味は「猪の肉(シシ)」だった
2018/11/29:2019年の干支(十二支)ということで、イノシシネタを
イノシシ - Wikipediaから紹介しようと思いました。意外なことにおもしろい話が結構あります。「イノシシ」という名前の語源からして、「それ、本当?」という変わった話になっていました。
古い大和言葉では、イノシシを「ヰ(イ)」と呼んだそうです。そして、イノシシは「ヰ(猪)のシシ(肉)」が語源であり、シシは大和言葉で「肉」を意味します。つまり、「イノシシの肉」は「イノシシのイノシシの肉」という意味であり、ダブっちゃいました。このパターン他にもあったような気がしますが、思い出せません。なんでしたっけ?
あと、予想外なことに「肉」でも個人的に驚く話がありました。「ニク」というのは音読みの呉音だそうな。大和言葉じゃなかったんですね!
「肉」の部首・画数・読み方・筆順・意味などでも、音読みがニク、ジクで、訓読みがししとなっています。でも、現代では肉のことを「しし」と呼ぶ機会はほとんどなさそうです。
●中国語の「猪」は豚を指す イノシシは豚と同じ種類って本当?
現代中国語では、「猪(豬)」の漢字は主にブタの意味で用いられており、イノシシは「野猪(豬)」と呼んで区別しているともWikipediaではありました。 というか、中国語が大本なので、日本人が勘違いしたのかな?と思いました。とりあえず、
白水社 中国語辞典によると、豚(豘)は、(文語文[昔の書き言葉]で、「子豚,(広く)豚」という意味で、ブタであることは間違いないみたいですね。
また、そもそもブタは、イノシシが家畜化されるうちに品種化していった動物であり、同じ種類。ブタはイノシシの亜種だと言えます。この関係は、犬と狼、猫と山猫の関係でも言えます。犬と猫については、
犬は猫の仲間であり狼の亜種に過ぎない 猫も山猫の亜種で同じ種で書きました。
なお、元来イノシシはアジアやヨーロッパなどを中心に生息していた動物だったといいます。その後、人間によってイノシシまたはその家畜化されたブタが再野生化したものがアメリカ大陸やオーストラリア大陸などにも放され、爆発的に生息域を広げることになったそうです。
●「のたうちまわる」という言葉、実はイノシシが由来だった…
イノシシは、多くの匂いに誘引性を示し、ダニ等の外部寄生虫を落としたり体温を調節したりするために、よく泥浴・水浴を行う動物だといいます。きれい好きな漢字ですね。泥浴・水浴を行った後には、体を木に擦りつける行動もたびたび観察されるそうです。
イノシシが泥浴を行う場所は、日本では「沼田場(ヌタバ)」と呼ばれました。「ぬたうちまわる(のたうちまわる)」はこの「沼田場(ヌタバ)」に由来しているとのこと。イノシシが横になり転がりながら全身に泥を塗る様子から、苦しみあがくという意味の、ぬたうちまわる(のたうちまわる)という言葉が生まれたといいます。
言葉関係の話でいうと、「猪突猛進」という成句があるくらい突進力が強い、とも書かれていました。イノシシの成獣は70kgかそれ以上の体重がある上、時速45kmで走る事も可能。ねぐらなどに不用意に接近した人間を襲うケースも多いとのこと。人間の場合、背の高さの関係で大腿動脈を破られて失血死するケースが多く、非常に危険なようです。
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